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27日に阪神競馬場で行われるJRA上半期総決算のグランプリ競走「第51回宝塚記念」(GI、芝2200メートル、1着賞金1億3200万円)へ向けて、有力各馬が栗東、美浦のトレーニングセンターで追い切られた。
GI4勝の女傑ブエナビスタはいつものように栗東のCウッドコースに登場。
降りしきる雨の中、4馬身ほど先行する僚馬ダイシンプランを追いかける展開から、徐々に差を詰めて行く。ラスト1Fで内に潜り込むと馬体を合わせてそのまま併入。
格下相手に先着は出来なかったが、雨で重くなったコースでも6F83秒5-5F67秒0-4F51秒9-3F38秒0-1F12秒3を叩き出せれば、全く問題はない。
昨年の宝塚記念、有馬記念に続きグランプリ3連覇が懸かるドリームジャーニーは坂路コース。
主戦の池添騎手を鞍上に直線一杯に追われると52秒3-37秒7-12秒4を計時。軽快な脚捌きで、キビキビした動きも好調時のもので、脚部不安で天皇賞を回避した影響は全くないようだ。
重賞連勝中の上がり馬アーネストリーも坂路で調整。1本目を軽く流し後の2本目は、軽快なアクションで、53秒7-38秒8-12秒5をマーク。前走の休み明けと違って、動きは実にスムーズでラストの伸びも圧巻。初の大舞台へ絶好の仕上がりで臨めそう。
一方、美浦では春の天皇賞馬ジャガーメイルがPコースで豪快な動きを披露。
天皇賞馬に導いたウィリアムズ騎手を鞍上に、5Fから併せたキスアンドクライを直線に入ると、内から1F11秒9の切れ味で抜き去り1馬身先着した。全体時計も5F67秒2-4F51秒8-3F37秒1と申し分ないもので、前走以上の仕上がりぶりを見せている。
枠順は24日に確定し、レースは27日、阪神競馬場10R、午後3時40分にスタートが切られる。
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