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皐月賞 G1   日程:2018年4月15日()  中山/芝2000m

皐月賞ニュース

【AJCC】レース展望
 中山最終週の日曜メインはアメリカジョッキークラブカップ(21日、GII、芝2200メートル)。古馬中長距離路線の重要な一戦だ。フルゲート17頭のところ、登録が12頭と少ないが、充実したメンバー構成となった。その中でも注目されるのは2015年の有馬記念優勝馬ゴールドアクター(美浦・中川公成厩舎、牡7歳)だ。 昨年の宝塚記念2着後は順調さを欠き、ここまで休養が延びたが、11日の追い切りでは1週前としては合格点の動きを披露。久々を苦にしないタイプで、一昨年の産経賞オールカマーでは5カ月のブランクがありながら優勝している。そのオールカマーは今回と同じ中山芝2200メートル戦。舞台適性も十分にある。新コンビを組む武豊騎手は京都金杯(ブラックムーン)を快勝し、関西リーディング2位と今年も快調。魅力あるタッグだ。 14日の日経新春杯では出走がなかった4歳馬だが、AJCCには3頭が登録してきた。どの馬も今後の中長距離路線で活躍が見込める。中でも主力と目されるのは、今回と同じ中山芝2200メートルのセントライト記念で皐月賞馬アルアインを2着に退けて快勝したミッキースワロー(美浦・菊沢隆徳厩舎、牡4歳)だ。前走の菊花賞は後方から早めに動いたものの6着。近年まれに見る不良馬場では最後に切れが鈍ったが、先行集団に取りつく脚は見どころ十分だった。3戦2勝の中山はプラス材料になる。 その菊花賞でミッキースワローに先着する5着だったのがダンビュライト(栗東・音無秀孝厩舎、牡4歳)。重賞未勝利ながら、春2冠でも皐月賞3着、ダービー6着と大崩れしていない。自己条件の前走・サンタクロースSは順当勝ち。新馬戦以来の2勝目を飾り、弾みがつくかもしれない。14日の日経新春杯で初騎乗のパフォーマプロミスを勝利に導くなど自身JRA初の一日6勝をマークしたミルコ・デムーロ騎手と新コンビを組む点も強調できる。 レジェンドセラー(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)はクラシックこそ縁がなかったが、そのぶん、ゆっくりと成長を促されてきた。そのかいあって、1000万下、準オープンと芝2400メートルで連勝。重賞初挑戦ながら、日経新春杯のパフォーマプロミスが同じ状況で勝っているだけに、こちらもチャンスはありそうだ。 ブラックバゴ(美浦・斎藤誠厩舎、牡6歳)はホープフルS3着、京成杯2着と中山の重賞で好走した実績の持ち主。前走の中山金杯は4着だったが、スローペースの中、後方から外を回って追い上げた脚は評価できる。体重がプラス14キロと重めだったこともあり、中1週で絞れてくればさらに反応が鋭くなりそうだ。 不振続きながら、一昨年の覇者ディサイファ(美浦・小島太厩舎、牡9歳)、マイペースの逃げを打てるとしぶといマイネルミラノ(美浦・相沢郁厩舎、牡8歳)、すっかり末脚が安定してきたショウナンバッハ(美浦・上原博之厩舎、牡7歳)も争覇権内。中山牝馬S優勝実績があるトーセンビクトリー(栗東・角居勝彦厩舎、牝6歳)は牝馬不振のデータを覆せるかどうか興味深い。★AJCCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2018年1月15日(月) 17:53

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【京成杯】ジェネラーレウーノ、進化見せたV3!
 第58回京成杯(14日、中山11R、GIII、3歳オープン国際(特指)、別定、芝・内2000メートル、1着本賞金3800万円=出走15頭)田辺裕信騎乗で1番人気のジェネラーレウーノが、2番手から抜け出して3連勝で重賞初制覇を飾った。タイム2分1秒2(良)。田辺騎手は昨年のコマノインパルスに続き京成杯連覇となった。このあとは、皐月賞(4月15日、中山、GI、芝2000メートル)に直行する見込み。2着は2番人気のコズミックフォース、3着は6番人気のイェッツト。 クラシックに大きく弾みのつくVだ。1番人気ジェネラーレウーノが直線で力強く抜け出し、3連勝で重賞初制覇。田辺騎手も笑みを浮かべた。 「前回が逃げてモノ見をしていたので、他に行く馬がいれば…と思っていたけど、主張する馬がいていい形に。遊ぶ面を心配しつつだったけど、勝ててよかった」 大外(15)番からトップスタートを切り、内のコスモイグナーツを行かせて2番手。4〜5馬身前を目標に折り合いは十分で「他馬の動きを気にしながら、いつでも動かせるよう脚をためられた」。直線入り口で仕掛け、残り200メートルで先頭へ。そのまま脚いろは衰えず、コズミックフォースを半馬身振り切った。 鞍上にとっては昨年のコマノインパルスに続く連覇。「出だしに勝たせてもらったけど、けがをした時期もあって…」。1月に16勝と好スタートを切ったが、7月には落馬負傷で戦線離脱もあった。「一年間、無事に乗り切りたい」。2週目が終わって10勝はトップ。開幕ダッシュに成功し、84勝で関東リーディング3位だった昨年から、さらなる飛躍を誓う。 「集中して3〜4コーナーもクリア。最後も余裕がありました。チークピーシズをつけて正解」 2016年の中山牝馬S(シュンドルボン)以来の重賞3勝目で今年の初勝利を挙げた矢野調教師は、安堵(あんど)の表情。ノーザンファームで育成時から素質の高さを見せていたが、気を抜く気性を持つ。1週前から馬具を工夫するなど、試行錯誤が実った。11日の調教中に右足首を骨折して松葉づえで表彰台に上がり「“厄払い”になったかな」と笑顔満開だ。 今後は放牧に出て、皐月賞へ直行の予定。2000メートルで3戦3勝、うち中山で2戦2勝と、舞台適性抜群の3冠初戦へ夢はふくらむ。「まだ、この馬の本当の走りは分からない。(気性の)成長が楽しみ」。田辺騎手が高い素質を認めるジェネラーレウーノが、馬名の「一番の将軍」の通り、本番でも頂点を奪う。(千葉智春)★14日中山11R「京成杯」の着順&払戻金はこちらジェネラーレウーノ 父スクリーンヒーロー、母シャンハイロック、母の父ロックオブジブラルタル。青鹿毛の牡3歳。美浦・矢野英一厩舎所属。北海道日高町・新生ファームの生産馬。馬主は(株)Gリビエール・レーシング。戦績4戦3勝。獲得賞金5553万5000円。重賞初勝利。京成杯は、矢野英一調教師が初勝利、田辺裕信騎手は2017年コマノインパルスに次いで2勝目。馬名は「一番の将軍(イタリア語)」。
2018年1月15日(月) 05:10

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【京成杯】ジェネラーレウーノが皐月賞と同舞台で重賞初V
 1月14日の中山11Rで行われた第58回京成杯(3歳オープン、GIII、芝・内2000メートル、別定、15頭立て、1着賞金=3800万円)は、田辺裕信騎手騎乗の1番人気ジェネラーレウーノ(牡、美浦・矢野英一厩舎)がV。未勝利戦から3連勝で重賞初制覇を果たし、クラシックへ名乗りを上げた。タイムは2分1秒2(良)。2着はコズミックフォース(2番人気)、3着はイェッツト(6番人気)。 葉牡丹賞に続いて皐月賞と同じ舞台に臨んだジェネラーレウーノは大外枠から好スタートを決め、逃げたコスモイグナーツの2番手へ。直線の残り200メートル過ぎで満を持して抜け出し、後方から一気に脚を伸ばしてきたコズミックフォースに1/2馬身差をつけて快勝した。道中は中団後ろを追走していたイェッツトがさらに1/2馬身差の3着。3番人気デルタバローズは13着だった。 ジェネラーレウーノは、父スクリーンヒーロー、母シャンハイロック、母の父ロックオブジブラルタルという血統。北海道日高町・新生ファームの生産馬で、馬主は(株)Gリビエール・レーシング。通算成績は4戦3勝。重賞初勝利。矢野英一調教師は京成杯初勝利。田辺裕信騎手は2017年コマノインパルスに次いで2勝目。 ◆田辺裕信騎手「思っていた以上に速いスタートを切れました。折り合いは全然問題ないです。まだこの馬の本当の走りがよく分からないので、これからの成長が楽しみ。1頭だけになるとフワフワする部分が改善されてほしいですね」★14日中山11R「京成杯」の着順&払戻金はこちら
2018年1月14日() 15:48

