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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 14 | 牡6 | 57.0 | 団野大成 | 栗 池江泰寿 | 512(+5) | 1.32.5 | 2.4 | 1 | 34.6 | ⑧⑥ | |||
2 | 2 | 3 | 牡5 | 58.0 | 川田将雅 | 栗 中内田充 | 498(+12) | 1.32.8 | 1 3/4 | 3.1 | 2 | 34.8 | ⑧⑨ | ||
3 | 5 | 9 | 牡4 | 57.0 | 田口貫太 | 栗 大橋勇樹 | 480(0) | 1.32.9 | 1/2 | 16.6 | 6 | 35.0 | ⑦⑥ | ||
4 | 3 | 5 | セ7 | 57.0 | 幸英明 | 栗 笹田和秀 | 488(-16) | 1.33.2 | 1 1/2 | 69.0 | 11 | 35.1 | ⑭⑨ | ||
5 | 6 | 12 | 牡6 | 57.0 | 池添謙一 | 美 大竹正博 | 504(-16) | 1.33.4 | 1 1/2 | 18.4 | 7 | 35.3 | ⑩⑨ | ||
6 | 3 | 6 | 牡5 | 57.0 | 和田竜二 | 栗 小崎憲 | 476(-4) | 1.33.5 | 1/2 | 158.2 | 16 | 35.8 | ⑥⑥ | ||
7 | 4 | 8 | 牡5 | 57.0 | 武豊 | 栗 松永幹夫 | 470(0) | 1.33.6 | 1/2 | 9.9 | 3 | 35.1 | ⑮⑮ | ||
8 | 5 | 10 | 牡4 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 中竹和也 | 486(+6) | 1.33.6 | クビ | 13.9 | 4 | 35.3 | ⑩⑫ | ||
9 | 8 | 16 | 牡5 | 57.0 | 吉村誠之 | 栗 清水久詞 | 512(0) | 1.33.7 | クビ | 64.2 | 10 | 35.3 | ⑰⑫ | ||
10 | 1 | 1 | 牡5 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 四位洋文 | 488(+2) | 1.33.8 | 3/4 | 15.3 | 5 | 36.7 | ①① | ||
11 | 7 | 13 | 牡4 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 斉藤崇史 | 516(+6) | 1.33.9 | 1 | 19.3 | 8 | 36.7 | ②② | ||
12 | 4 | 7 | 牡6 | 57.0 | 北村友一 | 美 斎藤誠 | 490(+4) | 1.34.1 | 1 | 182.7 | 17 | 36.0 | ⑩⑫ | ||
13 | 8 | 15 | 牡4 | 57.0 | 富田暁 | 栗 須貝尚介 | 510(0) | 1.34.1 | クビ | 97.4 | 13 | 36.6 | ④⑤ | ||
14 | 2 | 4 | 牡5 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 須貝尚介 | 510(+6) | 1.34.6 | 3 | 75.2 | 12 | 36.3 | ⑩⑮ | ||
15 | 6 | 11 | 牡7 | 57.0 | 古川吉洋 | 栗 上村洋行 | 490(-6) | 1.34.6 | クビ | 146.2 | 15 | 36.0 | ⑮⑰ | ||
16 | 1 | 2 | 牡5 | 57.0 | 西村淳也 | 美 鹿戸雄一 | 494(+4) | 1.34.6 | ハナ | 123.0 | 14 | 37.2 | ④③ | ||
17 | 8 | 17 | 牡4 | 57.0 | M.デムー | 美 伊藤大士 | 478(-6) | 1.35.7 | 7 | 24.3 | 9 | 38.5 | ②③ |
