スガダイ
導師嵐山
katomai
第125回目黒記念(28日、東京11R、GII、3歳上オープン国際、ハンデ、芝2500メートル、1着賞金5800万円 =出走17頭)51キロの軽ハンデ、横山典弘騎乗の7番人気キングトップガンが、3番手追走から直線入り口で先頭に立ち、後続の追撃を振り切って重賞初Vを手にした。2分32秒5(稍重)。今後はサマー2000シリーズの函館記念(7月24日、函館、GIII、芝2000メートル)を視野に入れて調整される。1番人気ハートビートソングはゴール前で急追したが、クビ差及ばす2着。 殊勲の勝利を飾ったのは8歳馬の伏兵キングトップガン。直線で早めに先頭に立つと、最後は1番人気ハートビートソングにクビ差まで迫られたものの、ゴールまで押し切った。08年4月5日の難波S以来、約3年2カ月ぶりの美酒を待望の重賞初Vで飾った。 「朝から雨が降っていて馬場が悪かったので、51キロの斤量を最大限に生かせるように前々で競馬した。51キロだと(道中も)楽だね。乗っていても加速が違う」 横山典弘騎手はしてやったりの表情。鮫島調教師も「ジョッキーが軽ハンデを生かして、本当にうまく乗ってくれました」とベテランの好騎乗に目を細める。 「8歳だけど、今まで2度の骨折があったりして数(35戦6勝)を使っていないので、馬もまだ若い」と鮫島師。今後はサマー2000シリーズへ参戦し、夏競馬を盛り上げる存在を目指す。(片岡良典)