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東大卒の漆山貴禎記者がGI的中への方程式を導き出す「漆山教授のGI因数分解」。今週の阪神JFは過去の傾向からノーザンファーム生産馬に注目。首位候補として3頭をピックアップした。
チャンピオンズCは「クリソ危うし」こそ“部分正解”だったが、肝心の解答をミス。今週の阪神JFこそ満点の最終結論を導き出したい。
(1)10/14
2006年に現行コースに替わって以降の14回でノーザンファーム(NF)生産馬が【10・7・3・31】、連対率33・3%と圧倒的な強さを誇る。「表1」のとおり前走でファンタジーSに出走していた馬に限れば【3・1・0・1】と信頼性は極めて高い。
(2)期待の新種牡馬
現2歳世代の芝1600メートル戦における種牡馬成績ベスト5が「表2」。ディープインパクトの強さは相変わらずだが、2位には新種牡馬のモーリスがランクイン。さらに、馬体重480キロ以上の大型馬なら【4・5・0・6】で連対率は60%まで跳ね上がる。
(3)意外に妙味あり
15年以降のJRA牝馬重賞における騎手成績ベスト5が「表3」。トップはルメール騎手で18年には騎乗機会6連勝を記録している。回収率が単勝162%/複勝109%と意外に高く、馬券的な妙味もある。
★注目馬…今年はNF生産馬が6頭登録。中でもデータの後押しがある3頭を推す。
メイケイエールはファンタジーS経由が心強い。粗削りな面を残しながらのデビューV3でまだ底を見せていない。
インフィナイトは前走488キロのモーリス産駒。1月生まれのNF生産馬が06年以降の当レースで【3・4・0・7】という後押しもある。
サトノレイナスはメンバー中唯一のディープインパクト産駒。ルメール騎手と国枝厩舎のコンビはアーモンドアイで牝馬重賞4戦4勝だ。(漆山貴禎)
★阪神JFの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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