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今週は中京競馬場でサマーマイルシリーズ初戦の中京記念(27日、GIII、芝1600メートル)が行われる。注目はサトノギャラントだ。左回りのマイル戦はベスト。重賞初Vへ向けて準備は万端で、夏のマイル王を目指して突っ走る。
巡ってきたチャンスは逃さない。左回り1600メートルを最も得意にするサトノギャラントが、重賞タイトルを視界にとらえた。
「左回りのマイルはベストの条件だし、(夏は)このレースと関屋記念を目標にしているからね」
32勝で今年の全国リーディングトップをひた走る藤沢和調教師の言葉には自然と熱がこもる。
全6勝のうち、左回りの東京で5勝をマーク。そのうち、4勝は1600メートルで挙げたものだ。1800メートルでも2勝しているが、マイルでは8戦してすべて5着以内と高い適性を示している。
新潟マイルの前走・谷川岳Sは勝ち馬サンレイレーザーからアタマ差の2着。スローペースで先行馬に有利な流れをメンバー最速の上がり3ハロン32秒3で追い込んできた。「負けたが、内容的にはいい競馬だったと思う」とトレーナーは納得の表情で振り返る。
中間はミホ分場へ放牧に出て、6月14日に美浦トレセンへ帰厩。16日の1週前追い切りはモヤのなか、Wコースでラスト1ハロン13秒0を馬なりでマークした。
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