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6日間にわたって有馬記念をあらゆる視点から検証してきた“データ大作戦”が、ついに結論の時を迎えた。最終日は「直前気配」と「馬場状態」をチェック。第57代グランプリホースにふさわしいと判断されたのは、果たしてどの馬なのか!?
〔1〕直前気配(最大7点減)
前日輸送の関西馬はどれも目立ったアクシデントなどはなく、順調に中山に到着。到着後にイレ込みを見せた馬なども特におらず、全馬減点なしとする。
〔2〕馬場状態(最大3点減)
土曜は降雨の影響で5R以降、芝は稍重で行われたが、雨は午後2時過ぎにあがった。中山競馬場がある千葉県北西部のきょう23日の天気は終日晴れで、有馬記念は良馬場で行われる見込みだ。昨年こそ超スローペースで勝ちタイムは2分36秒0と非常に遅かったが、過去10年で良馬場で行われた8回のうち、6回が2分29秒~31秒台で決着している。2500メートルならば2分32秒、2400メートルなら2分25秒を切る持ち時計は欲しい。
ナカヤマナイトは2400メートルの持ち時計が2分32秒0。同距離以上のレースに出走したのが、不良馬場の2011年ダービーと、同年ニエル賞(仏ロンシャン)のみとはいえ、2200メートル2分13秒5もやや物足りない。2点減点。
【最終結論】6頭生き残り
ついにすべての検証が終了。エイシンフラッシュとルーラーシップが同点でトップとなった。2日目に4点の減点があったエイシンより、日ごとの減点が最大で3点(2日目)だったルーラーを上位にみて、結論は◎ルーラーシップ、○エイシンフラッシュとした。ルーラーシップが悲願の国内GI初制覇を達成する公算が大きい。
さらに、2頭と2点差でゴールドシップが3番手で続いた。この3頭は前売りでも1~3番人気。素直に信頼できるとみていいだろう。
ボーダーラインは78点に設定。結果的に6頭が生き残ったが、上位3頭と4位以下は差が開いた。馬券は3強を中心に組み立てたい。
馬連、馬単は(2)(9)(13)のBOXが本線。3連単は(2)(9)(1着)→(2)(9)(13)(2着)→(2)(3)(9)(13)(14)(15)(3着)のフォーメーション16点を中心に勝負する。
★ルール
持ち点100点からの減点方式。火曜=戦績&ステップ(30点)、水曜=血統(20点)、木曜=追い切り(20点)、金曜=騎手(10点)、土曜=枠順など(10点)、日曜=直前気配、馬場状態など(10点)を検証。各項目ごとに減点し、残った持ち点から結論を導き出す。ただし、各項目や全体での減点が目立つ馬は不安過多とジャッジし、脱落扱いとなる。
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