今週の重賞レース

2024年4月27日() 青葉賞 G2 ユニコーンS G3
2024年4月28日() 天皇賞(春) G1

函館記念 G3

日程:2023年7月16日() 15:45 函館/芝2000m
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馬名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 馬体重 B タイム 着差 オッズ 人気 上がり
3F
通過順
1 5 9

ローシャムパーク

牡4 56.0 C.ルメー  田中博康 500(-6) 2.01.4 4.1 1 35.8 ⑧⑦⑦⑦
2 4 7

ルビーカサブランカ

牝6 55.0 吉田隼人  須貝尚介 478(-2) 2.01.8 8.3 4 36.3 ⑧⑦⑦⑤
3 4 8

ブローザホーン

牡4 55.0 岩田康誠  中野栄治 428(+8) 2.01.8 アタマ 5.0 2 35.6 ⑮⑮⑮⑬
4 6 11

マイネルウィルトス

牡7 57.0 丹内祐次  宮徹 492(+24) 2.01.8 アタマ 26.8 10 35.5 ⑯⑯⑮⑭
5 2 3

ハヤヤッコ

牡7 58.5 浜中俊  国枝栄 486(+2) B 2.01.8 ハナ 15.2 7 36.0 ⑬⑬⑪⑧
6 8 15

アルナシーム

牡4 55.0 鮫島克駿  橋口慎介 442(0) 2.01.9 1/2 14.5 6 36.5 ⑤⑥⑥⑤
7 8 16

キングオブドラゴン

牡6 56.0 富田暁  矢作芳人 504(-4) 2.01.9 クビ 35.8 13 36.7 ③③④③
8 2 4

ドーブネ

牡4 57.0 武豊  武幸四郎 474(0) 2.02.0 1/2 10.3 5 36.7 ⑤⑤④③
9 5 10

アラタ

牡6 58.0 横山武史  和田勇介 470(0) 2.02.0 アタマ 5.8 3 36.2 ⑪⑪⑪⑪
10 7 13

スカーフェイス

牡7 57.0 西村淳也  中竹和也 458(+4) 2.02.1 クビ 21.8 9 36.1 ⑭⑭⑭⑭
11 3 5

ヤマニンサルバム

牡4 56.0 横山和生  中村直也 502(+2) 2.02.2 1/2 28.4 11 37.2 ③③②②
12 1 2

ユニコーンライオン

牡7 59.0 国分優作  矢作芳人 522(+2) B 2.02.4 1 1/2 17.9 8 37.6 ①①①①
13 6 12

ローゼライト

牝5 52.0 斎藤新  清水久詞 440(-12) B 2.02.4 クビ 48.1 15 36.9 ⑤⑦⑦⑧
14 1 1

イクスプロージョン

牡5 57.0 和田竜二  杉山晴紀 476(-4) B 2.02.9 30.1 12 37.1 ⑪⑪⑪⑭
15 3 6

ロングラン

セ5 55.0 勝浦正樹  和田勇介 476(-2) 2.05.0 大差 63.7 16 39.4 ⑧⑦⑦⑪
16 7 14

テーオーシリウス

牡5 55.0 藤岡佑介  奥村豊 482(+8) 2.05.6 3 1/2 47.4 14 40.5 ②②③⑧
ラップタイム 12.2 - 11.2 - 12.0 - 12.2 - 12.4 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 12.2 - 12.4
前半 12.2 - 23.4 - 35.4 - 47.6 - 60.0
後半 61.4 - 48.9 - 36.6 - 24.6 - 12.4

■払戻金

単勝 9 410円 1番人気
複勝 9 170円 1番人気
7 230円 4番人気
8 200円 3番人気
枠連 4-5 500円 1番人気
馬連 7-9 2,520円 7番人気
ワイド 7-9 960円 7番人気
8-9 680円 2番人気
7-8 760円 3番人気
馬単 9-7 4,230円 9番人気
3連複 7-8-9 4,210円 3番人気
3連単 9-7-8 21,330円 21番人気

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馬場
予想

【函館記念2023特集】Bコース変更後の中距離以上では内寄りの枠が大苦戦!真ん中より外の枠を優先したほうがベター!

【函館記念2023特集】Bコース変更後の中距離以上では内寄りの枠が大苦戦!真ん中より外の枠を優先したほうがベター!

土曜日の函館芝のレース結果、近年の函館記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。

函館競馬場はBコース開催の2週目。中間の雨の影響により、土曜日の芝コースは重(JRA発表)でスタート。開催中もぐずついた天気で推移したが、馬場状態が変更されることはなく、重発表のまま開催を終えている。

芝競走7鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、3、4、2、2、9、5番手。前半戦は内めを通る先行勢が幅を利かせていたが、雨中開催に伴って内柵沿いのコンディションが悪化。後半戦では、最後の直線で馬場の3~4分どころを通る好位~待機組の勢いが強くなっていた。

枠順に関しては、真ん中より外が優勢。1~4枠の3着以内馬7頭に対し、5~8枠は同14頭とダブルスコアの偏りが出ていた。直線が短い小回りのレイアウトにもかかわらず、内寄りの枠を引いた馬たちは劣勢を強いられている。

