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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 1 | ▲ | ダノンプレミアム | 2.3 | 牡2 | 55.0 | 川田将雅 | |
| 2 | 5 | 10 | ステルヴィオ | 5.3 | 牡2 | 55.0 | C.デムー | ||
| 3 | 2 | 3 | ○ | タワーオブロンドン | 3.9 | 牡2 | 55.0 | C.ルメー | |
| 4 | 3 | 5 | ケイアイノーテック | 26.3 | 牡2 | 55.0 | 幸英明 | ||
| 5 | 6 | 12 | ◎ | ダノンスマッシュ | 8.7 | 牡2 | 55.0 | 福永祐一 | |
| 6 | 4 | 8 | △ | ファストアプローチ | 46.9 | 牡2 | 55.0 | V.シュミ | |
| 7 | 6 | 11 | カシアス | 48.0 | 牡2 | 55.0 | 浜中俊 | ||
| 8 | 1 | 2 | △ | フロンティア | 29.6 | 牡2 | 55.0 | 岩田康誠 | |
| 9 | 7 | 14 | △ | ダブルシャープ | 30.0 | 牡2 | 55.0 | 和田竜二 | |
| 10 | 3 | 6 | △ | アサクサゲンキ | 31.9 | 牡2 | 55.0 | 武豊 | |
| 11 | 8 | 15 | ケイティクレバー | 150.5 | 牡2 | 55.0 | 小林徹弥 | ||
| 12 | 2 | 4 | ライトオンキュー | 190.8 | 牡2 | 55.0 | 四位洋文 | ||
| 13 | 5 | 9 | ムスコローソ | 146.4 | 牡2 | 55.0 | 池添謙一 | ||
| 14 | 7 | 13 | アイアンクロー | 453.9 | 牡2 | 55.0 | 酒井学 | ||
| 15 | 4 | 7 | ヒシコスマー | 111.0 | 牡2 | 55.0 | 松山弘平 | ||
| 16 | 8 | 16 | イシマツ | 443.8 | 牡2 | 55.0 | 加藤祥太 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 通常 | 12 | 5,000円 |
| 馬連 | 通常 | 3 - 12 | 1,500円 |
| 1 - 12 | 1,500円 | ||
| 12 - 14 | 500円 | ||
| 6 - 12 | 500円 | ||
| 8 - 12 | 500円 | ||
| 2 - 12 | 500円 | ||
| 合計 | 7通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
山崎エリカのコメント
内枠断然有利の中山芝1600ｍから、枠番による大きな有利不利のない阪神芝1600ｍへと舞台を移し、今年で早4年目を迎える朝日杯ＦＳ。今年からホープフルＳがＧ1に昇格したこともあり、東京スポーツ杯2歳Ｓ組こそ不在であるものの、通年とそれほど大きく変わらないマイル路線の強豪が集結しました。
朝日杯ＦＳは、2歳チャンピオン決定戦らしく、成長力が重要ポイント。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符がつく成績の馬は、苦戦している傾向にあります。つまり、高い能力を持ち、近走成績も良い勢いのある馬を狙うのが基本です。
実際にこのレースの過去10年を見ても、前走3着以下に負けている馬はほとんど通用していません。過去10年で前走3着以下から、このレースで3着以内に巻き返したのは、2007年の勝ち馬ゴスホークケンと2011年のマイネルフロストのみ。ゴスホークケンは1番枠を利した最短距離騎乗で優勝したもの。
また、マイネルロブストは、前走、道悪の東京スポーツ杯2歳Sを勝ちに行く競馬をしたために9着に失速しましたが、前々走では札幌2歳Sで3着の実績がある馬でした。つまり、実績がなければ前走大敗からは巻き返しづらく、前走で大敗しているのであれば、不良馬場などの明確な敗因が必要です。