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【京成杯】デルタバローズとジェネラーレウーノが1番人気で並ぶ/13:00時点
 新年2週目の中山では14日の日曜メインに京成杯(GIII、芝2000メートル)が行われる。皐月賞と同じ舞台で行われるようになった1999年以降、オースミブライト(99年皐月賞2着)、アドマイヤジャパン(2005年同3着)、サンツェッペリン(07年同2着)、マイネルチャールズ(08年同3着)、エイシンフラッシュ(10年同3着)の5頭が、ここでのVを足がかりとして皐月賞で好走している。このうちエイシンフラッシュはダービーを制し、3歳馬の頂点に立った。今年も将来が楽しみな馬がそろい、春のクラシックを占う上で必見の一戦だ。単勝は4.1倍でデルタバローズとジェネラーレウーノが並んで1番人気。3番人気のコズミックフォースも4.3倍と続き、上位は拮抗している。13:00時点での単勝オッズは以下の通り。枠番−馬番 馬名       単勝オッズ1− 1 イェッツト      13.72− 2 コスモイグナーツ   24.22− 3 ヤマノグラップル  217.73− 4 ロジティナ      27.33− 5 コズミックフォース   4.34− 6 スラッシュメタル   33.84− 7 エイムアンドエンド  12.05− 8 ダブルシャープ     7.25− 9 サクステッド     17.26−10 デルタバローズ     4.16−11 ライトカラカゼ    25.57−12 タイキフェルヴール  61.37−13 ギャンブラー     91.88−14 ジョリルミエール  130.88−15 ジェネラーレウーノ   4.1★京成杯の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2018年1月14日() 13:15

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【京成杯】デルタバローズが1番人気/前日最終オッズ
 新年2週目の中山では日曜メインに京成杯(14日、GIII、芝2000メートル)が組まれている。皐月賞と同じ舞台で行われるようになった1999年以降、オースミブライト(99年皐月賞2着)、アドマイヤジャパン(2005年同3着)、サンツェッペリン(07年同2着)、マイネルチャールズ(08年同3着)、エイシンフラッシュ(10年同3着)の5頭が、ここでのVを足がかりとして皐月賞で好走している。このうちエイシンフラッシュはダービーを制し、3歳馬の頂点に立った。今年も将来が楽しみな馬がそろい、春のクラシックを占う上で必見の一戦だ。 前日最終オッズは以下のとおり。デルタバローズが1番人気、コズミックフォースが2番人気、ジェネラーレウーノが3番人気となっている。(左から)枠番−馬番 馬名 単勝オッズ1− 1 イェッツト     9.5 2− 2 コスモイグナーツ 24.3 2− 3 ヤマノグラップル127.7 3− 4 ロジティナ    29.2 3− 5 コズミックフォース 4.1 4− 6 スラッシュメタル 39.2 4− 7 エイムアンドエンド12.0 5− 8 ダブルシャープ   8.9 5− 9 サクステッド   17.0 6−10 デルタバローズ   3.7 6−11 ライトカラカゼ  32.3 7−12 タイキフェルヴール60.1 7−13 ギャンブラー   61.0 8−14 ジョリルミエール 93.6 8−15 ジェネラーレウーノ 4.9 ★京成杯の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2018年1月13日() 17:54

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【京成杯】レース展望
 新年2週目の中山では日曜メインに京成杯(14日、GIII、芝2000メートル)が組まれている。皐月賞と同じ舞台で行われるようになった1999年以降、オースミブライト(99年皐月賞2着)、アドマイヤジャパン(2005年同3着)、サンツェッペリン(07年同2着)、マイネルチャールズ(08年同3着)、エイシンフラッシュ(10年同3着)の5頭が、ここでのVを足がかりとして皐月賞で好走している。このうちエイシンフラッシュはダービーを制し、3歳馬の頂点に立った。今年も将来が楽しみな馬がそろい、春のクラシックを占う上で必見の一戦だ。 ジェネラーレウーノ(美浦・矢野英一厩舎、牡)が重賞初制覇を狙う。2走前に東京芝2000メートルの未勝利戦を逃げ切って2馬身差V。今回と同舞台の葉牡丹賞でも主導権を奪い、直線では外から迫る2着馬を二枚腰でハナ差退けた。2勝とも道中は物見をして競馬に集中していなかったが、着差以上の完勝でスケールの大きさを感じさせる走り。3連勝を飾り、新春の中山を沸かせることができるか注目だ。 コズミックフォース(美浦・国枝栄厩舎、牡)も、初勝利は2戦目だった前走の東京芝2000メートル戦。実戦を1度使われたことで行きっぷりが格段に良くなり、直線では狭い最内を突いて鋭く伸びてくるなど、レースぶりに進境が見られた。勝利に導いたクリストフ・ルメール騎手が「順調ならダービーに行ける」と高く評価していたことも興味深い。今回は中山金杯(セダブリランテス)→フェアリーS(プリモシーン)→シンザン記念(アーモンドアイ)と、史上初の3日連続重賞勝利を成し遂げた戸崎圭太騎手との初コンビ。期待は膨らむばかりだ。 ダブルシャープ(栗東・渡辺薫彦厩舎、牡)は、サウジアラビアロイヤルC6着後に公営・ホッカイドウ競馬から移籍。転厩初戦の朝日杯フューチュリティSも9着と、ここ2戦はいいところが見られないが、オープン特別のクローバー賞を勝ち、札幌2歳Sでも3着に好走した実力馬だ。新しい環境への慣れが見込める2戦目で本来の力を発揮できれば、V争いに加わっても不思議ではない。レースぶりや血統から、距離延長も歓迎だろう。 デルタバローズ(美浦・堀宣行厩舎、牡)は、東京のマイル戦で4馬身差をつけデビュー勝ち。2、4着馬が直後に勝ち上がっているように、好メンバーがそろった中での圧勝は非常に価値が高い。父イントゥミスチーフは、オールウエザーの米2歳GIキャッシュコールフューチュリティSの勝ち馬で、祖母が米GII2着の良血。テンションが高いところがあるので、2ハロンの距離延長が課題だが、キャリア1戦でも通用する下地がある。 コスモイグナーツ(美浦・高橋祥泰厩舎、牡)は、2走前にオープン特別のアイビーSを逃げ切っている。前走の東京スポーツ杯2歳Sでもハナを切ったが、後ろの馬につつかれる形となって息が入らず、6着に敗れた。今回は強力な同型の存在が鍵となるが、2走前のように道悪で時計がかかる決着になれば要注意だ。 マイハートビート(栗東・高橋義忠厩舎、牡)は、京都2歳S、ホープフルSでともに7着だったが、札幌、京都の芝2000メートル戦で2勝を挙げている。重賞、GIの流れを経験した強みを生かせれば、好勝負に持ち込める可能性は十分にあるだろう。ただ、出否は未定だ。
2018年1月9日(火) 17:04