ちなみに、今開催のBコースにおいて施行された3歳以上かつ芝1800m以上のレースは6鞍(15日終了時点)。3着以内馬18頭のうち、実に16頭を5~8枠の馬たちが占めている。芝の中距離以上のレースでは、想像以上に内寄りの枠が苦戦している様子。その点は気に留めておいたほうがいい。

日曜日開催中の天気は不安定(16日7時の時点)。雨が降れば使用頻度の高い内寄りの傷みが進み、より内めの枠を引いた馬たちの勢いが衰える可能性もある。降水がなければ、それはそれでこれまでと似たような傾向に落ち着きそうだ。脚質については都度見直しの必要もあろうが、枠順ベースで選ぶなら真ん中より外(5~8枠)を優先すべきだろう。

なお、過去5年の函館記念における勝ち馬5頭は、6~8月のレースにおいて1着経験があった点で共通する。夏季に施行される重賞ということもあってか、同時期のレースで良績を持つ馬が存在感を発揮する傾向が強い。絞り込みの際に押さえておきたいポイントだ。

今回の出走メンバーで要点(5~8枠+夏季実績)をクリアしているのは、⑩アラタ、⑬スカーフェイス、⑭テーオーシリウス、⑮アルナシーム。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。

【馬場予想からの注目馬】
アラタ ⑬スカーフェイス ⑭テーオーシリウス ⑮アルナシーム
プロ予想
(動画)

【函館記念2023特集】巴賞組の取捨が鍵!若駒マイスター「柿谷陽介」×「スガダイ」の函館記念注目馬大公開!

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プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×若駒マイスター「柿谷陽介」が函館記念を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!

出演:スガダイ(予想神) 柿谷陽介(若駒マイスター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)

プロ予想
(直撃取材)

【函館記念2023特集】「豚ミンC」「にしのけいご」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

【函館記念2023特集】「豚ミンC」「にしのけいご」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第24回は函館記念についてにしのけいごプロ・豚ミンCプロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。




【にしのけいご】―西野圭吾 RETURNS ~2度プロになった男!
一度、プロ予想家から一般予想家へ転落するも、不屈の闘志で復活。“大局観”+独自指数の組み合わせで飛躍的な回収率向上を成し遂げた、にしのけいごプロに函館記念についてお聞きしました。

―どこから狙えばいいのやらというメンバー構成に感じますが、どう見ていますか。

難しいですよね。でも、一応ルビーカサブランカがいいなあと。

―穴っぽいところですね。前走は巴賞5着でしたが、推奨理由をお願いします。

まず、ルビーカサブランカはいつも2000m以上の馬だと思っていて、前走も1800mのわりには頑張っていました。スタート後に地方馬の後ろに入ってしまい、位置取りがどんどん悪くなる不運もありましたし、あと休み明けで調教量が少ないなかで0秒5差だったので、叩かれて1ハロン延長ならという感じですかね。

―なるほど。重賞では愛知杯の勝ち鞍とチャレンジC2着がありますが、能力は今回のメンバーに入っても遜色ないとみますか。

そうですね、チャレンジCだけ走れるなら。あの時は川田騎手が内で上手く乗ってくれたんですけど、それ込みでもこのくらいの相手関係で55キロなら狙えると思います。

―愛知杯も、チャレンジCも内枠でしたが、枠順は気になりますか。

ロスなく回ってこれるという意味で、内を引くに越したことはないですが、特に外だから嫌という感じでもないですね。

―妙味の観点からも期待したいです。前走同じ巴賞を走った1着アラタ、2着ドーブネ、この2頭は今回どうでしょうか。

うーん、ドーブネはあんまり……、信頼度が高いという感じはなくて、前走も思ったより走ったなあと。そういう印象なんですよね。1番人気でしたけど。

―となると、巴賞の予想ではアラタのほうが高評価でしたか。

そうですね、アラタが多分本命だったのかな? まあ、でもアラタも巴賞はコースロスなく上手く乗ったんですよねえ。

―私もそう見えました。反対にドーブネのほうは、やや出負けして位置を取るために脚を使ったような。

あと、ドーブネって直線で右に行ったり、左に行ったり、真っすぐ走れない馬だったんですよ。そういう面が解消されているなら、今以上に走れるのかもしれないですね。

―ドーブネは逃げなくても問題ないと思うんですけど、巴賞で逃げたテーオーシリウスやユニコーンライオンなどもいて、展開的に苦しくなるというような見立てはないですかね。

アルナシームとかも行っちゃいそうですしね。速くなるかも……、でも、ジョッキーの考えることってわからないですからね。

―先週の七夕賞もあれだけ前に行きたい馬が揃ってなんでスローなんだと。

そうでしたねえ。でも、決めつけるのもけっこう大事だったりするんですけどね。

―何かしら決めないと。

そうなんですよ。予想が進まない。

―ほんとに(笑)。テーオーシリウスとユニコーンライオンがどちらも主張すればという感じですかね。

あと、ドーブネも外枠なら2、3番手でいいんでしょうけど、内枠なら行くかもしれないですし。

―ああ、なるほど。たしかにそうですね。ええと、この話はこのくらいにして。ルビーカサブランカに次いで妙味を感じる馬がいればお願いします。

ブローザホーンとか人気するんですよね? あと人気するのはローシャムパークあたりですか?