しかし、逆に前走が強すぎても、全幅の信頼はおけません。前走でその馬のリミッタ－を振り切るようなレースをすれば、当然、疲れが出るし、休養明け緒戦から激しいレースをすれば、二走ボケを起こす可能性が高まるからです。
例えば、昨年このレースに出走したダンビュライト。デビュー2戦目のサウジアラビアＲＣ・2着の実績から、このレースでは2番人気に支持されました。サウジアラビアＲＣでは、次走・東京スポーツ杯2歳Ｓ勝ちのプレスジャーニーと0.2秒差。同レースでブレスジャーニーがマークしたPP指数は、古馬1000万下レベルですから、ダンビュライトもとても強いレースをしていたことになります。この馬の能力のみを評価するのであれば、2番人気は順当でした。
しかし、ダンビュライトは負けました。それも大失速の13着です。さて、後のクラシックでも善戦したほどのダンビュライトがこのレースで、なぜ、これほどまでに負けてしまったのか、これが重要。敗因は、大きく2つあります。1つ目は、休養明けにもかかわらず、サウジアラビアＲＣで能力を出し切ったことにより、疲れが強く出てしまったこと。いわゆる二走ボケです。2つ目は、レースの見た目以上に、逃げ、先行馬が厳しいペースを作り、その中で勝ちに行く競馬をしたことです。
ここまででもうお分かりかと思いますが、今回の大本命の(1)ダノンプレミアムも......そうです、昨年のダンビュライトと全く同じローテーションなのです。しかも、今年のサウジアラビアＲＣは、稍重にも拘わらず、レコードタイムが出たように激流戦でした。前半速い流れの2番手を追走したダノンプレミアムが、ラスト1Ｆ手前から先頭に立って、最後までペースを緩めなかったことで、前がズブズブに崩れて、2着に追い込み馬のステルヴィオを連れて来たほど。
ダノンプレミアムは、当然、指数も高く、来春の皐月賞で有力馬の一頭として名乗りを上げるレベルの勝ち方でした。しかし、同時に余力を残さないような勝ち方でもありました。あそこまで強いレースをしてしまうと、ニ走ボケを起こすのが通常ですが、この短期間でもう一段上の成長力が見せられるのでしょうか。個人的には可能性は薄いと見ています。しかも、キャリアの浅い2歳馬のほうが、激しいレースをすると強くダメージが出ます。
2歳戦ほど、騎手が上手くコントロールして、ペースをスローペースに持ち込むことが多いのも、馬にレースを覚えさせるのと同時に、無理をさせずに成長力を促す効果があるからです。ベテラン厩舎なら、期待馬ほど早期から重賞は使わず、相手が弱い500万下特別や、オープン特別をしれっと勝ってＧ1レースに使ってきたりしますが、ダノンプレミアムを管理する中内田調教師は、開業4年目ということもあり、目先の結果が欲しいのもあるのでしょう。
同厩舎のフロンティアやベルーガをデビュー2戦目に重賞にぶつけていくのは、そういった方針によるものと推測されますが、2戦目でいきなりＧ1のこのレースにぶつけたリオンディーズはその後どうなったか？ 新馬直後に重賞にぶつけて結果を出した馬で、先々、超大物になった馬など、いないんですよ！ 尻窄みの成績ならばまだマシなほうで、大半は、故障を繰り返してばかりの馬になってしまう……。
私自身は、2歳の時点では弱い相手とぶつけて無理をさせずに勝ち上がっていくことが成長力を促す一番のコツだと考えています。そういった意味合いからも、先週の阪神ＪＦでは、前走500万下特別勝ちのリリーノーブルが本命◎でした。結果は、前走アルテミスＳの勝ち馬ラッキーライラックが優勝しましたが、これまでの歴史の中で、アルテミスＳやファンタジーＳの上位馬がどれだけ馬群に沈んで来たのか？ 昨年の阪神JFの勝ち馬だって、前走で前哨戦を使わずに、オープンのアイビーＳを制したソウルスターリングです。
朝日杯ＦＳのの歴代のこのレースの上位馬を見ても、一昨年のダノンプラチナや昨年のサトノアレスのように、前走500万下特別などの格下のレースを勝ち上がった馬のほうが断然多く勝ち上がっています。もちろん、ダノンプレミアムがここも勝ち上がって、皐月賞で最右翼の存在になることも否定しません。
