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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 横山武史 | 美 手塚貴久 | 462(0) | 2.00.6 | 5.2 | 2 | 35.5 | ⑮⑮⑮⑰ | |||
2 | 7 | 14 | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 478(-6) | 2.00.8 | 1 1/4 | 9.0 | 5 | 36.6 | ⑤⑥⑥④ | ||
3 | 4 | 7 | 牡3 | 57.0 | C.ルメー | 栗 西村真幸 | 494(-8) | 2.01.1 | 1 3/4 | 3.8 | 1 | 36.4 | ⑪⑩⑩⑩ | ||
4 | 8 | 17 | 牡3 | 57.0 | 津村明秀 | 美 斎藤誠 | 504(0) | B | 2.01.1 | アタマ | 107.2 | 13 | 36.7 | ⑨⑨⑧⑧ | |
5 | 2 | 4 | 牡3 | 57.0 | M.デムー | 栗 須貝尚介 | 498(+2) | 2.01.3 | 3/4 | 48.0 | 12 | 36.7 | ⑬⑬⑩④ | ||
6 | 6 | 11 | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 | 栗 友道康夫 | 500(+4) | 2.01.3 | アタマ | 17.8 | 8 | 36.4 | ⑫⑫⑭⑩ | ||
7 | 4 | 8 | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 488(+4) | 2.01.5 | 1 1/4 | 18.4 | 9 | 36.4 | ⑯⑯⑮⑯ | ||
8 | 3 | 6 | 牡3 | 57.0 | 三浦皇成 | 美 鹿戸雄一 | 482(+8) | 2.01.9 | 2 1/2 | 138.2 | 15 | 37.1 | ⑬⑬⑬⑩ | ||
9 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | D.レーン | 栗 須貝尚介 | 506(+4) | 2.02.0 | 1/2 | 7.7 | 4 | 37.4 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
10 | 7 | 15 | 牡3 | 57.0 | 田辺裕信 | 栗 上村洋行 | 496(-4) | 2.02.4 | 2 1/2 | 6.3 | 3 | 38.7 | ②②③④ | ||
11 | 2 | 3 | 牡3 | 57.0 | 石川裕紀 | 美 相沢郁 | 480(-4) | 2.02.8 | 2 | 185.2 | 16 | 39.1 | ③④③③ | ||
12 | 7 | 13 | 牡3 | 57.0 | 嶋田純次 | 美 大和田成 | 448(-8) | 2.02.9 | 1/2 | 185.9 | 17 | 39.5 | ①①①② | ||
13 | 8 | 16 | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 栗 武幸四郎 | 524(-4) | 2.02.9 | クビ | 9.6 | 6 | 39.3 | ⑤②②① | ||
14 | 8 | 18 | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 宮徹 | 510(+8) | 2.02.9 | ハナ | 36.8 | 11 | 37.4 | ⑯⑰⑱⑱ | ||
15 | 1 | 2 | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 藤岡健一 | 436(-8) | 2.03.4 | 3 | 113.2 | 14 | 38.2 | ⑱⑰⑮⑮ | ||
16 | 5 | 10 | 牡3 | 57.0 | 石橋脩 | 栗 松永幹夫 | 514(-10) | 2.03.4 | クビ | 259.1 | 18 | 39.0 | ⑧⑧⑧⑧ | ||
17 | 5 | 9 | 牡3 | 57.0 | 横山和生 | 美 奥村武 | 494(0) | 2.03.7 | 1 3/4 | 17.7 | 7 | 39.6 | ⑤⑥⑥④ | ||
18 | 6 | 12 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 安田隆行 | 540(+4) | 2.06.1 | 大差 | 22.1 | 10 | 42.2 | ③④⑤⑩ |
ラップタイム | 12.3 - 10.9 - 11.9 - 11.6 - 11.8 - 12.4 - 12.5 - 12.7 - 12.5 - 12.0 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.2 - 35.1 - 46.7 - 58.5 |