―そうですね、想定では4番人気と1番人気で出ています。

ああ、でも4番人気か。

―ブローザホーンがよく分からないんですよ。強いのか、弱いのか。

しぶとい馬ですよね。スローの瞬発力勝負では苦しいでしょうけど、速い流れになってラスト1ハロン12秒ちょいかかるような感じなら結構強いと思います。

―近走は少し長めの距離を走っていますが、2000mでも問題ないですか。

大丈夫だと思いますよ。持久力があるから、長い距離を使っていたというイメージですね。

―4番人気でも狙いたい感じですか。

そうですね、単勝5倍とか、6倍つくのであれば。

―それはつきそうな気もします。最後にローシャムパークはどうでしょうか。

強いと思います。下手すると2.○倍かなとか思うんですが。仮に4倍くらいなら本命でもいい、というレベルですね。

―特に評価されているレースなどはありますか。

前走も、3走前も強かったですよね、圧勝でしたから。で、2走前の凡走は馬場が悪かった。

―やはりあれは馬場が敗因と見ていいのでしょうか。

ハービンジャー産駒で、ざっくりいうとデインヒル系なので、馬場が悪くてもいいのではないかと思ってしまうんですけどね。この馬単体で見ると速い上がりで結果を出しているので、馬場なのかなと。


取材後記:本命はオッズの動きも見つつ候補馬のなかから、重馬場やタフな流れならブローザホーンに期待。あまりに馬場が悪くなるなら、昨年好走馬のリピートもというお話。ルビーカサブランカ号に注目します!


【豚ミンC】―庶民にやさしく、効き目抜群ですぐはつらつ!その“神眼“で見抜く◎!!
10年間の厩務員生活を経て、友人のすすめきっかけにプロ予想家へ。レースリプレイの検証で妙味ある穴馬を見抜く豚ミンCプロに函館記念についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

え~、なんでしょう? 個人的にはまず狙い馬になっている馬が出走してくれているかでしょうか。どのレースもそこからなので。いなかったら当日の馬場次第で合いそうな馬を探したいと思います。去年と同じように道悪になったらそのまま去年を参考にするかもしれません。

―天気予報を見ると、降雨があるのかどうか、なんとも微妙ですが。参考にするというのを、もう少し具体的に言うと。

去年と同じような馬場になるなら、その時3着以内だった馬が3頭出てきているのでそのまま買えばいいんじゃないですか(笑)。終わってみたら「去年と同じじゃん」なんて言っているかもしれませんよ。競馬ってこういうこともわりとあるので、こんなふざけた予想も意外とバカにできないものです。

―私はボックスを買って夢を見ます。中心視している馬はいますか。

正直、今の時点では何も分からないです。狙い馬にしている馬もいなかったので……。

―ローシャムパークはどうでしょう。昨年のセントライト記念は上位2頭に離された3着でした。そこから地力強化されている感じはしますか。

前走を見ると鞍上も上手く乗っていたので、重賞になる今回はそこまで強気になれないかと思っています。なのでまだ力の評価は難しいです。一連のレース内容から、前走みたいに内で溜めることができれば可能性がありそうですけど、外々を回って最後までもつイメージはあまりないので外枠なら買いたくないですね。というか人気するなら基本買いたくないですが(笑)。

―枠順が重要ですね。ほかに人気馬でイマイチみたいな馬がいればお願いします。

アラタって巴賞を勝っているので多少人気しますよね?

―すると思います。

金鯱賞の時にも話した気がしますけど、ロスなく乗ればしっかり上位に来る馬です。前走は完璧な立ち回りだったので完勝でした。鞍上もガッツポーズしていましたし(実際ガッツポーズした理由はわかりませんが)。

―(笑)。

そのあたりのことを考えると、外枠に入って外々を回る競馬になれば掲示板までなんてことはありそうです。ただ当日の馬場状態次第では、それがプラスに出る可能性もあるのでそれは見ておかなければなりませんね。

―この馬も枠に注意ですね。穴ならこれ、という馬はいるでしょうか。

キングオブドラゴンとかでしょうか? 走れる条件ならなんかいつも地味にいるんですよね。タフな流れになったら見せ場くらいあってもいいかもしれません。そもそも穴になるのか分かりませんが…。

―けっこう人気がないような気がします。この馬こそ少し人気するのかもしれませんが、アルナシームはどうでしょうか。秋色S~心斎橋Sまでの人気を裏切った3走や、前走の坂井騎手の騎乗も含めお願いします。