しかし、同馬を狙うリスクの高さを知っている以上は、前走500万下やオープン特別に出走していた馬の中で、よりダノンプレミアムの前走に近い指数をマークしている馬を本命◎にしたいところです。朝日杯ＦＳは、なかなか相性の良いレースですが、これまでも前記理論にのっとって当ててきました。
また、阪神芝1600ｍは、3コーナーからの下り傾斜で勢いに乗せて、4コーナーから一気に坂を下ることができる差し、追い込み馬が有利なコース。特に先団のごった返しに巻き込まれることなく、楽にスピードに乗せられる外枠の差し、追い込み馬が有利です。逆に、逃げ、先行馬は、最初の3コーナーまで約444ｍと長いため、先行争いが激しくなりやすい舞台。このようなコースでダノンプレミアムが最内枠に入ったとなると、他馬に競り込まれやるくなるでしょう。
ただし、阪神ＪＦの予想コメントでもでもお伝えしているように、今年の阪神芝コースは高速馬場。前半である程度ペースを上げても、前が粘れるという状況なのは、昨年と大きく異なる点です。また、ダンビュライトよりもダノンプレミアムのほうが強いことを考えると、さすがにダノンプレミアムはノーマークにはできませんね。▲あたりの評価が妥当でしょう。
さて、◎はというと、前走でダノンプレミアムにより近い指数を、格下の500万下やオープン特別でマークしていることが条件となりますから、前走のもみじＳを圧勝し、ダノンプレミアムやタワーオブロンドンの前走に次ぐ高い指数をマークした(12)ダノンスマッシュということになりました。
前走はスローペースだったとはいえ、先行策からラスト2Ｆ11秒6→11秒2と最後まで加速して3馬身差の圧勝。最後まで加速しながら勝利できるのはまだ余裕がある証拠で、同パターンで前走・白菊賞を制したリリーノーブルも先週の阪神ＪＦでは2着に好戦しています。ここは信頼してもいいのではないでしょうか。
○は、ききょうＳ、京王杯2歳Ｓと連勝、メンバー中唯一の3勝馬(3)タワーオブロンドン。この馬は、前走で重賞出走も、前走で指数を落としているのがポイント。前々走・ききょうＳでは、出負けして後方から。追い上げに苦労していたものの、前崩れの流れに恵まれたことで、3馬身半差の圧勝。サウジアラビアＲＣと同等の高指数をマークしました。
それゆえに、前走・京王杯2歳Ｓでは、この馬本来の能力が出し切れず、指数を落とす形での1着。しかし、勝ちに行く競馬をしながらも大きく崩れなかったことを評価しました。成長しているのでしょう。また、この馬は切れるというよりも、いい脚を長く使うことに優れているので、今回の距離延長が吉と出る予感がしています。
以下特注馬として、初芝の3走前・クローバー賞で○タワーオブロンドンを撃破した(14)ダブルシャープ。3走前は、タワーオブロンドンが3～4コーナーで大外をぶん回すロスの多い競馬をしていたのもありますが、初めての芝のレースで結果を出したのは芝適性が高ければこそ。次走の札幌2歳Ｓでは、さらなる上昇度を見せて勝ち馬ロックディスタウンとクビ差の3着に好戦しました。
ロックディスタウンが先週の阪神ＪＦで9着に凡退(勝ちに行く競馬をしたことも影響)したように、今年の札幌2歳Ｓは、通年と比べるとレベルが低いのも確か。しかし、2歳オープンレベルの指数はあるので、侮り過ぎも禁物。また、この馬は、前走のサウジアラビアＲＣでオーバーペースに巻き込まれて6着と失速している点も、今回へ向けての前哨戦としては好ましいです。前走で厳しい流れを経験したことでスタミナが強化され、今回での粘りが増すでしょう。例えるなら、この馬は前記したマイネルフロストのようなものです。
あとは△に、小倉芝1200ｍらしい前半速い流れを、先行策から押し切って小倉2歳Ｓを優勝した(6)アサクサゲンキ。距離延長が不安視された前走の京王杯2歳Ｓでも、逃げ、先行馬有利の展開に恵まれたこともあり、3着を死守。今回は、さらなる距離延長になりますが、音無調教師の指示通りに脚をタメていけばチャンスがあるでしょう。
確かに前走では指示通りに脚をタメられず、ダメじゃん…って感じの騎乗でしたが、今回はサンデーＲのステルヴィオや同厩舎のダノンプレミアムとアシストするために、内からフロンティアが何が何でも積極的に出して行くと見ているので、前走よりは脚をタメやすい状況になるはず。武豊騎手は、一応、一流騎手ですから、今回こそはきっちりやってくれるという願望も込めて、印を回しました。