ラップタイム | 12.1 - 10.9 - 11.1 - 11.5 - 11.5 - 12.0 - 11.5 - 11.9 |
---|---|
前半 | 12.1 - 23.0 - 34.1 - 45.6 - 57.1 |
後半 | 58.4 - 46.9 - 35.4 - 23.4 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 14 | 240円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 14 | 120円 | 1番人気 |
3 | 140円 | 2番人気 | |
9 | 310円 | 8番人気 | |
枠連 | 2-7 | 380円 | 1番人気 |
馬連 | 3-14 | 400円 | 1番人気 |
ワイド | 3-14 | 190円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
9-14 | 690円 | 6番人気 | |
3-9 | 760円 | 11番人気 | |
馬単 | 14-3 | 710円 | 1番人気 |
3連複 | 3-9-14 | 2,070円 | 5番人気 |
3連単 | 14-3-9 | 6,280円 | 8番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果、京都芝1600mで施行された最近の重賞の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
京都競馬場はAコース開催の開幕週。ここ1週間は強い降雨がなく、火曜日から水曜日にかけて3ミリの降水が観測されただけ。インターバルの間に芝を張り替えたこともあり、前開催の傷みもおおむね回復。コース適性に劣る馬を除けば、走りやすい馬場状態だったように思える。
土曜日施行の外回り芝競走4鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は、2、2、4、3番手。一見すると前優勢のように感じるが、勝ち馬はいずれも、上がり3Fタイム3位以内をマーク。2着全馬が同4位以内で入線している。下り坂から直線、ゴールにかけての脚力を問われるコンディションと考えるべきだろう。
日曜日開催中の天気は不安定(21日7時の時点)。ただ、冒頭で触れたとおり、比較的状態の良い馬場であるのは確か。よほどの雨でも降らない限り、そこまで酷いコンディションにはならないだろう。枠順に関しては都度見直しの必要があるかもしれないが、脚質については前日と大差ない状況が想定される。
なお、京都競馬場リニューアルオープン後に芝1600mで施行された重賞は5鞍。勝ち馬5頭はいずれも、上がり3Fタイム順位が3位以内。3着以内馬15頭中10頭が4角6番手以下の位置取りで、うち5頭は10番手以下。当該コースは重賞に限ると、開催時期や馬場レベルに関係なく、待機組優位の傾向が相当強い。
その点を踏まえると、警戒すべきは末脚のしっかりしたタイプ。となれば、頼りになるのは近走で出走メンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近3走内(海外戦を挟む馬は直近の国内3戦)に、芝のOPクラスで上がり3Fタイム最速をマーク、かつ2着以内の好走経験を持つ馬に注目したい。
今回のマイラーズCの出走メンバーで該当するのは、③セリフォス、⑧トランキリテ、⑩コレペティトール、⑯ボルザコフスキー。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われるマイラーズカップの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①トゥードジボン【C】
栗東CW単走。手前をコロコロ替えていたが、この馬の場合はこれが通常運転。割り引く必要はない。ただ、間隔が詰まることが影響しているのか、好調時と比べて少し重心が高く映るのは気になるところ。今回は京都相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点になりそうだ。