まずこの馬は東スポ杯の内容がよく朝日杯FSで◎にした馬です。その時から千四でロスなく乗ればオープンでもやれる馬と判断していました。

―早い段階で評価は高かったんですね。

それを踏まえて、秋色Sはロスなく乗って来ましたが、直線終始窮屈でちょっと苦しくなりました。あと府中ではちょっと直線が長いのがよくなかったような。いい脚を長く使えないと思っているので。武庫川Sはマイルで外枠。外枠で距離のロスがあれば厳しくなるのは見え見えだったのに1番人気。これは人気にしたファンが悪いです。結果的にも内を回った馬がそのまま上位でした。心斎橋Sは待望の千四で内枠でしたが、外を回ってしまいました。この馬のベストはロスなく乗って直線だけ外でしょう。ま、そういう馬がほとんどですが。

―しっかりと敗因があるわけですね。

前走の垂水Sは一応守備範囲の千八でしたが、スローの流れを動いてコーナーでのロスは0。鞍上の好騎乗でしかないですね。頭数は少なかったですがそのまま外を回って差す競馬だったら勝っていないと思います。後ろから何も考えないでただ外を回った松岡騎手のシンボが、次走内枠に入って勝ったのを見るとやはり途中から先手を取ったのは好判断。完全に騎手の差でした。

―今回は乗り替わりですが、その点も踏まえ期待できるでしょうか。

結論としては、直線の短いコースは合うはず。ただ距離は微妙。距離ロスがある競馬をしたら厳しくなりそうです。鞍上は信頼上位の騎手なのでそこは問題はなし、といったところでしょうか。

―ありがとうございます。最後に、他に気になる馬がいれば一言お願いします。

前走は直線で見せ場、2走前は距離が長かったと思われるスタッドリーでしょうか。レース内容的にも短縮して2000mが合う可能性はあるので、買い目に入れるかもしれません。鞍上もやっと感覚を取り戻してきている北村友一騎手の予定とあるので、あのいつものらしい騎乗を期待しています。


取材後記:人気サイドも、穴っぽいところも、枠順というのがひとつ鍵になりそうですね。私はハヤヤッコ、マイネルウィルトス、スカーフェイスのボックスで。


以上、プロ予想家2名の函館記念の見解と注目馬を紹介しました。「どれなの?」「人気?」といったやりとりが目立ち、とにかく中心不在様相がひしひしと伝わってきた今回。木曜時点で、馬名が被ることも少ない回となりました。ただ、取材後にうかがった内容まで含めると、共通していたのは「馬場が悪くなりすぎれば、昨年好走した馬のリピートに注意」という点。さあ、♪あめあめふれふれかあさんが~。


(文・垣本大樹)

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調教
予想

【函館記念2023特集】ルビーカサブランカをトップ評価!僅差でユニコーンライオン、アラタ、アルナシームらが続く!-追い切りチェック(最終版)

【函館記念2023特集】ルビーカサブランカをトップ評価!僅差でユニコーンライオン、アラタ、アルナシームらが続く!-追い切りチェック(最終版)

日曜日に行われる函館記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

①イクスプロージョン【C】
函館W併走(12日)。1週前まで栗東でしっかりと乗り込んでいたため、今回は軽めの内容。それはいいとしても、久々の右回り戦に臨むにあたり、右→左の手前替えができていないのはいただけない。いつもより、肩の出が窮屈に見えるのも気になるところ。調教観点的に評価は上げづらい。

②ユニコーンライオン【A
函館芝併走(12日)。エンジンのかかりが若干遅いが、それはいつも同じ。安定感のあるフォームで、脚元は実にパワフル。それでいてフットワークは柔らかく、集中力も高い。良化途上の感を強く受けた前回よりも、随分と気配は上向いている。仕上がりに不足はなく、あとは59キロのハンデがどうかだけ。

③ハヤヤッコ【B】
函館W併走(12日)。軽めの内容ながら、きちんと折り合いはついていたし、脚どりも力強い。気を抜くようなところがあるのは相変わらずだが、この馬とすれば動きに余裕があるし、モタれる悪癖もさほど出ていない。それなりに整えてきた印象を受ける。

④ドーブネ【B】
函館W単走(12日)。首を前に突き出すような感じで活気は十分。コーナリングもスムーズだった。馬場が重かったぶん、最後は脚いろが怪しくなったが、鞍上の仕掛けに応えるべく、懸命に前へ進もうとする姿は好感が持てる。順調と捉えてもいいのではないか。

⑤ヤマニンサルバム【B】
函館芝単走(12日)。若干ズブい面は出ているが、この馬とすれば集中して走れていたし、四肢の運びも滑らか。着地も力強い。もう少し鞍上の促しに対する反応が鋭くなれば言うことなしだが、概ね自身のパフォーマンスは示している印象。いい頃の雰囲気に近づいてきたように思える。

⑥ロングラン【B】
美浦南W単走(12日)。函館への移動を考慮して控えめの調整。ムキになることなく、落ち着いて走れていたのは良い傾向。ひと頃見られた口元の硬さが薄れ、本来の推進力ある走りを取り戻しつつある。輸送を無難にクリアできれば、面白い存在になるかもしれない。

