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【JC】バリアシオン、潜在能力は一流

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【JC】バリアシオン、潜在能力は一流

 今年のジャパンC凱旋門賞を勝った3歳牝馬デインドリームに注目が集まっているが、他の3歳馬2頭も実力は十分にある。日本のウインバリアシオンは、3冠馬オルフェーヴルに次ぐ3歳牡馬ナンバー2の存在。東京芝2400メートルは青葉賞V、ダービー2着と得意としており、舞台最適の今回は頂点奪取のチャンスだ。フランスの3歳牝馬シャレータは、凱旋門賞で2着。今回は名手、クリストフ・ルメール騎手(32)=フランス=に乗り替わるだけに、こちらも侮れない。

 厩舎にいい流れがきている。先週のマイルCSエイシンアポロンで勝ち、GI初制覇を飾った松永昌調教師が、今週は3歳牡馬のウインバリアシオンで大舞台に挑む。

 「(2週連続GI制覇は)そうは、うまくいかないよ。ただ、状態は最高だし、東京は2戦1勝(青葉賞)2着1回(ダービー)といいから。あとは3歳と古馬と、どれだけ力の差があるかだけど、そんなに差はないと思うよ」

 松永昌師は、初めてとなる世界&日本のトップクラス相手でも、意欲満々だ。今年の日本馬ではただ1頭の3歳馬。GI勝利こそないが、ダービー、神戸新聞杯菊花賞と3戦連続でオルフェーヴルの2着。3冠馬に接近してきた安定した走りを、松永昌師は信頼している。

 「生まれた年が悪かったとみんなに言われるよ。(菊花賞は)普通なら、あの時計で走れば勝っている」。竹邑厩務員は苦笑いを浮かべる。3000メートルの走破時計は3分3秒2。過去10年の菊花賞優勝馬で、これを上回っていたのは06年ソングオブウインド(3分2秒7)のみ。バリアシオンの潜在能力が一流である証明といえる。

 前走後の気配も良好だ。「菊花賞の後、1日休ませただけ。ずっと乗っているよ。春先はツメが弱く、歩様もゴトゴトしていたが、今は何の心配もない」とトレーナーが目を細める。竹邑厩務員も「菊花賞は道中、のんびり走らせて、目一杯走ったのはラスト1000メートルだけ。だから反動はなかった」と言う。1週前追い切りはCWコースで6ハロン82秒4、ラスト1ハロン12秒4をマーク。騎乗した安藤勝騎手も「相変わらず動きはいい」と状態に太鼓判を押した。

 ライバルの3冠馬がいないが、3歳馬にとって今は伸び盛りの時期。菊花賞からさらなる成長があれば、古馬相手でも通用する余地はある。昨年は同じダービー&菊花賞2着のローズキングダムがV。2年連続で3歳馬の“世界”制覇が成し遂げられても、驚きはしない。(森本昭夫)

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