後半 | 62.1 - 49.7 - 37.2 - 24.5 - 12.0 |
■払戻金
単勝 | 1 | 520円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 | 220円 | 3番人気 |
14 | 270円 | 5番人気 | |
7 | 160円 | 1番人気 | |
枠連 | 1-7 | 1,280円 | 4番人気 |
馬連 | 1-14 | 3,510円 | 13番人気 |
ワイド | 1-14 | 1,290円 | 14番人気 |
---|---|---|---|
1-7 | 560円 | 2番人気 | |
7-14 | 620円 | 4番人気 | |
馬単 | 1-14 | 5,520円 | 19番人気 |
3連複 | 1-7-14 | 3,770円 | 5番人気 |
3連単 | 1-14-7 | 24,780円 | 52番人気 |
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土曜日の中山芝のレース結果、近年の皐月賞の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は天気に恵まれて、月曜日から金曜日の間に雨量計で観測された降水はゼロ。しかしながら、土曜日の開催中はまとまった雨が降るあいにくの空模様。芝コースは終日含水の多い状態(JRA発表は良→稍重→重)でレースが行われた。
土曜日施行の芝平地競走4鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、10、1、8番手。当初は馬場の2分どころから内めを選択する馬が頑張っていたが、降雨に伴う馬場悪化につれ、内寄りを通る馬の負荷がアップ。2分から中央寄りを選択する馬の好走頻度が高くなった。
枠順については内外の差が小さい印象。一方、最後の直線で馬場の中央寄りを通る馬の上位進出が増えてきている。そのあたりを鑑みると、内に大きな利がある状況とは言い難く、外め優位の馬場に近づきつつある状態と捉えるのが正解かもしれない。
ちなみに、Bコース変更後に施行された芝内回り中距離(1800m・2000m)戦は8鞍(4月1~15日)。勝ち馬8頭中7頭が4枠より外。1枠馬が勝った1鞍にしても、6~8枠馬がタイム差なしの2~3着に食い込んでいた。現状、内回りの中距離戦では中~外枠が優勢の立場にある。その点は気に留めておいたほうがいいだろう。
日曜日開催中の天気は不安定(16日7時の時点)。なんにせよ、前日の雨天開催によって、見た目以上に馬場の傷みが進んでいるのは確か。加えて、未明まで降り続いた雨によるダメージも気になるところ。内めの傷んだ洋芝の下にある野芝部分や路盤に悪影響を及ぼし、レースが重なるにつれ、内と中~外の状態差が拡大する可能性もある。
となれば、比較的凸凹の少ない部分を先んじてキープできる、中団より前めの位置で運ぶ馬の優位性が増してくるはず。キックバックも目立ってきており、それを避ける意味でいえば、包まれにくい位置から進む馬が有利になることもあり得る。よって枠順に関しては、引き続き中~外(4~8枠あたり)に対する意識を強めたほうがいいかもしれない。
なお、近年の皐月賞は前走の最終4角通過順位が5番手以内だった馬が優勢。過去5年の1~2着馬10頭中9頭を占め、優勝馬はみな該当する。位置取りという要素は先述した馬場傾向にもマッチすることから、今年も条件を満たす馬には相応の評価をすべきだろう。
また、前走の上がり3ハロン順位が5位以内だった馬が存在感を発揮しているのも、近年における皐月賞の大きな特徴。過去5年の1~2着馬は、いずれもこの条件に合致する。馬場コンディションに関係なく、最後までしっかりと脚を使える馬が幅を利かせる傾向が強い。位置取りとセットで押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、先述した要点(4~8枠+前走位置取り+前走上がり3ハロン順位)をクリアしているのは、⑩ラスハンメル、⑭タスティエーラ、⑮ベラジオオペラ。従って当欄では、この3頭を狙いどころとして推奨したい。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×単勝マイスター「夢月」が皐月賞を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) 夢月(単勝マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第11回は皐月賞について教授・豚ミンCプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【教授】―独自指数×前売りオッズで期待値自動算出!統計的な"買い"な馬に注目!