⑦ルビーカサブランカ【A
函館芝単走(12日)。単走表記だが、実質的に併せ馬の形。前を行く2頭の後ろで、折り合いをつけながら自身のリズムをキープ。直線に入ってからも、この馬らしい体幹しっかりの安定したフットワークで走れていた。軽い促しに対する反応も良く、最後まで余力十分の内容。上々の仕上がりだろう。

⑧ブローザホーン【C】
函館芝併走(12日)。直線で手前を替えなかったが、この馬にはよくあることのようだし、鞍上も意に介していない様子なので、過度に気にする必要はない。ただ、全体的に走りは硬め。発汗が目立つのも気がかり。無理追いを避けたとはいえ、最後は脚いろも手応えも劣勢。高い評価はしづらい。

⑨ローシャムパーク【B】
函館芝併走(12日)。直線を向いて間もなくの気合乗りは良かったのだが、馬場の緩さがこたえたのか、ラストの反応はひと息。鞍上が仕掛けて体勢五分に持ち込んだとはいえ、少し物足りなさを感じる内容。判断するに悩ましいが、好内容だった1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。

⑩アラタ【A
函館W単走(12日)。カーブがきついレイアウトにもかかわらず、スピードをそれほど落とすことなく、巧みにコーナーを回っていた点は好印象。その後もバランスの良いフットワークで、キビキビと気持ちの乗った走りを見せていた。前肢のかき込みもしっかりしており、調子は良さそう。高く評価したい。

⑪マイネルウィルトス【B】
函館W単走(12日)。手控え気味の内容ながら、脚元の力感と活気は十分。身のこなしに硬さはなく、直線を向いてからの手前替えもスムーズだった。長期休養明けの割に攻め本数が少なめの点は気になるが、動き自体は昨年2着時と比べても見劣りしない。警戒を怠れない存在だ。

⑫ローゼライト【C】
函館W単走(12日)。水分を多く含んだウッドチップを苦にしている様子はない。その反面、首の使い方が上手ではなく、前方への推進力を削ぐような完歩が多いのは気になるところ。調子が上向きとは思えず、今回は52キロという軽い斤量で、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。

⑬スカーフェイス【B】
函館芝併走(12日)。右にモタれ癖のあるロータスワンドが相手ゆえ、それをフォローするような形での追走。先着を許したため、見映えこそ悪いが、最後までブレの少ない安定したフォームを保ち、馬場をしっかり掴んで走れていたことは評価できる。及第点の仕上がりと判断したい。

⑭テーオーシリウス【C】
函館W単走(12日)。コーナリングや脚さばき自体は悪くないのだが、舌を出していたのは気になるところ。加えて、直線に入ってからは物見がちとなり、しまいにかけてはフォームが乱れていた。重いウッドチップが影響したにせよ、いい時の力強い走りに比べると、物足りなさを覚えてしまう。

⑮アルナシーム【A
函館芝併走(13日)。折り合いに主眼を置いた内容。前に馬を置いても難しい面を出さず、我慢がきいていたことは好印象。軽めの内容ゆえ派手さはないが、脚さばきは柔らかく、手前替えもスムーズ。しっかり追えば弾けそうな余韻を残しているのもいい。好気配。

⑯キングオブドラゴン【C】
函館芝併走(12日)。上体高めの走りはいつものこと。それ自体を深刻に捉える必要はない。ただ、コーナリングでスムーズさを欠き、直線では最後まで右手前のまま。脚さばき自体は悪くないのだが、評価を上げるには躊躇してしまう内容だった。

【調教予想からの注目馬】
A判定は4頭。トップは⑦ルビーカサブランカとしたい。メリハリのある動きができていたのは好感度大。ラストの反応も良く、前哨戦を使って状態は型通りに上向いている。反撃を見込める態勢と判断したい。

