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今週の『覆面記者の耳よりトーク』はダートGIII・プロキオンSを徹底取材。情報からは中京ダートのコース形態や傾向から、先行力と地力を備えたサクセスエナジー、同距離のオープンを連勝中のヴェンジェンスが浮上。一方、斤量や展開面からウインムート、サンライズノヴァには危ぶむ声が聞かれた。
記者A 昨年のこのレースは、今年も最有力視されているマテラスカイが不良馬場を1分20秒3の驚異の日本レコードで逃げ切り。コーナーのきつい小回りコースやから、過去5年の傾向を見ても、基本的には先行馬が有利の舞台やな。
記者B 中京ダートに実績のあるX調教師も「コーナーがきついから、そこで先行馬はペースを緩めて息も入れやすい。だから前が有利になりやすい。脚抜きのいいダートなら余計にね」と。それなら昨年4着から地力を蓄え、ハナにこだわらないしぶとい先行力を身につけてきたサクセスエナジーが魅力です。斤量57キロも背負い慣れています。
記者C 今回と同距離のオープンを2連勝中のヴェンジェンスは、そのレースぶりからも勢いがあって6歳にして本格化気配。昨年同様、マテラスカイがスッとハナに立てば、意外に早く隊列が決まるかも。「(鞍上の)幸騎手も手の内に入れているし、展開的にどこかで外に出せれば、前走の脚(好位から上がり3ハロン最速の35秒3)を繰り出す強さも」とQ助手の評価は高かったな。
記者D 昨年の3着馬ウインムートはここ3走で交流重賞を2勝。「前走のように単騎のハナなら強いが、今回は1頭だけ58キロ。斤量面で57キロまでの馬と58キロ以上は、同じ1キロ差でも随分違いがある」と、P調教師は展開と斤量面を気にかけた。58キロが響いてハナに立てないようなら、厳しそう。
記者B J助手は「今回のメンバーで、脚抜きのいい中京ダートが舞台なら、ペース、展開面で追い込みタイプはよほどうまく立ち回れないとつらそう」とポツリ。今週の攻めは良かったサンライズノヴァも、発馬ひと息で後方一気となると苦しそうですね。
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