オリジナルのスピード指数と前売りオッズを統計解析。出走全馬の勝率、複勝率を再計算し、期待値の高い買い目を自動算出。日夜、回収率向上と格闘する教授プロに皐月賞の予想についてお聞きしました。
―予想にプログラミングやスピード指数を活用されているとのことですが、同様の手法を取る予想家はほかにもいると思います。ご自身の独自性があればお願いします。
馬場差、斤量だけでなく、位置取りやペースにも補正をかけていますので、2、3着馬の指数が、1着馬より高くなることもめずらしくありません。指数が高くても配当が見合わなければ本命、相手馬にはしないので、純粋なスピード指数派とは言えないかもしれませんね。
―ありがとうございます。早速ですが、皐月賞出走馬の指数はどう出ているでしょうか。
私の指数でも下馬評どおり、近来稀にみる混戦と出ています。能力比較は常に大切ですが、それと同時に今回は、「揉まれる競馬の経験の有無」や「乱ペースへの対応力」も問われるレースになると見ています。
―レース経験の少ない馬は難しいですよね。コースへの対応力も重要かと思います。コース適性という意味で、気にかかる馬はいるでしょうか。
3歳春の段階では、距離適性はあまり問われないと思います。ただ、中山内回りの適性を考慮することは大切です。有力馬の中では、ソールオリエンスが多頭数、G1ペースの中山2000mに対応できるかが気になります。
―過去2戦は、どちらも少頭数で緩ペースでしたね。
そのとおりです。直線だけの瞬発力勝負なら非凡なものがありますが、今回は無理に好位置確保に動けば直線脚が鈍る可能性は否めませんし、このメンバーで中山内回りを後方から大外一気は難しそうです。実際、横山武史騎手も「トモの甘さ」を指摘していて、後方からの競馬になる公算のほうが高そうです。
―いろいろな記事で見かけますね、トモの甘さの指摘は。ステップレースのレベルをどうお考えでしょうか。
今年は、昨年の共同通信杯のように、飛び抜けて高い指数のレースはありません。ただ、レースの質という意味で、スプリングSはスタートから最後までペースの落ちない先行馬に厳しい締まったレース。共同通信杯は前半好位置争い、中間の折り合いの良さを試されるレースとなりました。ホウオウビスケッツ、ファントムシーフ、タスティエーラは本番前に良い経験をしたと思います。
―ここで、ホウオウビスケッツが挙がりますか。共同通信杯の見解も、とても参考になります。勝ち馬ファントムシーフの評価をお願いします。
ホープフルSでは出遅れや勝負どころの反応の悪さもあって、100%能力を発揮できませんでしたが、前走の勝ちで能力の高さは再確認できました。共同通信杯組のその後の活躍も同馬の優秀さを後押しています。
―共同通信杯4着のタスティエーラが、次走弥生賞を勝ちましたよね。その2着はトップナイフでした。両者の指数はどう出ていますか。
私の指数ではタスティエーラは一戦ごとに右上がり、トップナイフはここ4戦ほぼ横ばいで推移しています。成長曲線どおりなら、本番もタスティエーラに分があります。
―順当ならタスティエーラが上なんですね。反対に、トップナイフが上にくるならどのようなケースが考えられるでしょう。
トップナイフはやや切れ味不足、立ち回りのうまさが武器の馬なので、控えてよいとは思えません。逆転があるなら、時計の掛かる馬場で、楽に好位を取れる展開になったときでしょう。
―雨予報もあるので尚更難しいです。下手な三角関係のようですが、タスティエーラによるファントムシーフ逆転はあるでしょうか。
タスティエーラは共同通信杯の時点でキャリア2戦目でしたので、ファントムシーフとの勝負付けはまだ済んでいないと考えています。ただ、成長過程のこの時期に、短い間隔で使ったことだけが気がかりです。
―状態面も加わると、いよいよわからなくなります…。別路線で、きさらぎ賞のフリームファクシは、やや折り合いに難があるような気もしますが、この馬のベスト条件はどのあたりとお考えですか。
ゴール前で大きく失速するわけではないので、それなりに折り合えているような気がします。ただ、口向きの悪さと、馬群を嫌う傾向は窺えますね。スピードの持続力を求められる、マイルから2000mぐらいまでのレースに適性を感じます。現段階では、すんなりと好位の外目に着けられる展開にならないと大凡走もあり得ると思いますが、条件が合えば大きく抜け出すだけのポテンシャルも感じます。近2走の指数は他の有力馬と遜色ないので、気性の悪さとローテーションの地味さによって、人気にはなりにくいのは魅力です。
―折り合いではなく、馬群ですか。となると、枠順は重要になりますね。最後に現状どの馬を中心視しているかお聞かせください。配当を気にしなければ、有力候補はシャザーン、ショウナンバシット、タスティエーラ、ダノンタッチダウン、ファントムシーフ、フリームファクシ、ホウオウビスケッツ。最終的には馬券的妙味最優先で、最大5頭に絞ります。
取材後記:論理的かつ、明快にご回答いただきました。ホウオウビスケッツ号に注目します!
【豚ミンC】―庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!