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【ホープフルS】タイムフライヤー初代王者!
 第34回ホープフルステークス(28日、中山11R、GI、2歳 オープン国際(指)、セン馬不可、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金7000万円 =出走17頭)今年からGIに昇格した2歳重賞は、クリスチャン・デムーロ騎乗で1番人気のタイムフライヤーが、後方から直線で外を通って力強く伸びて快勝。タイム2分1秒4(良)。来年のクラシック有力候補が、今年の中央競馬最後の重賞を締めくくった。2着は4番人気のジャンダルム、3着は8番人気のステイフーリッシュだった。 初代王者にふさわしい圧巻のパフォーマンスだった。タイムフライヤーが後方一気の豪快な追い込みで初GIを奪取。C・デムーロ騎手がファンの声援に何度も手を突き上げて応える。 「今回はGIを勝つことを目標に来日したので、最後のGIを勝ててすごくうれしいです」 2013年の桜花賞(アユサン)以来のJRA・GI2勝目に、25歳のイタリアンは喜びを爆発させる。随所に鞍上の好プレーが光るレースだった。当初は前めでの競馬を予定していたが、「ゲートを出てから少し遅かったし、全体的なペースも速かったので、脚をためる形に切り替えた」。瞬時の判断もさえていた。 前半1000メートル59秒6のやや速い流れの中、後方で焦らずじっくりと脚を温存する。3〜4コーナーの勝負どころでは、ジャンダルムの後ろを追いかけるようにスパート開始。抜群の手応えで直線半ばで先頭に並びかけると、最後はしぶとく食い下がるジャンダルムを1馬身1/4振り切った。 「仕掛けたらすごくいい反応で、最後はいい瞬発力でした」とC・デムーロ騎手はパートナーを絶賛する。 皐月賞と同じ舞台を経験させるための参戦だったが、最高の結果を出してクラシックへの視界はくっきりと開けた。阪神競馬場で観戦した松田調教師も「来春に向けてのテストランは終わりました」と大きな手応えを口にする。 今後は年明けに宮城県・山元トレセンに放牧に出て、目指すはもちろん皐月賞、ダービーだ。C・デムーロ騎手は「距離も問題ないし、能力も足りている。まだ体つきに幼いところもあるので、来年が楽しみな素材」と潜在能力を評価した。 昨年の勝ち馬レイデオロは、ご存じ今年のダービー馬。タニノギムレット(02年)、キングカメハメハ(04年)とダービー2勝の名門・松田厩舎に、3勝目を狙えるスター候補が誕生した。(斉藤弘樹)アラカルト ◆松田国英調教師 JRA・GIは2013年ジャパンCダートのベルシャザール以来の14勝目で、石坂正調教師と並ぶ歴代6位。同重賞は58勝目。 ◆ハーツクライ産駒 JRA・GIはジャパンCのシュヴァルグランに次ぐ今年2勝目で通算6勝目。 ◆今年のJRA平地GI 関西馬18勝、関東馬6勝。騎手ではミルコ・デムーロ騎手の6勝がトップで、過半数の13勝を外国人騎手が優勝。調教師では清水久詞調教師が4勝でトップ。タイムフライヤー 父ハーツクライ、母タイムトラベリング、母の父ブライアンズタイム。鹿毛の牡2歳。栗東・松田国英厩舎所属。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績5戦3勝。獲得賞金1億825万9000円。重賞初勝利。ホープフルSは、前身の2013年までのラジオNIKKEI杯2歳S時代を含め、松田国英調教師が06年(GIII)フサイチホウオーに次いで2勝目、クリスチャン・デムーロ騎手は初勝利。馬名は「時を超える者」。
2017年12月29日(金) 05:07

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【ホープフルS】レース展望
 今年の中央競馬は、12月28日の中山、阪神でフィナーレを迎える。最後を締めくくるのは、今年からGIに昇格したホープフルS。キタサンブラックが引退の花道を飾った有馬記念の興奮冷めやらぬなか、皐月賞と同じ中山の芝2000メートルで争われる2歳王者決定戦だ。昨年の優勝馬レイデオロはダービーを制しており、来春のクラシックを占ううえでも見逃せない一戦といえる。 主役を務めるのはジャンダルム(栗東・池江泰寿厩舎、牡)。前走のデイリー杯2歳Sは5番手のインから抜け出し、2着に1馬身1/4差をつける完勝だった。母ビリーヴは2002&03年スプリンターズSを制した快速馬で、半兄ファリダット、半姉フィドゥーシアも短距離が主戦場。距離延長が鍵だが、父キトゥンズジョイが芝2400メートルの米GIターフクラシック招待SをV。池江泰寿調教師も「前走のレース前から、次はホープフルSに向かうと決めていた」と自信ありの表情を見せる。初の2000メートルでも問題はなさそうだ。デビュー戦で手綱を取った武豊騎手とコンビが復活することも楽しみ。メンバー唯一の重賞勝ち馬が今年の競馬界を盛り上げた名手を背に、無傷の3連勝を決める。 タイムフライヤー(栗東・松田国英、牡)は、02年タニノギムレット、04年キングカメハメハでダービー2勝を誇るトレーナーが大きな期待をかける逸材だ。これまで4戦して【2・2・0・0】と連対を外していない安定感。前走の京都2歳Sは勝ち馬の決め手に屈したが、アタマ差の2着と勝ちに等しい内容だった。2勝は稍重、重でマークしたものだが、良馬場でも切れ味勝負でも問題はない。豊富なキャリアを生かして戴冠を狙う。 サンリヴァル(栗東・藤岡健一厩舎、牡)は、同舞台のオープン特別・芙蓉Sを快勝している。中山で出走経験があるのはこの馬のみで、大きな強み。祖母は1999年のオークス馬ウメノファイバーで底力も十分だ。ここを勝てば無傷の3連勝となり、クラシックの主役の座が見えてくる。 フラットレー(美浦・藤沢和雄厩舎、牡)は、1番人気に支持された前走のオープン特別・アイビーSでよもやの5着。水の浮く不良馬場で末脚の切れ味をそがれたことが影響した。極端に悪い馬場でなければ、必ず巻き返してくるはず。フラワーC、中山牝馬Sと中山で重賞2勝を挙げ、牝馬ながら皐月賞(11着)にも出走したバウンスシャッセの半弟という厩舎ゆかりの血統。鞍上が、武豊騎手(03〜05年)以来となる史上2人目の年間200勝にリーチをかけているクリストフ・ルメール騎手でもあり、要注目の1頭だ。 シャルルマーニュ(栗東・清水久詞厩舎、牡)はこれまで5戦して【1・2・2・0】と相手なりに走れる。勝ち上がりには3戦を要したが、その後はアイビーSで2着、東京スポーツ杯2歳Sで3着とオープン、GIIIで連続好走。キタサンブラックがターフに別れを告げた今、厩舎の新たな看板ホースとして名乗りを上げたいところだ。
2017年12月25日(月) 16:51

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【阪神カップ】イスラボニータ、有終レコードV!
 第12回阪神カップ(23日、阪神11R、GII、3歳上オープン国際(特指)、定量、芝・内1400メートル、1着本賞金6700万円 =出走18頭)ルメール騎乗の2番人気イスラボニータが接戦を制し、ラストランを最高の形で締めくくった。タイム1分19秒5(良)はコースレコード。ハナ差2着が7番人気ダンスディレクターで、未勝利から4連勝で臨んだ1番人気のモズアスコットは4着に終わった。 美しすぎる幕引きだ。2014年皐月賞馬イスラボニータがダンスディレクターとの競り合いをハナ差で制し、ルメール騎手の笑みがはじけた。 「ファイナルだったしぜひ勝ちたかった。武さん(ダンスディレクター)の後ろでいいポジションを取れたし、ゆったりかわしてくれた」 二の脚を生かして前につけ、好位で折り合いに専念。直線で馬場の五分どころから追い出されると、鋭い末脚を披露。サクラバクシンオーが1994年のスワンS(阪神で施行)でマークした記録を23年ぶりに0秒4更新する1分19秒5のコースレコードも、引退レースに花を添えた。 「素晴らしい勝ち方で終われてうれしい。感謝しかない。(2着の)ダービーは悔しい思いもしたし、ぜひ子供でリベンジを」と栗田博調教師は産駒の活躍にエールを送った。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬生活に入る。ラストランのレコードVで、その価値はさらに高まることだろう。 (長田良三) ◆武豊騎手(ダンスディレクター2着) 「惜しかった。折り合いもついていい形で運べたけど、相手の決め手が一枚上だった」 ◆福永騎手(サングレーザー3着) 「ラストまでしっかり走り、この馬もレコードで駆けている。タフな馬だし、来年の飛躍が楽しみ」 ◆C・デムーロ騎手(モズアスコット4着) 「いいメンバーだったし、現状ではよく走っている。来年は重賞でも通用するだろう」★23日阪神11R「阪神カップ」の着順&払戻金はこちらイスラボニータ 父フジキセキ、母イスラコジーン、母の父コジーン。黒鹿毛の牡6歳。美浦・栗田博憲厩舎所属。北海道浦河町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬。馬主は(有)社台レースホース。戦績25戦8勝。獲得賞金7億5202万7000円。重賞は2013年GIII東スポ杯2歳S、14年GIII共同通信杯、GI皐月賞、GIIセントライト記念、17年GIIマイラーズCに次いで6勝目。阪神Cは栗田博憲調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。馬名は「美しい島(スペイン語)」。
2017年12月24日() 05:02