ほか、本来の走りを取り戻してきている②ユニコーンライオン、前回に勝るとも劣らないデキの⑩アラタ、気配の良さが目立つ⑮アルナシームらも大きな差はない。

<注目馬>
ルビーカサブランカ ②ユニコーンライオン ⑩アラタ ⑮アルナシーム

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厩舎
の話

【函館記念2023特集】ローシャムパーク「いいスタートを切れれば前の方で」 アラタ「状態面はキープ」

【函館記念2023特集】ローシャムパーク「いいスタートを切れれば前の方で」 アラタ「状態面はキープ」

アラタ・小島助手「昨年(6着)は重馬場が合わなかった。状態はキープできている」

イクスプロージョン・和田竜騎手「右回りは久々だが、馬は良くなっているので今ならこなせると思う」

キングオブドラゴン・宮内助手「身体能力が高いので、この舞台は力を発揮してくれると思います」

スカーフェイス・中竹師「自分で競馬を作るタイプではないので、展開の助けは必要」

テーオーシリウス奥村豊師「雨が降っても苦にしないです」

ドーブネ・南井助手「落ち着いている。精神面の成長も感じる」

ハヤヤッコ・浜中騎手「年齢的に動きが劇的に変わったわけではないが、精神的に活発なのはいい点」

ブローザホーン・岩田康騎手「道悪や洋芝は気にしていません」

マイネルウィルトス・宮師「道悪は悪くないです」

ヤマニンサルバム・中村師「あまり雨は降らないでほしいですね」

ユニコーンライオン・福岡助手「時計が速くなるのは嫌。湿った馬場は大丈夫です」

ルビーカサブランカ・北村助手「動きは良かった。変わり身に期待」

ロングラン・和田勇師「状態面は変わらず問題ないですね」

ローシャムパーク・ルメール騎手「いいスタートを切れれば前の方でいいペースを維持したい」

ローゼライト・吉田助手「函館は経験していますし、雨も大丈夫」

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データ
予想

【函館記念2023特集】オールクリアは、ヤマニンサルバム、キングオブドラゴン、ハヤヤッコ、テーオーシリウスの4頭のみ

【馬齢】

2013年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から7歳までの間。その一方、前走から負担重量の軽減がない5歳以上の好走(3着以内)は、前走が重賞で1ケタ着順だった馬に限られる。留意しておきたいデータだ。

(減点対象馬)
②ユニコーンライオン ⑥ロングラン ⑩アラタ

【性別】

2013年以降、牡馬が【10.10.9.111】と圧倒。牝馬は【0.0.1.7】と2着連対圏入りしたケースがなく、せん馬に至っては【0.0.0.11】の総崩れとなっている。出走数に差があるとはいえ、傾向的に牝馬とせん馬は軸馬候補として推奨しづらい。

(減点対象馬)
⑥ロングラン ⑦ルビーカサブランカ ⑫ローゼライト

【前走クラス】

2013年以降の1~2着馬延べ20頭の前走使用クラスを検証すると、みなJRAのOPクラスのレースに出走していた。JRAのOPクラス以外からの臨戦馬は、2着連対圏に届きそうで届かない状況が続いている。

(減点対象馬)
⑧ブローザホーン ⑨ローシャムパーク ⑫ローゼライト ⑮アルナシーム

【前走着順】

2013年以降、前走2着以内の馬が当レースでも2着連対圏を確保したのは前走重賞組の3頭だけ。非重賞2着以内からの参戦馬はパフォーマンスを落とす傾向にある。しかしながら連対外であれば何でもOKというわけではなく、前走が巴賞以外の非重賞戦、かつ前走で複勝圏を逃していた馬の好走(3着以内)例は皆無。前走3着以下敗退馬を狙う場合は、前走のレース名や格付けに注意したいところだ。

(減点対象馬)
④ドーブネ ⑧ブローザホーン ⑨ローシャムパーク ⑩アラタ ⑫ローゼライト ⑮アルナシーム

【近走人気】

2013年以降、前走が非重賞戦で単勝8番人気以下だった馬の好走(3着以内)例はなし。また、近2走続けてG2以下のレースに出走し、ともに単勝9番人気以下だった馬も連対(2着以内)ゼロと、今ひとつの結果に終わっている。

(減点対象馬)
①イクスプロージョン ⑬スカーフェイス

【休養明け】

2013年以降の1~3着延べ30頭全馬が、同年の3月以降に1戦以上を消化していた。前走が同年の2月以前となる馬は、評価を下げたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
⑪マイネルウィルトス

【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、③ハヤヤッコ、⑤ヤマニンサルバム、⑭テーオーシリウス、⑯キングオブドラゴンの4頭。

連軸候補の筆頭には、⑤ヤマニンサルバムを挙げたい。2013年以降の年齢別において、勝率および連対(2着以内)率トップの4歳馬に該当。そのなかでも、G3から参戦の関西馬は【1.1.1.2】と少数精鋭の活躍を見せている。逆襲の場面があっても何ら驚けない。

過去10年【3.3.0.11】の前走G2組に該当する、⑯キングオブドラゴンを差のない2番手評価。以下、③ハヤヤッコ、⑭テーオーシリウスらが続く。

<注目馬>
ヤマニンサルバム ⑯キングオブドラゴン ③ハヤヤッコ ⑭テーオーシリウス

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U指数
予想

【函館記念2023特集】例年より堅めの決着になるとみて素直に人気のU指数上位勢で勝負!

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年間を通しても荒れることで有名なレースで、攻略するのは容易ではない。毎年のように実力拮抗でU指数の差が出にくいメンバー構成になりやすく、14位→13位→11位で決まった2020年のようなこともある。

しかし、まったくお手上げというわけではない。2018年3着のエテルナミノル(5位、13番人気)、2021年2着のアイスバブル(2位、14番人気)、3着のバイオスパーク(3位、12番人気)のように、人気の盲点になっている馬の狙い撃ちで活路を見いだすことができる。2021年は上位3頭を完璧に指名することに成功し、3連単は20万馬券。2022年は7番人気で勝利したハヤヤッコ(3位)を2番手に推奨している。当然今年も、大的中を狙っていくのみである。

今年は上位人気に支持されることが予想される馬が、U指数でも上位にランクされたので、例年より堅めの決着になると判断。函館芝で4戦3勝の実績をあげている1位⑩アラタ(99.1)、オープン入りしてからもレベルの高い走りを続けている2位タイ④ドーブネ(98.8)、昨年のこのレースの勝ち馬の2位タイ③ハヤヤッコ(98.8)を中心に馬券を組み立てたい。