他では、馬場のいい外を走らせたとはいえ、前々走の札幌2歳Ｓで2着の(8)ファストアプローチ。前走の芙蓉Ｓでは、前々走で好戦した影響もあり、デビュー2戦目のサンリヴァルに先着を許す形での2着と凡走。芙蓉Ｓの3着馬スターフィールドが次走の百日草特別で完敗しているように、芙蓉Ｓは低レベルだったことを考えると、調子落ちと言わざるを得ない結果でした。しかし、今回、立て直したことで変われる可能性も十分。また、先週のロックディスタウンの凡走により、札幌2歳Ｓ上位馬は一気に評価を落としましたが、そこまで弱くもないです。
最後にデビュー2戦目で新潟2歳Ｓを制した(2)フロンティア。前記したようにデビュー2戦目で重賞にぶつけて結果を出した馬というのは、高い素質を証明すると同時に、尻窄みの成績になりやすいもの。しかし、新潟2歳Ｓ優勝後に立て直し休養に出している点は好感。休養明けの前走・デイリー杯では、けしてペースが速いわけでもないのに、先行して4着に凡退する結果となりましたが、休養明け2戦目の変わり身を警戒します。
朝日杯ＦＳは、2歳チャンピオン決定戦らしく、成長力が重要ポイント。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符がつく成績の馬は、苦戦している傾向にあります。つまり、高い能力を持ち、近走成績も良い勢いのある馬を狙うのが基本です。
実際にこのレースの過去10年を見ても、前走3着以下に負けている馬はほとんど通用していません。過去10年で前走3着以下から、このレースで3着以内に巻き返したのは、2007年の勝ち馬ゴスホークケンと2011年のマイネルフロストのみ。ゴスホークケンは1番枠を利した最短距離騎乗で優勝したもの。
また、マイネルロブストは、前走、道悪の東京スポーツ杯2歳Sを勝ちに行く競馬をしたために9着に失速しましたが、前々走では札幌2歳Sで3着の実績がある馬でした。つまり、実績がなければ前走大敗からは巻き返しづらく、前走で大敗しているのであれば、不良馬場などの明確な敗因が必要です。
しかし、逆に前走が強すぎても、全幅の信頼はおけません。前走でその馬のリミッタ－を振り切るようなレースをすれば、当然、疲れが出るし、休養明け緒戦から激しいレースをすれば、二走ボケを起こす可能性が高まるからです。
例えば、昨年このレースに出走したダンビュライト。デビュー2戦目のサウジアラビアＲＣ・2着の実績から、このレースでは2番人気に支持されました。サウジアラビアＲＣでは、次走・東京スポーツ杯2歳Ｓ勝ちのプレスジャーニーと0.2秒差。同レースでブレスジャーニーがマークしたPP指数は、古馬1000万下レベルですから、ダンビュライトもとても強いレースをしていたことになります。この馬の能力のみを評価するのであれば、2番人気は順当でした。
しかし、ダンビュライトは負けました。それも大失速の13着です。さて、後のクラシックでも善戦したほどのダンビュライトがこのレースで、なぜ、これほどまでに負けてしまったのか、これが重要。敗因は、大きく2つあります。1つ目は、休養明けにもかかわらず、サウジアラビアＲＣで能力を出し切ったことにより、疲れが強く出てしまったこと。いわゆる二走ボケです。2つ目は、レースの見た目以上に、逃げ、先行馬が厳しいペースを作り、その中で勝ちに行く競馬をしたことです。
ここまででもうお分かりかと思いますが、今回の大本命の(1)ダノンプレミアムも......そうです、昨年のダンビュライトと全く同じローテーションなのです。しかも、今年のサウジアラビアＲＣは、稍重にも拘わらず、レコードタイムが出たように激流戦でした。前半速い流れの2番手を追走したダノンプレミアムが、ラスト1Ｆ手前から先頭に立って、最後までペースを緩めなかったことで、前がズブズブに崩れて、2着に追い込み馬のステルヴィオを連れて来たほど。
ダノンプレミアムは、当然、指数も高く、来春の皐月賞で有力馬の一頭として名乗りを上げるレベルの勝ち方でした。しかし、同時に余力を残さないような勝ち方でもありました。あそこまで強いレースをしてしまうと、ニ走ボケを起こすのが通常ですが、この短期間でもう一段上の成長力が見せられるのでしょうか。個人的には可能性は薄いと見ています。しかも、キャリアの浅い2歳馬のほうが、激しいレースをすると強くダメージが出ます。