②スパイダーゴールド【C】
美浦W併走。フットワークにバネを感じるし、併走相手に取り付こうとする際の動きも良かった。ただ、併せてからの競る意欲が低いせいか、なかなかギアが上がらず、最後はトロヴァトーレに対して体勢不利の形に。良化途上の印象が強く、相手強化の別定G2で勝ち負けまではどうか。
③セリフォス【A】
栗東坂路単走。整える程度の内容。ハミ受けが若干浅いが、力みの強い走りで最後の伸びを欠いたマイルCSを思えば、ガツンと噛むよりはいいのかも。リズム良く登坂できているし、身のこなしも柔らかい。それでいて脚さばきは力強く、トビに高さもある。前哨戦に臨む仕上げとすれば、及第点以上だろう。
④リューベック【C】
栗東CW併走。当該週のCW追いは、昨年2月の但馬S1着時以来。バランスの良いフットワーク、フォームのブレも少ない。その一方、手前を左に替えてからはジリ脚気味。併走遅れは仕方ないにせよ、手応えでも見劣りしたのは気になるところ。高評価するには、ためらってしまう内容だった。
⑤エアロロノア【B】
栗東坂路併走。直線序盤こそ頭を右斜めに向けて、推進力を逃すような完歩も見られたが、中盤以降は鞍上の促しに応えて徐々に加速。ラストの走りも力強かった。1週前は本来の迫力を欠いているように感じたが、それをかなり取り戻してきた印象。及第点の仕上がりと判断したい。
⑥ビーアストニッシド【C】
栗東坂路単走。フットワークそのものは悪くないのだが、幾度かバランスを崩すなど、体幹が安定しない走りは割り引き。ラストはそれなりに脚を伸ばしたとはいえ、随所に難しい面を出すところは変わっていない。転厩3戦目の慣れを見込んだとしても、前年6着を大きく超えるパフォーマンスまではどうか。
⑦ノースザワールド【C】
美浦W単走。首の位置が高く、手前を替えても重心が下がらない。そのせいか好調時と比べて、推進力を欠いているように映る。中3週の間隔でも、調教本数を積み重ねてきた点は好感が持てるが、当該週の動きを見ると、なにかしら物足りなさを覚えてしまう。
⑧トランキリテ【B】
栗東CW併走。ラストは気の抜けたような感じになってしまったが、早い段階からピッチを上げていた点や、直線半ばで併走相手が脚勢を落としたことを考慮すれば、酌量の余地はある。それまでのキビキビとした小気味良い走りをみるに、少なくともフィジカル面での不安はなさそう。悪くない仕上がり。
⑨ニホンピロキーフ【B】
栗東CW単走。上がり重点の調整。重心がやや高く、若干硬めの走りだが、動き自体に重苦しさはなく、エンジンが点火してからの伸びも上々だった。もう少し肩の出が良くなれば、といったところだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑩コレペティトール【B】
栗東坂路単走。もう少しラストの鋭さがほしいが、前回の当該週もこんな感じだったようだし、そもそも攻めであまり良く見せないタイプでもある。1週前と比べて体の使い方自体は良くなっており、馬場の荒れている時間帯を思えば悪くない内容。この馬なりに順調だろう。
⑪アリストテレス【C】
栗東坂路併走。いい頃の活気が戻りつつあるのは良い傾向。その一方、手前変換後に頭を右前肢の上に置くようなフォームとなって、顔を右に背ける癖がぶり返していたのは気になるところ。併走相手の前に出ようとする勝負根性は評価できるものの、本調子には及ばないように思える。
⑫ソーヴァリアント【A】
美浦W併走。手前を替えなかったが、本番は稽古と逆回り。深刻にとらえる必要はない。1週前にしっかり攻めた効果もあってか、当時より体の使い方やフォームが良化。そのぶん推進力が増し、楽に走れるようになった印象。状態は良く映る。実戦でかみ合うようなら、前走大敗からガラリ一変があってもいい。
⑬セッション【B】
栗東坂路単走。中2週と間隔が詰まるので軽めの調整。頭の位置は若干高いが、ハミをきちんと取って活気はじゅうぶん。脚どりもしっかりしていた。前回より動きにキレが出てきていることも良い傾向。100%には至らずとも、着々と状態は上向いている。