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【東西現場記者走る】ダブルシャープ、激走あるぞ!
 GI連載『東西現場記者走る』で東京サンスポの板津雄志記者(38)は、栗東トレセンに潜入中。最終追い切りが行われた3日目のターゲットはホッカイドウ競馬所属時にクローバー賞を勝ったダブルシャープだ。中央転入後の1カ月で新しい環境にも慣れ、最終追い切りも実にスムーズ。相性がいい渡辺調教師&和田騎手のタッグも魅力的に映る。 実績の割に前評判が低く、馬券的な妙味を感じるのがホッカイドウ競馬からの転厩初戦となるダブルシャープ。3走前のクローバー賞で、V候補に挙げられるタワーオブロンドンを破っている。 転厩して1カ月、栗東トレセンの環境に適応できているのか。追い切りで見極めるべく、坂路モニターに集中した。ターゲットは落ち着いた脚取りで、折り合いもスムーズ。最後は一杯に追われて真っすぐに伸び、4ハロン52秒6−12秒4の好タイムだ。気性的な不安は感じなかった。 渡辺調教師に印象を聞くと「時計も含めていい動きでした。テンションは競馬場に行ってみないと分からないけど、意外と落ち着いています」と笑顔でうなずいた。満足できる内容だったようだ。 人気を落としているのは、ここ2戦の札幌2歳S3着、サウジアラビアRC6着のせいだろう。ただ「前走は向こう正面で不利を受けて引っ掛かった感じですし、札幌2歳Sも(後方から大外を回る)大味な競馬になりましたから」とトレーナーがいうように酌量の余地あり。それでも大きく崩れておらず「調教からも素晴らしい能力を感じます。長くいい脚が使えると思うので阪神の外回りは合うと思いますよ」と期待感を表す。 渡辺師は開業2年目でJRA・GI初挑戦。その鞍上には、和田騎手を指名した。騎手時代、1999年のクラシックでナリタトップロード渡辺、テイエムオペラオー和田と、ライバル関係だった二人が大舞台でタッグ結成。ファンとして熱中していたころを思い出してワクワクする。 和田騎手は追い切りにまたがり「思ったより乗りやすかったし、仕掛けてからの走りにも迫力があった」と好感触を抱く。渡辺厩舎と和田騎手のタッグは過去に11戦あり【3・4・2・2】で、勝率27・3%、連対率63・6%と超絶に相性がいい。数字を指揮官に伝えると「そうなんですよ。本当に相性がいい」と頼もしげに語る。 日曜に二人ががっちり握手を交わす劇的な結末もあるような気がしてきた。(板津雄志)★朝日杯FSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★99年は3強クラシック 1999年の牡馬クラシック戦線は武豊アドマイヤベガと、当時騎手だった24歳の渡辺ナリタトップロード、21歳の和田テイエムオペラオーが3強を形成。テイエムオペラオーが皐月賞(ダービー3着、菊花賞2着)、アドマイヤベガがダービー(皐月賞6着、菊花賞6着)、ナリタトップロードが菊花賞(皐月賞3着、ダービー2着)でタイトルを分け合った。
2017年12月14日(木) 05:12

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【京都2歳S】レース展望
 最終週の京都では土曜メインに京都2歳S(25日、GIII、芝2000メートル)が組まれている。2014年にオープン特別から重賞に格上げされ、同年の3着馬シュヴァルグランは重賞2勝、天皇賞・春で2着に好走。26日のジャパンCでも有力候補の一頭になっている。オープン特別時代の勝ち馬にも、古くは1969年タニノムーティエ(皐月賞、ダービー)、93年ナリタブライアン(3冠、有馬記念、朝日杯3歳S)がおり、00年以降でも01年アドマイヤドン(朝日杯FSのほか、フェブラリーSなどダートGI・6勝)、02年エイシンチャンプ(朝日杯FS)、09年ヴィクトワールピサ(皐月賞、有馬記念、ドバイワールドC)、12年エピファネイア(菊花賞、ジャパンC)、13年トーセンスターダム(豪州移籍後GI・2勝)と一流馬がズラリ。負けた馬からも02年2着ザッツザプレンティ(菊花賞)、04年2着ヴァーミリアン(ダートGI・9勝)、08年3着アンライバルド(皐月賞)と活躍馬が出ている。同じ2000メートルの距離で今年、ホープフルSがGIに昇格したことからも、目が離せない。 実績で一枚上をいくのがタイムフライヤー(栗東・松田国英厩舎、牡)。新馬戦は僅差2着に敗れたが、勝ち馬ロックディスタウンが次走で札幌2歳Sを快勝、3、5、6着馬がその後に勝ち上がりと、メンバーのレベルは高かった。続く未勝利−萩Sともに上がり3ハロン最速の末脚を駆使して連勝。決め手の鋭さは相当だ。重馬場の前走で道悪適性を示しているのも強み。新潟、阪神、京都の3戦全て外回りコースの1800メートルだけに、距離延長と内回りに替わるのが鍵だが、レースぶりから軽々と不安を払いのけても不思議はない。 マイハートビート(栗東・高橋義忠厩舎、牡)は札幌芝2000メートルの未勝利戦、今回と同じ京都芝2000メートルの紫菊賞を連勝。こちらも2戦ともに上がりはメンバー最速の切れ者で、距離適性の高さを示しているのは心強い。京都新聞杯勝ち、ダービー2着のサトノラーゼンの半弟という血統背景からも2000メートル以上に向き、大舞台に向けて楽しみな素材。ゲートの出が悪い点が気掛かりだが、よほど大きな不利がなければここも好勝負になるだろう。 ケイティクレバー(栗東・目野哲也厩舎、牡)は、阪神芝2000メートルの新馬、未勝利では勝ち上がれなかった。しかし、今回と同舞台では、デビュー3戦目を4馬身差で圧勝。続く黄菊賞も僅差2着と適性の高さを示した。ハービンジャー産駒は15年の当レースでドレッドノータスが優勝。さらに今秋の京都GIで秋華賞(ディアドラ)、エリザベス女王杯(モズカッチャン)、マイルチャンピオンシップ(ペルシアンナイト)を制しており、同産駒にとっては絶好の馬場状態という印象だ。デビューからの4戦全て手綱を取っている小林徹弥騎手にとっては、08年東海S(ヤマトマリオン)以来となるJRA重賞6勝目の期待がかかる。 シスターフラッグ(栗東・西村真幸厩舎、牝)は函館で新馬勝ちすると、続く札幌2歳Sも0秒3差4着と善戦。前走のアルテミスSは12着に敗れたが、マイルに距離が短縮されたことで脚がたまらなかった印象だ。叔父にゴールドシップがいる母系からも距離は長い方が良く、上がりもかかった方がいいタイプ。叔父のゴールドフラッグも先週の京都芝2000メートルの2歳未勝利戦を勝ち上がったように、今の京都の馬場は向きそうだ。 西村真幸厩舎はスラッシュメタル(牡)も送り出す。同舞台の新馬戦を快勝。スムーズに折り合い、上々のレースセンスを見せた。伯父にダービー馬ロジユニヴァースがいるなど、母系の質も確か。絶好調のミルコ・デムーロ騎手の手綱も頼もしい。 グレイル(栗東・野中賢二厩舎、牡)も、同舞台で新馬勝ち。菊花賞当日の極悪馬場で、強靱な精神力を示した。今年のダービー卿チャレンジTを制した半兄ロジチャリスは2歳時から芙蓉S2着、アイビーS3着とオープンで能力の高さを示していただけに、キャリア1戦でも侮れない。そのほか、先行力が魅力のアイトーン(栗東・五十嵐忠男厩舎、牡)、2000メートルへの距離延長で巻き返しを期すランリーナ(美浦・竹内正洋厩舎、牝)などにも注目したい。★京都2歳Sの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年11月20日(月) 20:06

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皐月賞馬ディーマジェスティが引退、種牡馬へ
 2016年の皐月賞馬ディーマジェスティ(牡4歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎、父ディープインパクト)が、11月21日付で競走馬登録を抹消する。JRAが20日、発表した。今後は北海道新ひだか町のアロースタッドで種牡馬となる予定。 15年9月にデビュー。16年のクラシックで皐月賞を制した他、日本ダービー3着、菊花賞4着とマカヒキやサトノダイヤモンドなど同世代のライバルとしのぎを削った。JRA通算11戦4勝。重賞は16年共同通信杯・GIII、セントライト記念・GIIを含め3勝。通算獲得賞金は3億243万2000円(付加賞含む)。今年4月の天皇賞・春(6着)がラストランとなった。★ディーマジェスティの競走成績はこちら
2017年11月20日(月) 13:51

