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中央競馬ニュース
２０１７年の欧州競馬は英国の３歳牝馬エネイブルの登場に沸いた一年だった。１９７１年ミルリーフ、８６年ダンシングブレーヴ、９５年ラムタラに次ぐ、３歳馬による史上４頭目のキングジョージ６世＆クイーンエリザベスＳと凱旋門賞の同一年制覇を成し遂げた同馬は、カルティエ賞の欧州年度代表馬にも選出。来年のローテーションは未定だが陣営は凱旋門賞での連覇を最大目標に掲げている。
１８年の欧州競馬はこの怪物牝馬をめぐる２つの対戦が話題になりそうだ。まずは英チャンピオンＳを７馬身差で圧勝したパフォーマンスが国際レーティングで現役欧州馬最高となる「１３０」ポンドの評価を得たクラックスマン。エネイブルとは同厩舎で主戦も同じＬ・デットーリ騎手。１２ハロン路線での対決は避けられず同門対決の行方に注目が集まりそうだ。
さらに、１０月２８日に行われたコックスプレートでおよそ２年半続いている連勝を「２２」に伸ばした豪州の名牝ウィンクスが、来年はいよいよ欧州遠征する可能性がある。アスコット競馬場で行われるプリンスオブウェールズＳでのエネイブルとの夢の対戦が待たれ、ウィリアムヒル社ではプリンスオブウェールズＳでエネイブルに４・５倍、ウィンクスに６倍、凱旋門賞でエネイブルに４倍、クラックスマンに６倍の単勝オッズがついている。（在仏競馬記者）
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