週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するコラム。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、ポラリスS・
ダービー卿チャレンジトロフィー・バイオレットS・
大阪杯の4レースです。
▼2024年03月30日(土) 阪神11R ポラリスステークス
【前走の着順別成績(2017~2022年のコーラルステークス・2023年のポラリスステークス)】
●5着以内 [6-5-6-24](3着内率41.5%)
●6着以下 [1-2-1-65](3着内率5.8%)
→直近のパフォーマンスを素直に評価した方が良さそう。なお、前走の着順が6着以下だったにもかかわらず3着以内となった4頭は、いずれも前走の馬体重が500kg以上、かつ前走の4コーナー通過順が10番手以下でした。
▼2024年03月30日(土) 中山11R ダービー卿チャレンジトロフィー
【前走の距離別成績(2020年以降)】
●今回と同じ距離 [4-4-4-30](3着内率28.6%)
●今回と異なる距離 [0-0-0-21](3着内率0.0%)
→臨戦過程が明暗を分けそう。前走が1600mのレースでなかった馬は上位に食い込めていません。
▼2024年03月31日(日) 阪神10R バイオレットステークス
【前走のコース別成績(2019~2023年の端午ステークス)】
●ダ1400m [5-4-4-30](3着内率30.2%)
●ダ1400m以外 [0-1-1-24](3着内率7.7%)
→4月下旬~5月上旬に施行されていた2019~2023年の端午ステークスは、前走でダ1400m以外のレースを使っていた馬が不振。また、調教師の所属が美浦の馬も[1-1-0-21](3着内率8.7%)だったので、扱いに注意するべきだと思います。
▼2024年03月31日(日) 阪神11R 大阪杯
【“前年以降の、JRAの、3000m未満の、G1のレース”において6着以内となった経験の有無別成績(2020年以降)】
●あり [3-4-3-16](3着内率38.5%)
●なし [1-0-1-29](3着内率6.5%)
→実績馬が優勢。ただし“前年以降の、JRAの、3000m未満の、G1のレース”において6着以内となった経験がない、かつ馬齢が4歳、かつ前走の着順が1着だった馬は2020年以降[1-0-1-1](3着内率66.7%)ですから、評価を下げる必要はないでしょう。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は3/31公開予定です。