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【マイルCS】ミルコ、ペルシアンで17年ぶり3歳馬V
 第34回マイルチャンピオンシップ(19日、京都11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金1億300万円 =出走18頭)4番人気のペルシアンナイトが鮮やかに差し切り、GI初制覇。3歳馬として17年ぶりの勝利となった。タイム1分33秒8(稍重)。ミルコ・デムーロ騎手(38)はエリザベス女王杯に続く2週連続GI制覇で、武豊騎手らに並ぶ年間JRA・GI6勝の最多記録を達成。今週末のジャパンC(26日、東京、GI、芝2400メートル)では新記録がかかる。2着はエアスピネル、3着はサングレーザーが入った。1番人気のイスラボニータは5着に敗れた。 またもミルコ劇場だ! 皐月賞2着のペルシアンナイトが古馬の壁を突破し、17年ぶりに3歳馬のマイル王が誕生。年間JRA・GI6勝の最多タイ記録を決めたM・デムーロ騎手が喜びを爆発させた。 「絶好調ですね。ずっと自信を持っていたし、いつも通り勝ちたい気持ちだけでした」 大外(18)番枠から愛馬を完璧にエスコートした。スタート後は後方3番手となったが、そこからの進路取りはさすがだった。内々を回り、3、4コーナーの坂の下りから馬群に入れるロスのない立ち回り。直線に入り僅かな隙間をみつけて馬場の真ん中へ持ち出すと、最後は先に抜け出していたエアスピネルをきっちりハナ差とらえた。 「ずっと手応えは楽だったし、他馬と併せるとすごく頑張った。真面目な馬で負けたくない気持ちは(僕と)同じ」 鞍上は勝利への執念をレース前からみせた。馬場への入場前に気になった鞍の位置を修正していたのだ。池江調教師は「彼は普段はそういうことをしないけど、今回に限ってはこだわりがあったのかな」と感心。愛馬への信頼と、絶好調と自負する心の余裕が僅かな“ズレ”を修正させた。 母国イタリアから来日した両親にも素晴らしいプレゼントとなった。母のラファエラさん(63)は「すごく感動しています」と喜んだ。“生観戦”はネオユニヴァースで制した2003年の皐月賞以来2度目で、GI2戦2勝。ミルコも「きょうは家族のパワーだと思う」と家族の絆を再確認した。ジャパンCでは、年間GI7勝の新記録がかかる。騎乗馬(サトノクラウンが有力)は確定していないが、今の勢いなら新記録達成もありそうだ。 ペルシアンナイトの急成長もGI初制覇につながった。JRA・GIは今年3勝目、通算19勝目となった池江調教師は「ここにきてカイバをどんどん食べるようになって体つきが男馬らしくなった」と成長を実感している。今後は未定だが1600〜2000メートルあたりを視野に入れていく。「将来もあるし、いろんな選択肢を残しつつ、しっかり育てていきたい」とトレーナーはさらなるステップアップを誓う。 本命馬不在といわれたマイル界を制圧したペルシアンナイトが、来年以降も主役を張る。 (斉藤弘樹)★19日京都11R「マイルCS」の着順&払戻金はこちら
2017年11月20日(月) 05:05

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【マイルCS】豪華2頭出し!池江師「良馬場でやりたい」
 秋のマイル王決定戦「第34回マイルCS」は、春の安田記念好走馬に上がり馬&3歳勢が加わり、見どころたっぷりのレースとなりそうだ。その安田記念を制したサトノアラジンで春秋GIのタイトル奪取を目指す池江泰寿調教師(48)は、皐月賞2着ペルシアンナイトと豪華2頭出し。ともに前走は道悪で能力を発揮できなかっただけに、良馬場での逆襲を期待している。 −−安田記念馬サトノアラジンは毎日王冠2着から、極悪馬場の天皇賞でしんがりの18着 池江泰寿調教師「少しでも雨が降るとダメ。道中ノメって危ないシーンがあったので、無事に回ってこれただけで安心した。運がなかったとしかいえません」 −−この中間は 「目一杯のパフォーマンスができなかったのであまりダメージはなかった。中2週だし少し慎重な調整になったけど、もう少しやっても良かったかな、と思っているくらいです」 −−最終追いはCWコースでラスト1F11秒7をマークして最先着 「3頭併せで予定どおり。前走が生涯最高のデキじゃないかと思っていたけど、その状態をキープしています。いつものアラジンという感じ」 −−昨年は5着。その間に待望のGIホースとなった 「メンタルな部分はもともと大人びていたけど、1年前はまだ背中や腰に疲れが残るところがあった。そのへんが強くなりました」 −−春秋マイル王の可能性は 「天皇賞は苦手な(道悪)馬場で期待を裏切った。今週も土曜は雨予報だけど、日曜は好天のようなので、何とか良馬場でやりたい。アラジンの競馬を見せたいと思っています」 −−3歳の皐月賞2着馬ペルシアンナイトはダービー以来だった前走の富士Sが、古馬相手、道悪、久しぶりのマイル戦だった 「それに休み明けでしたから。それで5着だったので、改めて“走るな”と思いました。こちらが思っていた以上の競馬をしてくれたと思う」
2017年11月16日(木) 11:19

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【マイルCS】イスラ、三度目の正直へ栗田博師が自信
 一昨年3着、昨年2着のイスラボニータが、三度目の正直へ万全の雰囲気だ。栗田博調教師は、強気の口調で「いつも通りの調整ができている。先週の動きが圧巻だったし、今週は整える程度でいい。もう何が来てもいいよ」と切り出した。 皐月賞を含む重賞5勝はメンバー最多。安田記念8着は直線で前が壁になって満足に追えなかった結果にすぎない。それでも勝ち馬とはわずか0秒4差。秋初戦の富士Sも、不良馬場で厳しい条件ながら、しぶとく追い上げて2着を確保した。 「(勝ち馬より1キロ重い)58キロの斤量を背負った休み明け。それを考えれば、よく伸びた。ほめてあげたいくらい」とトレーナーは合格点を与える。前走を叩いて動きも一変。デキは最高潮だ。 「何より目が変わってきた。キラッとして輝きが違う。体つきも首差しがたくましくなって、本当にマイラーらしくなっている」 6歳秋で円熟の域に達したイスラボニータ。求めるものは、皐月賞以来3年7カ月ぶりのGIタイトルだけだ。 (板津雄志)★マイルCSの特別登録馬はこちら 調教タイム&レース前談話も掲載
2017年11月15日(水) 05:06

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【東西現場記者走る】良馬場なら一変だ!アラジン、最高の状態キープ
 1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探し出す好評企画『東西現場記者走る』。マイルCSを担当するのは大阪サンスポの斉藤弘樹記者(37)だ。連載初日は、前走でともに不良馬場に泣いた池江厩舎の2頭に注目。春のマイル王・サトノアラジンと、皐月賞2着の3歳馬ペルシアンナイトの巻き返しは“あり”と判断した。 秋華賞に続く2度目のGI連載担当。前回は初の大役に緊張状態に陥ってしまったが、今回はリラックスして初日の朝を迎えられた。確たる中心馬不在のマイル界だけに難解な“任務”だが、陣営の本音を探って勝ち馬を導き出したい。初日は春のマイル王となったサトノアラジンをターゲットに選んだ。 前走の天皇賞・秋は、まさかの最下位18着。道悪を苦手としているだけに結果は度外視できるが、中2週でもあり、やはり極悪馬場で走ったダメージは気になる。担当の山元助手を直撃した。 「馬は元気だし、獣医さんも何ともないと言ってくれました。(レース後に)捕まえたときには息が入っていましたからね。大型馬で使ってどんどんパフォーマンスが上がっていくタイプ。過去最高だった前走の状態を維持できています」 この力強い言葉にまずはひと安心だ。大きな期待を背負っていた素質馬が昨年にGIIを2勝し、春の安田記念でGIウイナーの仲間入りを果たした。6歳にして心身ともに充実期を迎えている。 マイルCSは3年連続の挑戦。過去2年は4、5着だが、ひと皮むけた今のアラジンなら…。「京都コースが悪いわけではないし、はまれば勝つ力はあります。あとは本当に天気だけですね」と山元助手。良馬場なら一変がありそうだ。 春のマイル王の状態は問題なしとして、同じ池江厩舎の皐月賞2着馬ペルシアンナイトも気になる。先週のエリザベス女王杯を制したモズカッチャンと同じハービンジャー産駒の3歳馬。鞍上がGIで9戦連続3着以内のM・デムーロ騎手というのも不気味だ。 秋初戦の富士Sは5着に敗れたが、「馬場ですね。切れるタイプなので良馬場の方がいいです」と齊藤助手は意に介していない。アラジンと同じく道悪が影響したもので、力負けではないだろう。さらに「使って体が大きくなって、筋肉がついてきました。動きもだいぶ良くなっています」と上積みも強調する。 2頭とも前走の敗因は明白。良馬場決戦を願い、今週はてるてる坊主をつるして取材に全力投球だ。(斉藤弘樹)★マイルCSの特別登録馬はこちら 調教タイム&レース前談話も掲載斉藤 弘樹(さいとう・ひろき) 1979(昭和54)年11月30日生まれ、37歳。滋賀県出身。栗東トレセンの近くで育ち、知人に厩務員がいたことをきっかけに、競馬にのめり込んだ。サンスポ運動部、整理部、競馬エイト編集部、同時計班、週刊ギャロップ関西本誌予想を経て、4月から大阪サンスポのレース部に所属。「グリーンチャンネル」パドック解説者として出演中。趣味は酒。毎晩必ず飲むほどのビール党。東西現場記者走る 2014年の春に始まったGI限定の連載企画。東西サンスポが誇る精鋭記者がトレセンで1週間の密着取材を行い、勝ち馬に迫る。結論を出すのはレース当日の日曜付の紙面。斉藤記者は今秋から連載担当メンバーに加わった。
2017年11月14日(火) 05:06