10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめをきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに皐月賞の予想についてお聞きしました。
―混戦模様に映りますが、予想のポイントはどのあたりになるでしょうか。
かなりの混戦だと思います。このレースを依頼するのは嫌がらせですよ(笑)。ポイントは、どの馬が強いかしっかり見極めることとしか言えないですね。
―舞台適性的にはどうでしょう。中山芝2000mが合う合わないと考える馬がいればお願いします。
右回りなので、左回りしか経験のない馬だと戸惑うかもしれませんが、出走馬にいますかね? すっと挙がってくる馬はいないですね。
―大箱がいいか、今回のような小回りがいいかという観点だとどうですかね。
う~ん、どうだろうな。そもそも、私に小回りという概念はあまりないんですよ。
―へえ。もう少し詳しくお願いします。
昔は、コーナーがとか、小回りだからとかありましたが、競走馬って育成の頃からもっときついコーナーで走っている馬がほとんどなのであまり関係ないと思っています。実際、同期の助手も「※札幌と函館でなんも変わらん」て言っていましたし(笑)。地方の小さい競馬場や超大跳びやキリンみたいな馬なら影響が出てくるかもしれませんが…。
※札幌は函館に比べてコーナーが緩い。
―キリンみたいな馬(笑)。ご自身の騎乗経験からも、同感といった感じでしょうか。
そうですね、私も育成のもっときついコーナーで走ったことがありますが、例外的な馬は別として、大半の馬はとりあえず曲がって行きます。小回り云々なんて、馬にさえまともに乗った経験のない予想家が言ってることでしょ? 育成の人からすれば競馬場ならどこも気持ちよく回ってくる感じかと思います。
―なるほど。たしかに乗っていないでしょうね、ほとんど。では、前哨戦のなかでレベルの高いと思うレースはありますか。
共同通信杯は、負けた馬がその後の重賞を勝っているので、レベルが高いと考える方が多いかもしれません。ただ、結局相手が弱いような気もしていて、どの路線もどっこいどっこいのような気もします。なのでそれらと直線戦っていないスプリングS組とかはもしかしたら面白いかもですね。
―スプリングSは、緩みないペースに映りますが、最も強い競馬をしたのはどの馬と考えますか。
展開面を考えると2着のホウオウビスケッツが強い競馬をしたことになるんですかねえ。穴で狙ってみてもいいんじゃないでしょうか。
―勝ったべラジオオペラの1ハロン延長はどうみていますか?
距離はやってみないと分からないです。雰囲気的には2000mでも問題ないと思いますが。
―やってみないとの部分が多いですよね。京成杯を勝ったソールオリエンスが、ハイペースをこなせるかどうかも難しいでしょうか。
わからないですよね。本命を打つなら、ハイペースになっても大丈夫、という希望的な観測が出るだけです。
―では、共同通信杯2着タッチウッドですが、出遅れからハナに立つ前走のような競馬をしたために、制御が利かなくなる可能性はあるでしょうか。
前走は出遅れたために目立っただけで、初戦もギリギリでしたからね。皐月賞も枠次第では出遅れて御せずは普通にあると思います。今回は武騎手ですか。ピューッて行っちゃうかもしれませんね。
―タッチウッドは枠に注目ですね。現状、中心視しているのはどの馬でしょうか。
え~う~ん、フリームファクシかなぁ。ほとんど鞭使ってないですよね、この馬。全能力発揮したら面白いかもしれない。うん、理由はあんまり鞭を使ってないからです(笑)。
―(笑)。では、人気サイドで、危険だと思う馬がいればお願いします。
ソールオリエンスです。京成杯の4角と同じことをしたら危険じゃないですか。あれっ、そういう危険じゃなかったです?
―そっちの危険で(笑)。ええと…最後に、挙がらなかった馬のなかで、注目している馬がいましたらお願いします。
出られたらグラニット。大逃げしてくれれば面白いので出てほしいです。
取材後記:私はいつか馬に乗ります。そして『危険』な人気馬はソールオリエンスでした。
以上、プロ予想家2名の皐月賞への見解と注目馬を紹介しました。小回りへの見解が分かれるという、面白いですねえ競馬は。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われる皐月賞の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ソールオリエンス【B】
美浦南W併走。直線を向いて間もなくモタつくような場面もあったが、その後はバランスの良いフォームで、力強く脚を伸ばした。身のこなしも柔らかく、体調面に問題はなさそう。あとは前進気勢が強い馬だけに、本番でジョッキーが制御できるか否か。その1点に尽きる。
