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《本紙の狙い》マイネルスケルツィを本命に推す。前走のバレンタインS(4着)はもう一歩粘りきれなかったが、7カ月ぶりだったことを考えれば、上々の内容だった。ひと叩きされた効果は大きく、動きはぐんと良化。この馬本来のスピード感あふれる動きを見せつけており、仕上がりは絶好だ。中山の芝1600メートルは3歳時のGIIニュージーランドT勝ちを含め、【2・0・1・0】と得意。先行力の生きる今の中山の馬場状態もこの馬に合っている。一昨年暮れのギャラクシーS以来の勝利をマークし、再び重賞戦線へ名乗りをあげる。
ショウワモダンが相手の筆頭。前走は案外だったが、中山のほうがレースはしやすい。適度に馬場がしぶって時計がかかるのはプラスだろう。ゲイルスパーキーが▲。オープンでもまれながら、着実にパワーアップしてきた。上位争いが可能だ。
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7カ月ぶりだったバレンタインSを使って(3)マイネルスケルツィの気配が一変した。13日は美浦の坂路で4ハロン61秒0を馬なりでマーク。軽快な脚さばきで気合乗りも上々だ。「ひと叩きしてここを使うのは予定どおり。久々を使った反動もなく順調に調整できた。得意の条件でこの馬本来の力をみせてほしい」と稲葉調教師。ニュージーランドT・GIIを含む3勝を挙げている中山で久しぶりの勝利の美酒に酔いたい。
(10)ショウワモダンは北Cをキャンターで1周。自ら調教にまたがった杉浦調教師は「ここは確実に勝ちたいレース」と開口一番、強気なひと言。「前走は折り合いに専念しすぎて位置取りが悪くなった。道悪は得意だし、具合も絶好。今度は決めたい」と巻き返しに自信をみせる。
OPクラスでも堅実な走りをみせている(5)ゲイルスパーキーは南Pで軽めのキャンター。「右回りの方が走りがスムーズ。今回も勝ち負けに持ち込める状態です」と古賀慎調教師。もう1頭の(15)レオマイスターも「こちらも仕上がりはいいね。スタート次第ではチャンスもありそう」とまんざらでもない様子。
(4)タケミカヅチは南Aで調整。「また雨か。いやになるね。何とか乾いた馬場でやらせたい」と大江原調教師は良馬場を願う。
意欲的な前日追いを消化したのは(9)ピサノパテック。坂路で4ハロン54秒9-40秒3-13秒4を馬なりでマーク。「抜けた馬がいないここなら。ここ2戦は集中力が続かない感じだったが、マイルで変わってほしい」と藤沢和調教師は距離短縮に望みをかけている。もう1頭の(16)ファストロックは南Pを3ハロン43秒3-12秒2で流して気合を乗せた。
(1)マイネルハーティーは「2週続けてビシッと追って仕上がりは上々。得意の条件だし楽しみ」と中村調教師。GII勝ちの舞台で一気の台頭をもくろむ。
鉄砲実績【2・0・2・2】の(11)マヤノライジンも侮れない1頭。「勝ち気なタイプで久々は苦にしない。中山も得意だし、好レースを期待している」と梅内調教師の感触は悪くない。
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