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【マイルCS】レース展望
 今週もGIは京都競馬場を舞台に、秋のチャンピオンマイラー決定戦・マイルチャンピオンシップ(19日、芝1600メートル)が行われる。モーリスが昨年限りで引退してから、マイル路線は核になる馬がいない状態。今回も、出てくれば上位人気が予想されたネオリアリズム(美浦・堀宣行厩舎、牡6歳)が香港カップに直行することが決まり、いっそう混戦ムードになっている。 そのなかでも中心になるのは昨年の2着馬イスラボニータ(美浦・栗田博憲厩舎、牡6歳)だろう。今回と同舞台の4月のマイラーズCでは、セントライト記念以来約2年半ぶりに勝利をマーク。続く1番人気に支持された安田記念では8着に敗れたが、直線でスペースがなくなったもので参考外にしていい。その後、4カ月半の休み明けで出走した富士Sでは、不得手な不良馬場に加え、58キロを背負っての2着。ステップレースとしては及第点といえる内容だった。8日には美浦Wコースで6ハロン80秒0−12秒5(馬なり)をマークし、一杯に追われたディバインコード(OP)と併入。2歳の僚馬は4馬身突き放した。今週のひと追いで万全の仕上がりで本番に向かえそうだ。一昨年が3着、昨年2着なら今年はVを狙うのみ。勝てば、皐月賞以来のGI制覇となり、1998年朝日杯3歳S(現朝日杯FS)と2002年安田記念を制したアドマイヤコジーンの3年5カ月19日を抜いて、GI競走の最長間隔勝利記録(3年6カ月29日)となる。 富士Sでイスラボニータを破ったのがエアスピネル(栗東・笹田和秀厩舎、牡4歳)だ。これまでGIは5戦して朝日杯FS2着、皐月賞とダービーが4着、菊花賞3着、安田記念5着とどの路線でも善戦止まり。イスラボニータとの斤量差が1キロ軽かった前走と違い、同斤量になる点も有利ではないが、大崩れしない点は魅力だ。京都芝・外1600メートルは3戦してデイリー杯2歳S、京都金杯を勝ち、マイラーズCで2着と得意にしている舞台でもある。主戦の武豊騎手は先週、負傷して乗り替わりとなったが、日曜の復帰を目指して回復を図っているだけに、動向に注目したい。 スプリンターズSを連覇したレッドファルクス(美浦・尾関知人厩舎、牡6歳)は、今年の安田記念では約3年半ぶりにマイルに挑戦。距離不安もささやかれたが、脚を余す内容ながらもサトノアラジンに1/2馬身差の3着に入っている。ミルコ・デムーロ騎手から弟のクリスチャン・デムーロ騎手に乗り替わるが、問題ないだろう。2003年のデュランダル以来14年ぶりとなる同一年のスプリンターズSとマイルCS制覇の可能性は十分ありそうだ。
2017年11月13日(月) 17:18

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【デイリー2S】レース展望
 京都の土曜メインはデイリー杯2歳S(11日、GII、芝1600メートル)。過去10年の勝ち馬では2007年キャプテントゥーレが皐月賞馬になり、10年レーヴディソールが阪神ジュベナイルフィリーズを制覇。他にGIには手が届かないまでも、09年リディル、11年クラレント、15年エアスピネルなどがマイルを中心に活躍しているように、先々に向けて重要な一戦になる。 今年中心になるのは新馬、新潟2歳Sと連勝中のフロンティア(栗東・中内田充正厩舎、牡)。初戦が逃げ切りで、2戦目は2番手からの抜け出しと、センスの良さが目立つ。半兄は皐月賞、菊花賞、ジャパンCとGIで2着3回のドリームパスポート。血統面も魅力だ。今回は初めての右回りぐらいしか気になる点はなく、好勝負必至。中内田厩舎は新潟2歳Sを含め、サウジアラビアロイヤルC(ダノンプレミアム)、先週のファンタジーS(ベルーガ)と今年の2歳重賞で3戦3勝。存在感をぐんぐん増している厩舎の勢いも強調できる。 新馬勝ち直後の挑戦になる3頭も良血馬ばかり。スプリントGI・2勝を挙げたビリーヴの子ジャンダルム(栗東・池江泰寿厩舎、牡)は、評判馬がそろった阪神芝1600メートルの新馬を快勝した。4コーナーで外に逃げ気味になる若さを見せたものの、着差(1馬身1/4)以上の強さ。兄姉も活躍しており、期待は大きい。 ケイアイノーテック(栗東・平田修厩舎、牡)は世代最初の勝ち馬。4番手から上がり3ハロン33秒5の脚を使い、2着に2馬身差をつけて快勝した。5カ月余りの休養明けになるが、調教は十分に積み、動きも文句なし。久々でも力は出せる態勢だ。母はダート重賞2勝のケイアイガーベラだが、父がディープインパクトだけに、切れ味勝負にも十分対応できる。 カツジ(栗東・池添兼雄厩舎、牡)は、今回と同じ外回りではなく、内回りが舞台だった京都マイルの新馬戦を制した。母は北九州記念優勝馬メリッサで、父がディープインパクト。新馬戦は重馬場だったが、好位から力強く伸びて勝ち上がった。良・重兼用タイプだろう。
2017年11月6日(月) 18:45

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GI3勝ロゴタイプ引退…種牡馬入り
 2013年皐月賞などGI3勝を挙げたロゴタイプ(美・田中剛、牡7、父ローエングリン)の現役引退が27日、JRAから発表された。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。 4日の調教で左の背筋と後肢を痛め、回復に時間がかかる状況から引退となった。田中剛調教師は「強く印象に残っているのは皐月賞と安田記念。ロゴタイプのように長くいい脚を使う産駒が出てくるといいですね」と語った。 通算30戦6勝(うち海外2戦0勝)で、獲得賞金は6億525万5900円(うち海外2224万4900円)。重賞は皐月賞と12年GI朝日杯FS、16年GI安田記念、13年GIIフジテレビ賞スプリングSの4勝。★ロゴタイプの競走成績はこちら
2017年10月28日() 05:02

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2013年皐月賞馬ロゴタイプが引退、種牡馬へ
 2013年の皐月賞などGI・3勝を挙げたロゴタイプ(牡7歳、美浦・田中剛厩舎、父ローエングリン)が、10月27日付で競走馬登録を抹消された。今後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。 通算成績は30戦6勝(うち海外2戦0勝)。GIは皐月賞のほかに12年朝日杯FS、16年安田記念を制覇しており、重賞は13年フジテレビ賞スプリングSを含めて4勝。今年6月4日の安田記念2着がラストランとなった。★ロゴタイプの競走成績はこちら
2017年10月27日(金) 17:32

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【東西現場記者走る】アルアイン、池江厩舎2冠へ自信
 GI企画『東西現場記者走る』は連載5日目。菊花賞の勝ち馬を探すため、栗東トレセンで密着取材を続ける東京サンスポの板津雄志記者(38)は、アルアイン陣営に直撃取材。どんな条件でも崩れない皐月賞馬に対する、池江厩舎全体の信頼の大きさを感じた。 連載後半まで引っ張ってしまったが、アルアインを取り上げないわけにはいかない。◎を打った皐月賞で、私を男にしてくれた馬だ。 担当の音瀬助手によれば、デビュー前からアルアインがもっている雰囲気は違った。「背中の良さはもちろん、我の強さも持ち合わせていましたね。エネルギーがみなぎっていて、すごいパワーだった」。今までにない手応えに「どこまでいける馬なんだろう」と感じたという。 母が米国のスプリント女王で、2歳時から500キロ超のマッチョな体。距離に限界があると思われていたが、毎日をともにする担当者からすれば、「接して乗っているぶんにはマイラーという感じはしなかった」。 だから音瀬助手は距離延長のたびに「距離は大丈夫だと思います」と答えてきた。それだけ乗りやすさ、操作性の良さに自信があったのだ。5着だったダービーも展開が向かなかっただけ。ゴール前では猛追していた。今回の3000メートルにも「折り合いがつくので距離はそんなに気にしていないんです」。話す表情に不安は全くない。 秋初戦のセントライト記念は2着だったが、使われた上積みは顕著だ。金曜朝に4ハロン63秒2で登坂するのを見てから、厩舎の番頭格・兼武助手に聞いた。「体重は前走と同じか少し減るくらいだけど、確実に体の締まりは出ている。外枠でもうまく立ち回れるだろうし、根性がある馬だから道悪でタフな競馬になっても対応してくれるでしょう」。皐月賞馬に対する厩舎全体の信頼の厚さを感じた。こちらも2冠制覇を期待したくなる。 しかし、きょう土曜に京都競馬場へ到着する関東馬にも気になる本命候補がいる。“あの馬”をチェックしてから最終結論を出したい。★菊花賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月21日() 05:03