⑭ソウルラッシュ【A】
栗東CW併走。当該週の稽古場所を、かつて4連勝を果たしたCWに戻してきた。前向きな面を出しながらもタメはきいているし、ゴーサインに対する反応もいい。特にゴール前の大きなフットワーク、バネ感のある走りは目を引くものがあった。海外遠征明けだが、動き自体は好調時と比べても遜色ない。
⑮フリームファクシ【B】
栗東CW併走。大トビのダイナミックなフォームは健在。前後のバランスが良く、フットワークも力強い。折り合い的にも問題はなく、鞍上の追い出しに対する反応も悪くなかった。最近の成績はさえないが、もっと着順を上げてきても、おかしくない雰囲気ではある。
⑯ボルザコフスキー【B】
栗東CW併走。僚馬に後れをとり、大外を走っていた別の馬にも突き放されるような格好になってしまったが、これはその2頭の動きが良すぎたせいもある。この馬自身も機敏に動いていたし、フットワークも悪くなかった。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑰エエヤン【B】
美浦坂路併走。姿勢の高い走りは相変わらずだが、僚馬に取り付く際の動きは機敏。併走時に少し相手を気にする素振りを見せてはいたものの、大きく割り引くほどではなく、ラストの伸びも悪くはなかった。間隔は詰まるが、体調面に問題はなさそう。あとは本番を迎えるまでのテンション次第、といったところか。
◆アリストテレス・上村助手「筋肉をつけて瞬発力勝負に対応できるように調整している」
◆エアロロノア・笹田師「去勢して走りに集中力が出てきている」
◆エエヤン・伊藤大師「前走は絞れていたのも良かったみたい。中2週でも元気いっぱい。秋に向けて好結果を」
◆コレペティトール・中竹師「開幕週で前が止まらない中でどういう競馬ができるか」
◆スパイダーゴールド・鹿戸師「体調はいい。流れに乗れれば、ここでやれても不思議ではない」
◆セッション・斉藤崇師「スタートのセンスと好位で競馬ができるところが長所」
◆セリフォス・中内田師「前走は洋芝がこの馬にとって厳しかった。安田記念を見据えており、ここを使ってもっと良くなってくれれば」
◆ソウルラッシュ・池江師「本質は叩き良化型だが、今年は休み明けでもしっかり動けている。雨で力の要る馬場になるのは歓迎です」
◆ソーヴァリアント・大竹師「余力を残していい感じ。使われて良くなっており、マイルでどんな競馬をしてくれるか」
◆トゥードジボン・四位師「開幕週の馬場はいいと思うし条件は合う」
◆トランキリテ・松永幹師「前走の内容も良かった。雨が降って少しでも時計のかかる馬場になるのはいい」
◆ニホンピロキーフ・大橋師「短期放牧を挟んで順調。平坦コースは合う」
◆ノースザワールド・相田助手「左回りの稽古が初めてで少し戸惑いがあったが、しまいまでしっかり動けていた。展開が向くようなら」
◆ビーアストニッシド・小崎師「前回はパドックで落ち着いていた。舞台も合いそうです」
◆フリームファクシ・須貝師「輸送距離の短い京都はいい。スムーズに運べれば」
◆ボルザコフスキー・宮本助手「前走より上積みがありそう。条件も合っているし、折り合って運べれば」
◆リューベック・須貝師「乗り難しいけど、もっとやれていい馬。仕上がりはいいし、走れる態勢」
京都で施行された直近10回(2012~2020、2023年)の性別成績は、牡馬【10.10.10.109】、牝馬【0.0.0.4】、せん馬【0.0.0.3】。出走頭数の違いがあるとはいえ、傾向的に牝馬とせん馬は強調しづらい。
(減点対象馬)
⑤エアロロノア
京都で行われた直近10回の所属別成績は、栗東【8.10.9.92】、美浦【2.0.1.22】。連対率と複勝率は、前者が大きく上回っている。しかも、後者の2勝はG1ウィナーによるもの。G1での勝利経験がない関東馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
②スパイダーゴールド ⑦ノースザワールド ⑫ソーヴァリアント ⑰エエヤン