②ワンダイレクト【B】
栗東CW併走。前進気勢が強いせいか、首の振り方こそバラつきがあるものの、脚さばきは素軽く、前後のバランスも悪くない。トータル的に見れば、キビキビと走れている印象。ようは、実戦に行っての折り合いと脚の使いどころ次第。騎手の手腕に委ねるほかない。
③グリューネグリーン【C】
美浦南W併走。落ち着いて走れているし、四肢の回転も滑らか。仕掛けに対する反応も悪くない。一方、脚元の力感が薄く、迫力はひと息。追い抜いたあと、かなりソラを使っていた点もいただけない。まだ、良化の余地を残している感が強く、G1で大望まではどうか。
④ショウナンバシット【B】
栗東坂路併走。四肢のさばきに力感があり、完歩も大きい。ラストで気を緩めてしまい、鞍上に気合を入れられていた点は割引材料だが、ゲキに応えて先着を果たした勝負根性は評価できる。及第点の仕上がりと判断したい。
⑤フリームファクシ【B】
栗東坂路併走。体の軸がブレ気味のうえ、ラストで手前を戻した点はいただけない。しかしながら、乗り手の体重差があるとはいえ、ソダシに先着した根性と脚力は評価してしかるべきもの。少なくとも、前回のデキを下回るということはなさそうだ。
⑥ウインオーディン【C】
美浦南W併走。きれいな脚さばきで、柔らかい身のこなし。その一方、手前を左に替えると、モタつくような仕草を見せ、フォームも乱れ気味。立て直したあとはスムーズに走れていたのだが……。左手前を多用する中山のG1へ臨むにあたり、何かしら不安を覚える内容だった。
⑦ファントムシーフ【A】
栗東CW併走。頭高めのフォームはいつものこと。この馬なりに首をしっかり振って活気も十分。前肢を大きく使った走りは見映えが良く、着地も力強い。ラストで僚馬が外から迫ると、強く追われずともギアを上げて体勢有利のフィニッシュ。優に合格点の仕上がりだろう。
⑧トップナイフ【A】
栗東CW単走。掛かる面を出して敗れたあとだけに、軽く流す程度の内容でも落ち着いて走れているのは好印象。途中で他の併せ馬に抜かれても、リズムを崩さないあたりに、精神状態の良さが窺える。ブレのないフォームで、悠然と進む姿は見映えがいい。好調だろう。高く評価したい。
⑨ホウオウビスケッツ【B】
美浦南W単走。適度な前傾姿勢を保ち、体の使い方が上手。四肢のさばきは素軽く、可動域も広い。惜しむらくは最後に手前を戻して、幾分バランスを崩してしまったこと。それがなければ、申し分なしのA判定だった。
⑩ラスハンメル【C】
栗東CW併走。首を小刻みに使ってリズム良く動けているし、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くない。反面、強く追っている割に、ラストの伸びが物足りないような気も。現状の走りを活かすには、他馬の決め手が削がれる馬場、加えて展開の恩恵も欲しい。
⑪シャザーン【B】
栗東坂路単走。前後左右のバランスがとれたフットワークで登坂。体幹もしっかりしている。残念なのはラストで手前を右に戻したこと。右回りのG1に挑むことを考えると、もう少し左手前で踏ん張って欲しかったような気も。今回は動きの質を評価してのB判定としたい。
⑫ダノンタッチダウン【B】
栗東坂路単走。頭の位置こそ高めながら、四肢の可動域は広く、集中力も高い。もう少し後肢に力強さが欲しい気もするが、1週前の集中力散漫な走りに比べれば、様子はかなり良くなった。満点には至らずとも、着々と状態は上向いている。
⑬グラニット【C】
美浦南W併走。僚馬の後ろに控えても、嫌がる素振りを見せず、きちんと折り合いはついていた。反面、いい頃と比べて、脚元の力強さを欠いているようにも映る。直線途中で手前を右に戻していたのも気になるところ。評価は上げづらい。
⑭タスティエーラ【B】
美浦南W併走。直線を向いてから頭を振るなど、うるさい面を出して、鞍上は抑えるのにひと苦労。ただ、抜け出す際の脚力は秀逸。これを見せられると、安易に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
⑮ベラジオオペラ【A】
栗東CW併走。軽めの内容ながら、折り合い良く、集中力のある走り。整ったフォーム、前後左右のバランスがとれたフットワークで駆けるさまは見応え十分。しっかり追えば、弾けそうな余韻を残しているのも好感が持てる。上々の仕上がり。
⑯タッチウッド【B】
栗東坂路単走。輸送を考慮して軽めの内容。体を持て余し気味ではあるが、馬格を活かしたパワフルな走りは健在。この馬とすれば我慢がきいているのもいい傾向。フォームも崩れておらず、それなりに整えてきた印象を受ける。
⑰メタルスピード【B】