そして最後に1頭、函館芝2戦2勝でマイペースの逃げに持ち込んだときが怖い5位②ユニコーンライオン(97.2)に注目する。

【U指数予想からの注目馬】
アラタ ④ドーブネ ③ハヤヤッコ ②ユニコーンライオン

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血統
予想

【函館記念2023特集】Sadler's Wellsやステイゴールドに所縁ある血脈を持つ馬が活躍

【函館記念2023特集】Sadler's Wellsやステイゴールドに所縁ある血脈を持つ馬が活躍

雨が降るなか重馬場として施行された昨年はキングカメハメハ産駒の7番人気ハヤヤッコが勝利し、同産駒は15年3着ヤマカツエース、18年2着サクラアンプルールに次ぐ好走となった。ハヤヤッコは父系でNureyev、母系でTopsiderの血を引くが、それら2頭は欧州の大種牡馬Sadler's Wellsの近親にあたる一族でもある。14年クラフトマンシップ、17年ルミナスウォリアー、21年トーセンスーリヤとSadler's Wellsの直系が勝ち馬として名を連ねるレースでもあり、15番人気という人気薄で勝利をつかんだ20年アドマイヤジャスタも母の父がエリシオ(その父Fairy KingがSadler's Wellsの全弟)であることに留意すべきだろう。

ほか、ステイゴールドに所縁ある馬も活躍が目立ち、直系では10年2着ジャミール、16年1着マイネルミラノ、16年3着ツクバアズマオー、19年2着マイネルファンロン、19年3着ステイフーリッシュ、20年3着&21年3着バイオスパークが該当。なお、17年に14番人気2着と激走したタマモベストプレイもステイゴールドと3代母ロイヤルサツシユが共通する間柄にあった。

ハヤヤッコは、父キングカメハメハ×母マシュマロ(母の父クロフネ)。本馬は昨年の勝ち馬なので適性について疑う余地はないが、従妹ソダシが21年札幌記念を制するなど、北海道開催を得意とする一族でもある。また、エリモハリアーやマヤノライジンといった高齢馬のリピート好走が目立つ傾向からも侮れない存在といえるだろう。ダートでオープンまで登り詰めたパワーが持ち味なので、芝はスピードを削がれるようなタフな馬場が好ましい。

ユニコーンライオンは、父No Nay Never×母Muravka(母の父High Chaparral)。母の父がSadler's Wells直仔、2代母の父がTopsiderとなるため、血統構成からは昨年の勝ち馬ハヤヤッコを引き合いに出しやすい。函館競馬場は2戦2勝と底を見せていない魅力もあり、もとより叩き良化型の逃げ馬であることを鑑みれば、今回は一度使われた上積みにも期待できる。持ち前のしぶとさを活かすためにも、トップハンデでも自分の競馬に徹するのみ。

イクスプロージョンは、父オルフェーヴル×母ファシネイション(母の父シンボリクリスエス)。同産駒は21年にバイオスパークが12番人気3着、ディアマンミノルが11番人気4着と二ケタ人気で上位を賑わせているが、前者においては20年3着からのリピート好走でもあった。本馬は前走新潟大賞典で12番人気ながら3着と激走。夏場に良績が集まる戦歴からもフロック視はできず、今回唯一のステイゴールド直系としても動向を注視したい。

【血統予想からの注目馬】
ハヤヤッコ ②ユニコーンライオン ①イクスプロージョン

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乗り替わり
勝負度

【函館記念2023特集】好相性コンビの復活で道悪ならチャンスはさらに倍増!

【函館記念2023特集】好相性コンビの復活で道悪ならチャンスはさらに倍増!

編集部(以下、編) この日曜日で今年の函館開催が終了します。まさに、あっという間でしたね。

新良(以下、新) そもそも6週間しか開催はありませんが、それ以上に短く感じました。なんだか名残惜しいです。

編 そして、函館開催を代表する大一番として行われるのが、最終日のメインを飾る函館記念。昨年は乗り替わりのハヤヤッコが優勝しましたが、乗り替わり馬券的には、好相性のレースととらえてよろしいですか?

新 過去10年間を振り返って2着以内連対馬を確認すると、継続騎乗が10頭、乗り替わりが10頭と、五分の成績を収めています。

編 悪くないという印象ですね。

新 2020年は乗り替わりが馬券圏内を独占しましたし、昨年は先ほど触れていただいたハヤヤッコが勝ちました。近年は優勢を誇っています。今年もチャンスがあると前向きにとらえたいです。

編 では、気になる結論をお聞かせください。今年はちょうど半数の8頭が乗り替わりですが……。

新 坂井瑠星騎手から斎藤新騎手に乗り替わる⑫ローゼライトに注目しています。

編 そうきましたか。最近の坂井騎手の上昇ぶりは顕著なので、名前だけを見ると鞍上弱化感は否めませんが……。

新 そういう印象を持って当然です。リーディング順位も、重賞実績も、坂井騎手のほうがはるかに上ですから。

編 それでも、この乗り替わりに注目したということは、斎藤騎手にみんなが気づきにくい“なにか”があるということですね?