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【菊花賞】皐月賞に続け!“2冠アル”アイン
 菊花賞の枠順が19日に決まった。皐月賞馬アルアインは〔8〕枠(16)番、セントライト記念を勝ったミッキースワローは〔6〕枠(12)番に決定。人気馬はそろって不利といわれる外めの2桁馬番があたった。馬券は20日、一部ウインズで金曜発売を実施。 クラシック2冠制覇を目指す皐月賞馬アルアインは〔8〕枠(16)番に決まった。18頭立てとなった1987年以降で勝ち馬は出ていないが、「器用な馬だし、うまく立ち回ってくれると思います」と川合助手はデータを覆す走りを期待。この日は引き運動を消化し、「追い切った後も変わらずいい雰囲気できている」という池江調教師の言葉からも順調そのものだ。 ダービー5着後、夏休みを挟んでセントライト記念で始動。結果は2着だったが、担当の音瀬助手は「スタート良くいいポジションで流れに乗って一旦は抜け出した。勝ったミッキースワローは強かったけど、いい前哨戦だったと思います。春より心身ともにたくましくなったし、1回使って体もさらに引き締まっています。道悪も苦にしないと思いますから」と逆転への手応えを感じている。★菊花賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月20日(金) 05:07

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【菊花賞】皐月賞馬アルアイン8枠16番!枠順確定
 10月22日に京都競馬場で行われるクラシック最終戦「第78回菊花賞」(GI、京都11R、3歳牡牝オープン、馬齢、芝3000メートル、1着賞金1億1500万円)の枠順が確定した。 皐月賞に続く2冠目奪取を狙うアルアインは8枠16番、そのアルアインを退けてセントライト記念を制したミッキースワローは6枠12番、神戸新聞杯2着のキセキは7枠13番、同3着サトノアーサーは4枠8番、セントライト記念3着サトノクロニクルは6枠11番にそれぞれ決まった。 勝ち馬投票券は20日にウインズ後楽園、新宿、梅田、難波の4カ所で、金曜日発売(午後2時から午後7時)を実施し、21日からは全国のJRA競馬場、ウインズ等で前日発売する。なお、金曜日発売では、21日に東京競馬場で行われる富士S(11R)も併せて発売。菊花賞は22日、京都競馬場(11R)で、午後3時40分にスタートが切られる。★菊花賞の枠順はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月19日(木) 14:13

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【菊花賞】キセキ鞍上のMデムーロ「自信ある」
 牡馬クラシック3冠最終戦「第78回菊花賞」(GI、芝3000メートル)が、22日に京都競馬場で行われる。ダービー1〜3着馬が不在で混戦ムードが漂うなか、神戸新聞杯の2着好走で一躍注目を浴びているのがキセキだ。鞍上は菊花賞を勝てば外国人初の3冠ジョッキーとなるミルコ・デムーロ(38)=栗東・フリー。“頼れるイタリアン”はゾッコン惚れ込んでいる素質馬とともに、大輪を目指す。 −−今年の菊花賞はキセキがパートナー ミルコ・デムーロ騎手「素晴らしい馬に乗せてもらえます。能力が高くて、とってもいい馬です」 −−初コンビを組んだ2走前の新潟・信濃川特別は古馬を相手にV。上がり3F32秒9のすごい切れ味だった。続く神戸新聞杯はダービー馬レイデオロの2着 「新潟のときはすごく、いい勝ち方ができました。前走は菊花賞の練習と思って、それをイメージして乗りました。落ち着いていて、折り合いがとてもついていた。スタートはいつも遅いし、3、4コーナーの間で内でゴチャゴチャしてしまって、あんまりスムーズではなかったけど、最後まで一生懸命に走ってくれました」 −−3000メートルへの手応えも得られた 「距離が初めてなのは、どの馬もみんな同じで大変だけど、2400メートルで折り合いがついていたし、最後まで伸びてきたから、問題はないと思います」 −−18日の追い切りは芝コース馬なりでラスト1F11秒9 「動きは素晴らしかった。追い切りでもいつも一生懸命に走る馬で、今回も同じだった。前走で少し馬体は減っていた(マイナス12キロ)けど、それも問題なかった」 −−淀の坂越えの長丁場。レースプランは 「3000メートルは初めてだし、できれば中団で流れに乗っていきたい。どんなペースになるかも分からないけど、道中、折り合いをつけて運びたいですね」 −−今週末も雨の予報が出ている。道悪はこれまで経験していない 「そういう馬場は悪くないと思います。追い切りも雨の影響で芝は少し重かったけど、走りは全然問題なかった。たぶん大丈夫」 −−ダービーの上位3頭が不在で、混戦模様といわれている 「ライバルはいっぱいいます。でも、レイデオロが走らないのは良かったかな(笑)。強いのは中山で勝った(横山)ノリさんの馬(ミッキースワロー)です」 −−ライバルを押さえて優勝すれば、今年のGI4勝目。皐月賞(03年ネオユニヴァース、04年ダイワメジャー、13年ロゴタイプ、15年ドゥラメンテ)、ダービー(03年ネオユニヴァース、15年ドゥラメンテ)と合わせて、日本の牡馬3冠完全制覇がかなう 「今年、クラシックをひとつも勝っていないので、どうしても勝ちたい。素晴らしい馬で能力には自信があります。ぜひ応援してください」★角居厩舎3勝目へ調整万全 キセキは19日朝、いつもの追い切り翌日と同様に、運動のみの微調整を行った。「追い切りは馬の後ろでよく我慢できていた。あとは競馬までしっかりカイバを食べてくれればいい。今のところ食べているし、リラックスしていますよ」と辻野助手。角居厩舎は04年デルタブルース、13年エピファネイアで菊花賞を勝っており、「キセキは距離が延びてどうかだけど、春より力をつけているし楽しみ」と、3勝目へ手応え十分だ。★“デム&ルメ”で今季GI7勝 今年のGIはデムーロとクリストフ・ルメール(38)=栗東・フリー=の“デム&ルメ”コンビが席巻している。先週までデムーロ3勝、ルメール4勝で、今年行われた平地GI14レースのうち半分を制している。なおGIでの直接対決は12レースあるが、デムーロ4勝、ルメール8勝となっている。 また、2人はJRAリーディングでも熾烈な争い。現在のトップは戸崎圭太騎手(37)=美浦・田島厩舎=の145勝で、ルメールが141勝、デムーロが137勝で追う。あと2カ月半の間に、順位は激しく入れ替わりそうだ(数字はすべて16日現在)。 ■ミルコ・デムーロ 1979年1月11日生まれの38歳。イタリア・ローマ出身。弟のクリスチャンも騎手として活躍中。本国で97年から4年連続でリーディングに輝く。短期免許での初来日は99年で、2003年に皐月賞(ネオユニヴァース)でGI初制覇。15年にJRA騎手免許試験に合格し、クリストフ・ルメールとともに外国人初の通年免許を取得した。これまでに重賞68勝(うちGI21勝)を含むJRA通算741勝をあげている。(夕刊フジ)★菊花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月19日(木) 12:01