美浦南W併走。相変わらず舌を越しているし、首周辺の発汗も目につく。ただ、折り合いは欠いておらず、鞍上の促しに対する反応も良かった。最後まで低い重心を維持していたことも評価できる。この馬なりに順調と捉えてもいいのではないか。
⑱マイネルラウレア【B】
栗東坂路併走。序盤こそ脚さばきに若干の重さを感じたが、中盤あたりで手前を替えると即座に加速。体をしっかり使って、力強く脚を伸ばした。2度の回避を経てのG1挑戦となるが、稽古の動きを確認する限り、その影響はさほど窺えない。侮れない存在だ。
◆ウインオーディン・鹿戸調教師「いい動き。距離は問題ないので、体調の良さでどこまで」
◆グラニット・大和田調教師「今までで一番いいデキ。粘りが増したし、何としてもハナへ」
◆グリューネグリーン・石川騎手「抜け出してからの反応が良かった。状態は上がってきている」
◆シャザーン・友道調教師「いい動きだし、落ち着きもある。器用さがあるので舞台も問題ない」
◆ショウナンバシット・須貝調教師「動きは良く乗り込みも十分。使いながら競馬を覚えてきた」
◆ソールオリエンス・手塚調教師「体重より大きく見えるし、すごく良くなっている。人気に応えられるレベルの馬」
◆タスティエーラ・堀調教師「ブリンカーは効きすぎる印象。馬具は松山騎手と相談して決める」
◆タッチウッド・武幸調教師「順調にきている。代謝が良くなり、状態は前走より上向いている」
◆ダノンタッチダウン・安田隆調教師「いい追い切り。ダービーに向け、いいレースをしたい」
◆トップナイフ・昆調教師「重賞3戦連続2着は力がある証拠。使って落ち着きが出てきた」
◆ファントムシーフ・ルメール騎手「前走のようにいいスタートを切れれば中山でも大丈夫。大きなチャンスだと思う」
◆フリームファクシ・須貝調教師「ここまで2000メートルばかりを使ってきた。教えてきたことを生かしてほしい」
◆ホウオウビスケッツ・奥村武調教師「いつも想像の上を行ってくれる馬。チャンスはある」
◆マイネルラウレア・宮調教師「いい動きで息づかいも良かった。現時点でどれだけやれるか」
◆メタルスピード・津村騎手「右側だけブリンカーを着けてモタれる面は良くなった。一発を」
◆ラスハンメル・松永幹調教師「期待していた馬。スタートは速くないが、逃げてもいい」
◆ワンダイレクト・藤岡調教師「前走からさらに良化。それほど力の差はないと思っている」(夕刊フジ)
2013年以降(過去10年)の1~3着馬のキャリアを確認すると、2~7戦の範囲で収まっている。ただし、キャリア6~7戦の複勝圏入りは、G1で3着以内の好走経験があった馬のみ。キャリア2戦の好走(3着以内)は、無敗の重賞勝ち馬に限られる。その点には注意したい。
(減点対象馬)
⑧トップナイフ ⑬グラニット ⑯タッチウッド ⑰メタルスピード ⑱マイネルラウレア
2013年以降の3着以内馬30頭の前走使用競馬場を検証すると、東京、中山、京都、阪神の4通りに集約される。京都開催がなかった(2020年11月2日より開催休止)、昨年もこの傾向は続いていた。今年も東京、中山、阪神の3組を優先したほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑤フリームファクシ ⑱マイネルラウレア
2013年以降の1~3着馬30頭の前走を距離で分けると、1600m、1800m、2000mの3パターンに絞られる。なお、1600m組の好走(3着以内)は、前走重賞1着馬のみ。気に留めておきたい傾向といえよう。
(減点対象馬)
⑪シャザーン ⑫ダノンタッチダウン
前走の着順については弥生賞ディープインパクト記念(旧・弥生賞)なら4着以内、それ以外の重賞であれば2着以内、非重賞戦の場合は1着がひとつの目安。2013年以降の1~2着全馬がこの条件をクリアしている。
(減点対象馬)
③グリューネグリーン ⑥ウインオーディン ⑩ラスハンメル ⑬グラニット ⑰メタルスピード
2013年以降の3着以内馬30頭は、みな前走で単勝6番人気以内の支持を集めていた。前走が7番人気以下の低評価だった馬は強調しづらい。
(減点対象馬)
⑥ウインオーディン ⑬グラニット ⑰メタルスピード
近年は馬格のある馬が優勢。2013年以降、前走の馬体重が460キロ未満だった馬の2着連対圏入りはゼロ。基本的に前走の馬体重が460キロ未満だった馬は、疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
②ワンダイレクト ⑬グラニット
