【根岸S】勝利の豆まき!エール福は内枠2009年2月1日(日) 05:01
〔本紙の狙い〕バンブーエールを本命に推す。昨夏から4連勝。一気に交流GIのJBCスプリントまで制し、短距離ダート界では現役屈指の実力馬にのし上がった。そのJBC以来、3カ月ぶりの実戦になるが、ここを目標に乗り込まれ、最終追い切りの動きは文句なし。仕上がりに不安は感じられない。前2走を見ると、1400メートルはベスト。楽に好位につけられるセンスの良さがあり、枠順や展開に左右されないのは大きな強みだ。先行馬に有利な脚抜きがいい馬場なのも好材料。59キロの斤量は楽ではないが、実力で押し切れるはずだ。
ナンヨーヒルトップが相手の筆頭。東京の1400~1600メートルが一番力を出し切れる舞台。芝でも好走しているように、時計の速い決着にも対応できる。オフィサーが▲。状態は前走以上で、直線の長い東京なら持ち味の差し脚が存分に生きる。
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4連勝で交流GI・JBCスプリントを制した(2)バンブーエールがフェブラリーS(2月22日、東京、GI、ダ1600メートル)に向け始動する。28日の追い切りでは栗東Bコースの一番時計(6ハロン75秒6)をマーク。3カ月ぶりの実戦だが、仕上がりに不安はない。「本番につながるいいステップにしたいと思います。ここでは負けたくないですね」と松岡騎手。5連勝を決め、2つめのGIタイトル獲得へリーチをかける。
師走Sを勝った(6)ナンヨーヒルトップも連勝を狙う。馬場が悪化している今の東京ダートは前が止まらず、先行脚質のこの馬にとっては歓迎だ。前日は坂路からPコースで軽いキャンターを消化。騎乗した八月朔日調教助手は「追い切りで気合が乗ってきているし、いい状態で送り出せます」とデキに自信を持つ。
森厩舎は2頭出し。カペラSでダート1200メートルの日本レコード(1分8秒7)をマークした(1)ビクトリーテツニー。「もともと期待していましたが、本格化してきました」と日高調教助手は重賞V2へ手応えは十分。(8)オフィサーも有力だ。前走はじんましんが出て完調ではなかっただけに上積みは必至。「前走のようにスムーズに競馬ができれば楽しみ」と日高助手。森厩舎は過去10年で根岸Sを2勝、2着2回、3着3回と相性がいい。上位独占も十分ある。
芝を2戦(ともに7着)した(13)アドマイヤスバルが実績のあるダートに戻ってきた。「少し体つきに余裕があるが、輸送で絞れるはず」と中尾秀調教師が話すように当日の馬体重は要チェックだ。エルムS1着以来の(11)フェラーリピサは、「レコードを持っているコースだけど、次(フェブラリーS)につながる競馬ができれば」と白井調教師。顔の神経痛で間隔が開いたぶん、半信半疑の様子だった。
ジャニュアリーS勝ちから中1週で参戦する(4)ヒシカツリーダー。疲れもなく追い切りも栗東坂路で4ハロン52秒6をびっしり追われてマークしている。「前走の状態をキープしているし、このメンバーでも対抗できる仕上がりにある」と小島貞調教師は連勝に期待する。東京ダートで3勝を挙げている(5)ブイチャレンジは、坂路からPコースで最終調整。「前日に直線だけサーッと流すのはいつものパターン。追い切り後も変わりなく順調にきている」と水野調教師。3連勝で重賞Vを狙う(3)セントラルコースト。「一気の相手強化になるが、調子は上がっている。どこまで通用するか楽しみ」と池江寿調教師は期待をこめる。 |
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