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【菊花賞】アルアイン、2冠へ「完璧」追い!
 クラシック最終戦、菊花賞の追い切りが18日、滋賀県の栗東トレセンで行われた。今年はダービーの1〜3着馬が不在で混戦模様の中、皐月賞馬が存在感を示した。アルアイン(栗東・池江厩舎、牡3)がCWコースでの併せ馬で確かな伸びを見せて先着。皐月賞制覇時と同じように、休み明けをひと叩きして心身とも右肩上がりの態勢で、2冠達成に挑む。 雨雲が去った栗東の空のように、2冠奪取へ視界良好だ。メンバー唯一のGI馬、アルアインがCWコースで力強い動き。風格漂う走りに、手綱を取ったルメール騎手は満足げにうなずいた。 「すごくリラックスして自分から動いていた。前回は休み明けで少し重くて最後はちょっと疲れていたけど、今回はいいコンディション。状態は完璧になったと思う」 プロフェット(1600万下)を2馬身追ってスタートし、序盤はゆったりしたペースで向こう正面を流す。3コーナー過ぎからスピードを上げ、内側に進路を取って最後の直線へ。仕掛けられると伸びやかなフットワークで加速し、クビ差先着した。前日までの雨の影響で稍重だった馬場状態を考えれば、6ハロン81秒5、3ハロン37秒3−12秒0の時計も上々。見届けた池江調教師は「使ったぶん、動きや息の入りがよくなっている」と納得の表情だ。 今春は2カ月半ぶりの毎日杯で勝ち、1カ月後の皐月賞も制覇。担当の音瀬助手が、当時との共通点を語った。 「(レースを)使ってガス抜きができて、余計なことをしなくなりました。春も、毎日杯を使った後に落ち着きが出ました。肉体的にも、使ってからビルドアップされて筋肉が付くタイプなので上積みはありますよ」 3カ月半ぶりだった前走のセントライト記念は、見せ場十分ながら2着に終わった。その後、心身ともに一変の気配。皐月賞時の“Vモード”に入ったのは間違いない。 名手・ルメール騎手も最後の1冠奪取へ自信をみせる。3000メートルへの対応力が鍵となるが、「いけると思います。オートドライブ。何もしなくていい。どんなペースでもいいポジションを取れるので、いけそう」。道悪になっても、重馬場で勝利経験があり問題はない。 ルメール騎手は昨年、サトノダイヤモンドでV。秋華賞(ディアドラ)からの2週連続GI制覇に加え、1981、82年の菅原泰夫元騎手以来、史上4人目となる菊連覇もかかる。 「すごく楽しみです。アルアインはまたGIを勝てると思います。先週(の秋華賞V)は素晴らしかった。また、GIを勝ちたいです」 名手のエスコートで、史上9頭目の皐月賞&菊花賞の2冠(3冠馬は除く)達成へ。アルアインが歴史にその名を刻む。 (川端亮平)★今年のルメール騎手 先週の秋華賞(ディアドラ)を勝ち、GI4勝目(ヴィクトリアマイル=アドマイヤリード、オークス=ソウルスターリング、ダービー=レイデオロ)とした。通算141勝は戸崎圭太騎手の145勝に次いで2位。獲得賞金30億4891万1000円(このうち騎手の取り分は5%)も、Mデムーロ騎手の30億7071万3000円に次いで2位。菊花賞の1着本賞金は1億1500万円だけに、今週の結果次第で勝ち星、獲得賞金ともにリーディングトップに躍り出る可能性は十分にある。
2017年10月19日(木) 05:08

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【菊花賞】アルアイン・池江師トーク
 クラシック最終戦、菊花賞の追い切りが18日、滋賀県の栗東トレセンで行われた。今年はダービーの1〜3着馬が不在で混戦模様の中、皐月賞馬が存在感を示した。アルアイン(栗東・池江厩舎、牡3)がCWコースでの併せ馬で確かな伸びを見せて先着。皐月賞制覇時と同じように、休み明けをひと叩きして心身とも右肩上がりの態勢で、2冠達成に挑む。 −−追い切りについて 「息を整える程度の馬なりで、動きはよかったですね。使った分、動きも息遣いもよくなっています」 −−前走のセントライト記念2着を振り返って 「休み明けでも上手に走れていました。使って状態は上向いています」 −−春からの違いは 「体も成長してよくなっています」 −−3000メートルの距離への対応について 「やってみないと分かりませんね」 −−長距離対策は 「普段通りのことをきっちりこなしてきました」 −−2冠がかかる 「なんとか2冠を取らせてあげたいなと思います」★菊花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2017年10月19日(木) 05:07

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【菊花賞】菊沢師インタビュー、スワロー「勝負になる」
 今週のメインはクラシック最終戦の菊花賞。ダービー1〜3着馬が不在という混戦にあって、ひときわ注目されるのはトライアルのGIIセントライト記念を制したミッキースワローだ。皐月賞馬アルアインを相手に快勝した内容からも人気を集めそうな上がり馬。管理する菊沢隆徳調教師(47)=美浦=に、未知の距離に対する考えや、期待の大きさを聞いた。 【取材構成・千葉智春】 −−前哨戦のセントライト記念を快勝 「驚きですよ。デビューの頃から無理に行かせず、気分良く走らせて最後に伸ばす競馬をしてきた。それがしまいの切れにつながったと思う」 −−デビュー前から期待は高かった 「セレクトセール当歳の下見で、非常にいい動きだなと思ってオーナーにお薦めしました。ただ、腰が弱くて時間がかかった。年明けのデビューの時点でもまだまだだった」 −−素質が開花した 「いや、全然まだ。前走であれだけの競馬をしてくれたことが驚き」 −−ここまでの成長は想像以上か 「想像の上をいきだすのは、まだこれから。相当な馬になる。ただ、紙一重だね。(気性的に)切れちゃうところがあるから、切れっぱなしにさせないようにと思っている。前走はそのあたりがうまくいった」 −−強みは 「他の馬と一緒に走っていても、落ち着いていること。折り合いがつくことが一番だね」 −−未知の3000メートル 「昔はマラソンレース主体の馬もいたけど、今はスピードと瞬発力も必要。瞬発力が残っていれば勝負になる」 −−手応えをつかめた 「距離はベストかといえば違うと思う。3000メートルで、どういう戦いができるかだけど、今の雰囲気なら極端な枠を引かなければこなせると思う。前走は結構、仕上げていたし、他(の馬)は上積みもあるでしょう」 −−中間の調整は 「普段から馬場をふた回りして長い距離も乗っている。1週前は瞬発力を意識した調教。要所要所で頑固なところがあるので、ゲート練習もした」 −−コンビを組む横山典騎手との信頼も厚い 「開業の頃から僕の考えを分かってくれているし、僕もジョッキーの考えを分かっているつもり。馬を中心にコミュニケーションを取れている。結果が駄目でも“次にどうしようか”とね。横山さんは独特の感覚を持っているし、勉強になります」 −−頼もしい存在 「随分、自信ありげなことを言っていますからね。前走くらいの状態に持っていけば、あとは託すのみという気持ちです」★展望 5年ぶりにダービーの1〜3着馬が不在。混戦ムードが色濃く漂う。セントライト記念勝ち馬のミッキースワローは折り合いに不安がなく、京都コースも経験済み。決め手の鋭さが武器だ。神戸新聞杯2着のキセキも潜在能力は非凡。距離延長が鍵になる。池江厩舎は3頭出し。皐月賞馬アルアインは叩いた上積みが十分あり、サトノアーサー、サトノクロニクルも能力は高く上位争いが見込める素材だ。先行してしぶといウインガナドルや、重賞実績のあるダンビュライト、ベストアプローチなども差はない。★菊花賞の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載菊沢 隆徳(きくざわ・たかのり) 1970(昭和45)年2月10日生まれ、47歳。千葉県出身。競馬学校騎手課程第4期生として、美浦・柄崎義信厩舎所属でデビュー。2010年2月の引退までに9478戦639勝(うち重賞10勝)。11年3月に厩舎を開業し、J・GII阪神スプリングジャンプ(オープンガーデン)で初勝利を挙げる。通算1651戦118勝。重賞は今年のGI・NHKマイルC(アエロリット)など7勝。
2017年10月17日(火) 05:05

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今週の重賞レース

2018年1月21日(
アメリカジョッキーC G2
東海テレビ杯東海S G2

競馬番組表

2018年1月20日(
1回中山6日目
1回中京3日目
1回京都6日目
2018年1月21日(
1回中山7日目
1回中京4日目
1回京都7日目
総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 シュヴァルグラン 牡6
80,920万円
2 サトノダイヤモンド 牡5
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5 レイデオロ 牡4
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6 サトノクラウン 牡6
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7 スマートレイアー 牝8
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9 レッドファルクス 牡7
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10 サウンズオブアース 牡7
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3歳
1 ダノンプレミアム 牡3
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10,282万円
4 タワーオブロンドン 牡3
8,627万円
5 ジャンダルム 牡3
7,367万円
6 ステルヴィオ 牡3
6,475万円
7 カシアス 牡3
6,404万円
8 ワグネリアン 牡3
5,646万円
9 ジェネラーレウーノ 牡3
5,554万円
10 モルトアレグロ 牝3
4,941万円
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