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このレースの特徴は非常にわかりやすい。U指数5位以内の2頭+やや指数が伸び悩んでいる馬1頭という組み合わせで決着する年が多いのだ。2019年は1着サートゥルナーリア(10位)、2着ヴェロックス(4位)、3着ダノンキングリー(2位)。2020年は1着コントレイル(2位)、2着サリオス(3位)、3着ガロアクリーク(11位)。2021年は1着エフフォーリア(8位)、2着タイトルホルダー(2位)、3着ステラヴェローチェ(4位)。2022年は1着ジオグリフ(3位)、2着イクイノックス(6位)、3着ドウデュース(2位)。というように、直近4年は典型的なパターンで決まっている。今年も例年にならい、同じような指数順位の組み合わせを意識したアプローチで臨みたい。
今年は上位人気が予想される面々が軒並み高指数をマークしており、堅く収まる可能性が高いと判断。ヒモ荒れはあっても1頭のみと考え、上位勢を中心に攻略していきたい。前走弥生賞勝ちの1位⑭タスティエーラ(94.8)。前走共同通信杯勝ちの2位タイ⑦ファントムシーフ(93.7)。前走スプリングS勝ちの4位⑮ベラジオオペラ(92.6)。トライアルもしくは主要前哨戦を勝って臨むこの3頭は、人気妙味がなくても外すわけにはいかない。
もう1頭、6位以下から底知れぬポテンシャルを感じさせる2戦2勝馬の9位①ソールオリエンス(91.4)に注目する。
昨年はドレフォン産駒のジオグリフが勝ち、2着にはキタサンブラック産駒のイクイノックスが入線したため、新種牡馬の産駒2頭によるワンツー決着となった。なお、一昨年も1着エフフォーリア(父エピファネイア)、2着タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)、3着ステラヴェローチェ(父バゴ)――いずれも皐月賞では産駒として初めての好走例となるが、上位2頭においては初出走でもあったので、種牡馬傾向も変わりつつある印象を受ける。
ほか、近年の傾向としてはディープインパクト(または全兄ブラックタイド)、ハーツクライ、Kingmamboの血を引く馬で上位を賑わせおり、昨年も1着ジオグリフがKingmambo、2着イクイノックスがブラックタイド、3着ドウデュースがハーツクライと上手く住み分けられていることも興味深い。
タッチウッドは、父ドゥラメンテ×母アメージングムーン(母の父アドマイヤムーン)。同産駒は21年タイトルホルダーが8番人気2着と下馬評を覆す走りを披露。キングカメハメハの直系はルーラーシップ産駒も人気薄での激走が目立つが、同種馬はドゥラメンテの叔父にあたる続柄であることを気に留めておきたい。共同通信杯・2着から挑む本馬の臨戦過程は父ドゥラメンテを彷彿とさせるだけに、皐月賞での父仔制覇にも自ずと期待が高まる。
ホウオウビスケッツは、父マインドユアビスケッツ×母ホウオウサブリナ(母の父ルーラーシップ)。本馬は母の父がキングカメハメハの直仔であるとともに、2代母トラヴェシーアがキングカメハメハの半妹という意欲的な配合。一方、父は昨年の勝ち馬を出したドレフォンと同世代で、16年BCスプリントでは1・2着となったことがあるなど、興味深い実績の持ち主。新種牡馬や初出走の産駒が台頭している近年の傾向からも動向を注視したい。
ベラジオオペラは、父ロードカナロア×母エアルーティーン(母の父ハービンジャー)。同産駒は4頭が出走して、19年サートゥルナーリアが勝利をつかむほか、18年ステルヴィオ、21年アドマイヤハダルの2頭も4着と善戦。本馬においては中山巧者を多く出す一族の出身でもあり、00年皐月賞を制したエアシャカールが近親にいることも特筆できるだろう。3戦3勝の戦歴どおりに資質は高く、卒なく立ち回れる賢さはG1でも大きな武器となる。
編集部(以下、編) 昨日の土曜日版でもお伝えしたように、桜花賞は継続騎乗のワンツースリー決着でした。やはり、クラシックは乗り替わりには厳しい!
新良(以下、新) トップジョッキーがお手馬と参戦するケースが多いですからね。それはやむを得ないでしょう。
編 でも、乗り替わりがノーチャンスというわけではありません。ハマるときはハマりますし、昨年はルメール騎手から福永騎手に乗り替わったジオグリフが勝利。新良さんはバッチリ的中させています。
新 それ以前を振り返っても、2015年のドゥラメンテ、2019年のサートゥルナーリアも乗り替わりですからね。皐月賞は、わりと期待できるレースといっていいかもしれません。
編 おお、確かにそうですね。桜花賞は2年連続的中とはなりませんでしたが、皐月賞は乗り替わりの激走に期待して、新良さんにもしっかり決めてもらいましょう。
新 もちろん、今週も乗り替わりの最先着馬を指名できるように全力を尽くします。そのうえで、勝ってくれたら最高ですね。
編 今年の皐月賞はちょうど半数の9頭が乗り替わりです。どの馬に狙いを定めましたか?
