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今年の欧州長距離路線を締めくくるロワイヤルオーク賞(芝3100メートル)が10月29日、パリロンシャン競馬場で11頭によって争われ、ダイワメジャー産駒のダブルメジャー(仏=C・フェルラン、騸3)がGⅠ初制覇を飾った。
フランスの今年最後の平地GⅠでもある同レースで、ダブルメジャーは主戦のM・ギュイヨン騎手を背に先手を取り、2着スカジノに7馬身半差をつけて圧勝した。不良馬場で勝ちタイムは3分35秒89。ダイワメジャー産駒の海外GⅠ制覇は、2019年香港マイルのアドマイヤマーズ以来の2度目となった。
ファッションブランド・シャネルのオーナー、ヴェルテメール兄弟の生産&所有馬で、母ダンスクエスト(父ダンシリ)が日本でダイワメジャーと交配され、アイルランドで出産。今年3月10日のデビュー戦2着から通算9戦4勝で、凱旋門賞前日に行われた前走の仏GⅡショードネイ賞(芝3000メートル)で重賞初制覇を飾り、今回は単勝4・3倍の1番人気に推されていた。
陣営は今後、国際的にステイヤー路線を歩ませたいとしている。さしあたって来年のドバイゴールドC(3月30日、UAEメイダン、GⅡ、芝3200メートル)などで活躍が見られそうだ。(在仏競馬記者)
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