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中山では3日間開催最終日の18日(月)に第77回セントライト記念(GⅡ、芝2200メートル)が行われる。1~3着に菊花賞(10月22日、京都、GⅠ、芝3000メートル)の優先出走権が与えられるトライアルだ。
異次元の末脚で皐月賞を制覇したソールオリエンス(美浦・手塚貴久厩舎、牡)が主役だ。続くダービーでは僅差の2着と涙をのんだが、世代トップの実力は誰しもが認めるところだ。順調に夏を越し、8月22日に美浦トレセンに帰厩。ボリュームアップした馬体からは成長がうかがえ、課題であったトモの緩さにも進境が見られる。秋競馬の主役を張るためにも、まずは目の前の一戦で必勝を期す。
一強に待ったをかけるのは、僚馬キングズレイン(牡)だ。昨年暮れのホープフルSでは大外から猛然と追い込み3着。年明け初戦の毎日杯は12着と不覚を取ったが、次戦の2勝クラスできっちりと立て直した。条件馬の身ながらもポテンシャルは底知れず、ここでもV争いに加われる。
ドゥラエレーデ(栗東・池添学厩舎、牡)は前走の宝塚記念で10着に敗れたが、年長馬と初対戦だったうえに、先行馬に厳しい流れとなってしまっては仕方がない。優勝したホープフルSのように楽に先行できれば、大物食いの可能性は十分。
レーベンスティール(美浦・田中博康厩舎、牡)は前走のラジオNIKKEI賞で3着。進路を探しながらの追い上げとなったのが痛く、スムーズなら結果は違ったはずだ。春の勢力図を一気に塗り替える力を秘めている。
日本ダービーで9着ながら5番人気に支持された良血シャザーン(栗東・友道康夫厩舎、牡)も末脚比べなら自信あり。未勝利戦から3連勝中の上がり馬ウィズユアドリーム(栗東・吉岡辰弥厩舎、牡)、重賞4勝のルージュバックを母に持つフレーヴァード(美浦・大竹正博厩舎、牡)にも注目だ。
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