新 横山武史騎手から田辺裕信騎手に乗り替わる⑮ベラジオオペラを狙います。
編 横山武騎手はこの馬ではなく、ソールオリエンスに乗ることになりました。でもこれ、べラジオオペラを捨てたのではなく、先約をしていたからんですよね?
新 そうなんですよ。ソールオリエンスが京成杯を勝ったあと、横山武騎手はこの馬でクラシックに向かうという決断をしたようです。でも、そのあと騎乗依頼の回ってきたべラジオオペラがセントポーリア賞、スプリングSと連勝を決めました。これには困ったんじゃないですかね。
編 ひょっとして、べラジオオペラのほうに乗りたいという気持ちがふつふつと湧いてきたと……。
新 その可能性はおおいにあるんじゃないですかね。スローペースもハイペースも道悪も、どんな条件でも見事に対応してみせましたから。
編 前走のレース後のコメントでも「すごくいい馬」と評価していましたしね。
新 一方のソールオリエンスは、私は危険な人気馬とみています。G1のホープフルSや皐月賞は厳しい流れになりやすいですが、それ以外の中山芝2000mの2~3歳戦は少頭数のスローの競馬になりがち。本番とは問われる適性が変わるので、コース経験がむしろ足かせになることがあるんです。
編 なるほど。京成杯は少頭数のスローの競馬。これが本番に直結しないと判断しているわけですね。
新 はい。昨年のジオグリフに代表されるように、1800mで高いパフォーマンスを発揮してきた馬が活躍するのが皐月賞というレースです。そのあたりが、「皐月賞は速い馬が勝つ」と言われる所以であり、共同通信杯組が強い理由でしょう。
編 しかし、いかなる事情があれ、横山武騎手はソールオリエンスに、そしてべラジオオペラには田辺騎手が騎乗することになりました。鞍上強化という印象はありませんが、どのあたりが推し材料になりますか?
新 田辺騎手は中山巧者で、芝2000mでは勝率10.2%と好成績をマークしています。2018年はジェネラーレウーノで8番人気3着。2021年はタイトルホルダーで8番人気2着。このレースに対しても、良いイメージを持っているでしょう。
編 リーディング順位的には下がる格好になりますが、鞍上弱化にはならないということですね。
新 プラスにはなっても、マイナスになることはないと思います。状況的にも、メラメラと闘志を燃やしているはずですからね。
編 それはどういうことでしょうか?
新 これまで主戦を務めてきたアスクビクターモアが、天皇賞(春)で横山武騎手に乗り替わりになったからです。日経賞は人気で敗れましたが、出遅れや不良馬場のことを考えれば、無理をさせない好判断だったと私は評価しています。
編 それでも、田辺騎手は降ろされるかたちになってしまった……。
新 だから、横山武騎手から手綱が回ってきたべラジオオペラは、その悔しさをぶつける絶好のパートナーなんですよ。
編 それは確かに、気合いが入って当然です。
新 土曜日は雨予報ですので、皐月賞がパンパンの良馬場で行われることはまずありません。雨の影響が残れば、道悪を苦にしないべラジオオペラにとっては、絶好の条件になるでしょう。田辺騎手の腕で、ぜひとも一冠目を制してもらいたいです!
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クラシック三冠の幕開けを飾る一戦。「最も速い馬が勝つレース」と言われ、スピードとスタミナを兼備した3歳のトップホースたちが中山芝2000mを舞台に覇を競う。グレード制導入以前は、第33回(1973年)のハイセイコー、第35回(1975年)のカブラヤオー、第36回(1976年)のトウショウボーイなど、ファンの多い個性派たちが栄冠を獲得するケースが多く見られた。グレード制導入後は、競走体系の整備が進んだことでよりスピード色の強いレースとなり、第55回(1995年)のジェニュイン、第64回(2004年)のダイワメジャー、第73回(2013年)のロゴタイプなど、のちに古馬マイルG1を制する馬たちが勝ち馬欄に名を連ねている。また、セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭が、皐月賞を制したのちに二冠目の東京優駿(日本ダービー)、三冠目の菊花賞とタイトル獲得を重ねて三冠馬となった。ほか、第75回(2015年)はドゥラメンテが直線入口で大斜行するも、異次元の末脚を繰り出して圧勝。その衝撃的なパフォーマンスは伝説として語り継がれている。