2歳戦ほど、騎手が上手くコントロールして、ペースをスローペースに持ち込むことが多いのも、馬にレースを覚えさせるのと同時に、無理をさせずに成長力を促す効果があるからです。ベテラン厩舎なら、期待馬ほど早期から重賞は使わず、相手が弱い500万下特別や、オープン特別をしれっと勝ってＧ1レースに使ってきたりしますが、ダノンプレミアムを管理する中内田調教師は、開業4年目ということもあり、目先の結果が欲しいのもあるのでしょう。
同厩舎のフロンティアやベルーガをデビュー2戦目に重賞にぶつけていくのは、そういった方針によるものと推測されますが、2戦目でいきなりＧ1のこのレースにぶつけたリオンディーズはその後どうなったか？ 新馬直後に重賞にぶつけて結果を出した馬で、先々、超大物になった馬など、いないんですよ！ 尻窄みの成績ならばまだマシなほうで、大半は、故障を繰り返してばかりの馬になってしまう……。
私自身は、2歳の時点では弱い相手とぶつけて無理をさせずに勝ち上がっていくことが成長力を促す一番のコツだと考えています。そういった意味合いからも、先週の阪神ＪＦでは、前走500万下特別勝ちのリリーノーブルが本命◎でした。結果は、前走アルテミスＳの勝ち馬ラッキーライラックが優勝しましたが、これまでの歴史の中で、アルテミスＳやファンタジーＳの上位馬がどれだけ馬群に沈んで来たのか？ 昨年の阪神JFの勝ち馬だって、前走で前哨戦を使わずに、オープンのアイビーＳを制したソウルスターリングです。
朝日杯ＦＳのの歴代のこのレースの上位馬を見ても、一昨年のダノンプラチナや昨年のサトノアレスのように、前走500万下特別などの格下のレースを勝ち上がった馬のほうが断然多く勝ち上がっています。もちろん、ダノンプレミアムがここも勝ち上がって、皐月賞で最右翼の存在になることも否定しません。
しかし、同馬を狙うリスクの高さを知っている以上は、前走500万下やオープン特別に出走していた馬の中で、よりダノンプレミアムの前走に近い指数をマークしている馬を本命◎にしたいところです。朝日杯ＦＳは、なかなか相性の良いレースですが、これまでも前記理論にのっとって当ててきました。
また、阪神芝1600ｍは、3コーナーからの下り傾斜で勢いに乗せて、4コーナーから一気に坂を下ることができる差し、追い込み馬が有利なコース。特に先団のごった返しに巻き込まれることなく、楽にスピードに乗せられる外枠の差し、追い込み馬が有利です。逆に、逃げ、先行馬は、最初の3コーナーまで約444ｍと長いため、先行争いが激しくなりやすい舞台。このようなコースでダノンプレミアムが最内枠に入ったとなると、他馬に競り込まれやるくなるでしょう。
ただし、阪神ＪＦの予想コメントでもでもお伝えしているように、今年の阪神芝コースは高速馬場。前半である程度ペースを上げても、前が粘れるという状況なのは、昨年と大きく異なる点です。また、ダンビュライトよりもダノンプレミアムのほうが強いことを考えると、さすがにダノンプレミアムはノーマークにはできませんね。▲あたりの評価が妥当でしょう。
さて、◎はというと、前走でダノンプレミアムにより近い指数を、格下の500万下やオープン特別でマークしていることが条件となりますから、前走のもみじＳを圧勝し、ダノンプレミアムやタワーオブロンドンの前走に次ぐ高い指数をマークした(12)ダノンスマッシュということになりました。
前走はスローペースだったとはいえ、先行策からラスト2Ｆ11秒6→11秒2と最後まで加速して3馬身差の圧勝。最後まで加速しながら勝利できるのはまだ余裕がある証拠で、同パターンで前走・白菊賞を制したリリーノーブルも先週の阪神ＪＦでは2着に好戦しています。ここは信頼してもいいのではないでしょうか。
○は、ききょうＳ、京王杯2歳Ｓと連勝、メンバー中唯一の3勝馬(3)タワーオブロンドン。この馬は、前走で重賞出走も、前走で指数を落としているのがポイント。前々走・ききょうＳでは、出負けして後方から。追い上げに苦労していたものの、前崩れの流れに恵まれたことで、3馬身半差の圧勝。サウジアラビアＲＣと同等の高指数をマークしました。
