板津 キャリアの浅い3歳牝馬による戦い。トリッキーなコースが舞台だけに、一筋縄ではいかなそうですが…
森田 中山マイルは内枠有利が定説だけど、今回は違う。“絶好”の外枠に入った
サンブルエミューズに◎。外めの(14)番枠に「自分のリズムで走れるし、この馬に限っては大歓迎。多少のロスがあってもエンジンが違うから」と加藤征調教師も自信を持っている。2戦2勝と手の内に入れている岩田康騎手が、牡馬を一蹴した芙蓉Sのように外を回って差し切るよ
柴田 オレは○まで。能力は高いし、勝って不思議はないけれど、展開の利は◎
ウインプリメーラにありそう。前走の
アルテミスSは先行してしぶとい内容だったし、重賞でも通用することを証明した。今回は持ち味の先行力を生かせる中山マイルの内枠。スムーズな競馬で後続をシャットアウトする
板津 ボクの◎は
スイートサルサです。前走は2着に2馬身差をつける完勝。直線で前が狭くなって立て直すシーンがありながらも、最速の上がり3ハロン33秒9をマークしました。決め手は重賞でも見劣りしません。センスがいいですし、不利な大外枠でも最初のコーナーをうまく
クリアできれば勝機十分
森田 スイートは角馬場からAコースに出た最終調整がよかった。無印は早まったかな…。○はウインにしたけど、1戦1勝馬▲
イリュミナンスも侮れない
板津 ボクは○です。新馬戦は着差のつきにくいスローな流れで圧巻の5馬身差V。しぶった馬場での上がり3ハロン34秒0も立派ですし、陣営もかなりの手応えを感じています。キャリア1戦というのが気になり対抗にとどめましたが、魅力たっぷりな素質馬ですよ
柴田 無敗馬なら2戦2勝の
スズノネイロもいる。今回は重賞で距離延長も課題。克服する可能性はあるけれど、▲にした
板津 大穴なら△
モンサンスピカです。万両賞は好位を取りに行ったのが裏目に出ましたが、直線半ばまで見せ場十分でした。絶好の最内枠を引けましたし、中団のインでじっくり構えれば、最後に出番があるかも。水戸、佐藤の御大ふたりも◎を打っていますよ
森田 隣の△
モンシュシュも面白いよ。脚抜きのいいダートで勝ったように芝向きのスピードはありそう。レースしやすい内枠もいいね
柴田 外枠を本命にした二人も内の穴馬を気にしてるじゃない