新 そんなに大げさなものではありませんが、強調材料はもちろんあります。

編 とても気になります。新良さんの見解を教えてください。

新 ご存知の通り、斎藤騎手の見た目の成績はパッとしません。今年の函館リーディングでも11位にとどまっています。ただ私は、これはやむを得ない結果ととらえているんですよね。

編 やむを得ない結果?

新 はい。斎藤騎手はガツガツしているタイプではなく、無理にポジションを取ってでも勝ちにいくというシーンはあまり見られません。馬の性格に合わせ、折り合い重視の騎乗を身上としているので、おのずと後方からの競馬も多くなります。

編 先行有利の函館では厳しいですね。成績が伸びてこない一因は、そのあたりにあると分析していると……。

新 その通りです。むしろ、斎藤騎手のようなタイプにしては、上々の成績と評価することができます。これは裏を返すと、先行脚質の馬に騎乗した際は、前に行く競馬を選択してくれるので、期待できるということです。

編 戦績を振り返れば一目瞭然、ローゼライトは先行タイプですね。

新 しかも、斎藤騎手は過去にこの馬とコンビを組み、2番手追走から勝利を収めたことがありますからね。当然、ここも積極策に出てくるでしょう。

編 ただし、この馬は3勝クラスを勝ち上がったばかり。52キロの軽ハンデとはいえ、重賞で相手が一気に強くなります。

新 まともなら厳しいでしょうが、馬場が味方してくれるのではないかと期待しているんですよ。

編 ズバリ、雨ということですね。

新 はい。土曜日の函館は大雨予報になっていますよね。日曜日は天候が回復しそうですが、快晴とならなければ前日の雨が残って、昨年のような道悪になるかもしれません。ローゼライトは芝の道悪で【2.0.2.1】と安定感抜群ですし、昨年のハヤヤッコのようにダートに強い血統。最終週プラス雨で、馬場が荒れれば荒れるほどチャンスが出てくると思います。

編 土曜日だけでなく、日曜日も降ってくれるように雨ごいをしましょう(笑)。

新 日曜日も降ってくれたら最高ですね。荒れるレースですし、今年はこの馬に波乱の立役者になってもらいましょう。

【乗り替わり勝負度からの注目馬】
ローゼライト
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過去10年の結果

【函館記念2023特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!

2022年7月17日() 函館/芝2000m
天候:雨 馬場:
函館記念2022
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 1 ハヤヤッコ 浜中俊 2:03.6 18.8 7 37.8 108.8
2 5 マイネルウィルトス M.デムーロ 2:03.8 3/4 4.0 1 37.3 107.7
3 8 スカーフェイス 岩田康誠 2:04.3 6.0 4 37.7 104.7
4 10 ウインイクシード 藤岡佑介 2:04.4 38.5 12 37.9 104.1
5 12 サンレイポケット 鮫島克駿 2:04.6 6.0 3 38.4 103.0
2021年7月18日() 函館/芝2000m
天候:晴 馬場:
函館記念2021
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 8 トーセンスーリヤ 横山和生 1:58.7 4.5 2 35.5 106.5
2 4 アイスバブル 水口優也 1:59.2 33.7 14 35.1 103.6
3 15 バイオスパーク 池添謙一 1:59.2 ハナ 28.0 12 35.8 103.6
4 11 ディアマンミノル 泉谷楓真 1:59.2 クビ 25.8 11 35.1 103.6
5 9 サトノエルドール 亀田温心 1:59.2 ハナ 21.7 8 35.6 103.6
2020年7月19日() 函館/芝2000m
天候:曇 馬場:
函館記念2020
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 14 アドマイヤジャスタ 吉田隼人 1:59.7 77.3 15 36.4 105.5
2 6 ドゥオーモ 藤岡康太 1:59.9 1 1/2 58.4 13 36.1 104.4
3 2 バイオスパーク 和田竜二 2:00.0 クビ 7.2 3 36.9 103.8
4 10 トーラスジェミニ 木幡育也 2:00.1 3/4 7.9 5 37.5 103.2
5 7 レイホーロマンス 団野大成 2:00.1 ハナ 58.9 14 36.3 103.2

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歴史と
概要

【函館記念2023特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?

2013年の優勝馬トウケイヘイロー
2013年の優勝馬トウケイヘイロー

函館競馬場で最も古い歴史を持つ伝統のハンデ重賞にして、サマー2000シリーズの第2戦。8月に開催されていた時代は、時期的、ハンデ的に3歳馬も出走しやすく、第22回(1986年)のニッポーテイオー、第24回(1988年)のサッカーボーイなど、銘柄級トップホースが古馬を撃破した歴史がある。そして、函館記念と言えば、とにもかくにもエリモハリアー。第41回(2005年)から第43回(2007年)にかけて3連覇を達成した大偉業は、今後ともファンの間で語り継がれていくことだろう。

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