それゆえに、前走・京王杯2歳Ｓでは、この馬本来の能力が出し切れず、指数を落とす形での1着。しかし、勝ちに行く競馬をしながらも大きく崩れなかったことを評価しました。成長しているのでしょう。また、この馬は切れるというよりも、いい脚を長く使うことに優れているので、今回の距離延長が吉と出る予感がしています。
以下特注馬として、初芝の3走前・クローバー賞で○タワーオブロンドンを撃破した(14)ダブルシャープ。3走前は、タワーオブロンドンが3～4コーナーで大外をぶん回すロスの多い競馬をしていたのもありますが、初めての芝のレースで結果を出したのは芝適性が高ければこそ。次走の札幌2歳Ｓでは、さらなる上昇度を見せて勝ち馬ロックディスタウンとクビ差の3着に好戦しました。
ロックディスタウンが先週の阪神ＪＦで9着に凡退(勝ちに行く競馬をしたことも影響)したように、今年の札幌2歳Ｓは、通年と比べるとレベルが低いのも確か。しかし、2歳オープンレベルの指数はあるので、侮り過ぎも禁物。また、この馬は、前走のサウジアラビアＲＣでオーバーペースに巻き込まれて6着と失速している点も、今回へ向けての前哨戦としては好ましいです。前走で厳しい流れを経験したことでスタミナが強化され、今回での粘りが増すでしょう。例えるなら、この馬は前記したマイネルフロストのようなものです。
あとは△に、小倉芝1200ｍらしい前半速い流れを、先行策から押し切って小倉2歳Ｓを優勝した(6)アサクサゲンキ。距離延長が不安視された前走の京王杯2歳Ｓでも、逃げ、先行馬有利の展開に恵まれたこともあり、3着を死守。今回は、さらなる距離延長になりますが、音無調教師の指示通りに脚をタメていけばチャンスがあるでしょう。
確かに前走では指示通りに脚をタメられず、ダメじゃん…って感じの騎乗でしたが、今回はサンデーＲのステルヴィオや同厩舎のダノンプレミアムとアシストするために、内からフロンティアが何が何でも積極的に出して行くと見ているので、前走よりは脚をタメやすい状況になるはず。武豊騎手は、一応、一流騎手ですから、今回こそはきっちりやってくれるという願望も込めて、印を回しました。
他では、馬場のいい外を走らせたとはいえ、前々走の札幌2歳Ｓで2着の(8)ファストアプローチ。前走の芙蓉Ｓでは、前々走で好戦した影響もあり、デビュー2戦目のサンリヴァルに先着を許す形での2着と凡走。芙蓉Ｓの3着馬スターフィールドが次走の百日草特別で完敗しているように、芙蓉Ｓは低レベルだったことを考えると、調子落ちと言わざるを得ない結果でした。しかし、今回、立て直したことで変われる可能性も十分。また、先週のロックディスタウンの凡走により、札幌2歳Ｓ上位馬は一気に評価を落としましたが、そこまで弱くもないです。
最後にデビュー2戦目で新潟2歳Ｓを制した(2)フロンティア。前記したようにデビュー2戦目で重賞にぶつけて結果を出した馬というのは、高い素質を証明すると同時に、尻窄みの成績になりやすいもの。しかし、新潟2歳Ｓ優勝後に立て直し休養に出している点は好感。休養明けの前走・デイリー杯では、けしてペースが速いわけでもないのに、先行して4着に凡退する結果となりましたが、休養明け2戦目の変わり身を警戒します。
無料予想公開範囲
なし（ゴールドまたはポイント利用者のみ）
払戻金
| 単勝 | 1 | 230円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 1 | 110円 | 1番人気 |
| 10 | 140円 | 3番人気 | |
| 3 | 130円 | 2番人気 | |
| 枠連 | 1 - 5 | 530円 | 2番人気 |
| 馬連 | 1 - 10 | 550円 | 2番人気 |
| ワイド | 1 - 10 | 230円 | 2番人気 |
|---|---|---|---|
| 1 - 3 | 210円 | 1番人気 | |
| 3 - 10 | 330円 | 3番人気 | |
| 馬単 | 1 - 10 | 840円 | 2番人気 |
| ３連複 | 1 - 3 - 10 | 700円 | 1番人気 |
| ３連単 | 1 - 10 - 3 | 2,630円 | 2番人気 |
馬場：良
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