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ハープスター(栗・松田博、牝3)の生産者で、日本を代表するホースマンである吉田勝己氏(65)=北海道安平町・ノーザンファーム代表=にとっても、凱旋門賞制覇は大きな目標。自慢の3歳牝馬に偉業達成を託した心境を語った。
--3歳牝馬でのチャレンジは日本馬で初めて
「3歳の牝馬で挑戦したいという気持ちはありました。斤量面でアドバンテージ(54・5キロで出走)があるし、最近は調教技術が進歩して、3歳と古馬も、牡馬と牝馬も、それほど差がなくなっているから」
--現地からの報告は
「すごくいい感じ、と聞いています。体力が有り余っているぐらい」
--現地での前哨戦は使わないで本番へ
「札幌記念が間隔的にいいところにありますからね。北海道で調整して、札幌記念を使って、牧場でケアして送り出す。日本で仕上げて10日前ぐらいに現地に持っていくのが一番。特に牝馬はそれがいい」
--これまでにディープインパクト(06年3位入線→失格)、オルフェーヴル(12、13年とも2着)で挑戦
「そうした経験が今回の遠征に生きています。日本でいい状態に仕上げて、現地では調子を落とさないようにする」
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