京都で施行された直近10回の1~2着馬延べ20頭の前走をクラス(レース格)で分けると、海外G1、G2、G3、OP特別の4パターン。国内G1や条件クラスからの参戦馬は低調な結果に終わっている。
(減点対象馬)
⑨ニホンピロキーフ
京都で行われた直近10回の2着以内馬延べ20頭のうち、16頭が前走5着以内からの臨戦馬。前走6着以下から巻き返しての2着連対圏入りは、前走が海外のレースだった馬、もしくは前走から距離変更で挑んだ馬に限られる。押さえておきたい傾向のひとつだ。
(減点対象馬)
①トゥードジボン ③セッション ④リューベック ⑥ビーアストニッシド ⑦ノースザワールド ⑮フリームファクシ
京都施行の直近10回の1~2着馬延べ20頭すべてが、前走で単勝7番人気以内の支持を集めていた。前走が単勝8番人気以下の低評価だった馬は、軸馬候補として推奨しづらい印象を受ける。
(減点対象馬)
⑩コレペティトール ⑪アリストテレス ⑮フリームファクシ ⑯ボルザコフスキー ⑰エエヤン
京都で行われた直近10回、近2走とも単勝6番人気以下だった馬が、当レースで2着連対圏を確保したケースはゼロとなっている。低評価が続いている馬の上位好走は、見込み薄と考えたほうがいいかもしれない。
(減点対象馬)
⑥ビーアストニッシド ⑩コレペティトール ⑪アリストテレス ⑯ボルザコフスキー ⑰エエヤン
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U指数的には堅実なレースで、珍しく低指数馬が上位を占めた2021年のような例外(ただし、上位2頭は2、3番人気で人気的には順当)を除くと、直近5年で2位以内の馬が馬券圏内に入れなかった年はない。2019年、2020年、2023年はいずれも1位で単勝1~2倍台の抜けた存在(ダノンプレミアム、インディチャンプ、シュネルマイスター)が1着で、基本的には人気の指数上位勢を信頼できるレースとなっている。指数が伸びていない馬に関しては、上位人気を押さえておくというスタンスでOKだ。
今年はG1勝ち&連対実績を持つU指数上位2頭の力が抜けている印象。1位⑭ソウルラッシュ(101.2)は阪神開催時の一昨年1着、昨年3着というレース巧者で、マイル戦での安定感は群を抜いている。2位③セリフォス(99.8)もマイル実績は文句なしで、これまで戦ってきたレースや相手のレベルが高く、凡走するシーンは想像しづらい。2頭とも上位人気必至で好走パターンのレース傾向に合う点からも、主力評価する以外に選択肢はないと考える。
このほか、近2走の大敗で人気妙味が生まれそうな4位タイ⑫ソーヴァリアント(96.1)と、3勝クラスとG3を連勝中で勢いに乗る6位⑩コレペティトール(96.0)にも注目したい。
京都競馬場の大規模整備工事に入る直前の2020年には1番人気のインディチャンプ(父ステイゴールド)が勝ち、2019年に春秋マイルG1制覇を果たした貫禄を見せつける結果となった。なお、同馬は母の父がキングカメハメハとなるが、阪神芝1600mで施行された2021~2022年を含めても、同血脈を保持する馬が毎年のように上位を賑わせており、新装京都でも2023年ソウルラッシュ(父ルーラーシップ)が該当馬として3着に好走している。
ほか、2014年には1~3着を独占、2014年ワールドエースおよび2018年サングレーザーがコースレコードを更新するなど、かつての京都ではディープインパクト産駒が異彩を放つ傾向にあった。今後も後継種牡馬を中心にディープインパクトの血脈を持つ馬の動向を注視すべきだろう。
ソウルラッシュは、父ルーラーシップ×母エターナルブーケ(母の父マンハッタンカフェ)。阪神で施行された一昨年の勝ち馬で、昨年も3着に好走するなど、開催場を問わずにリピーターとして活躍。京都芝1600mはG1のマイルチャンピオンシップでも2着の実績があり、持ち時計の観点からもぞんざいには扱えない。キングカメハメハの血を引く馬の好走が続いていることを踏まえても軽視はできず、その直系であることに留意すべきだろう。
ノースザワールドは、父ディープインパクト×母パスオブドリームズ(母の父Giant's Causeway)。今回のメンバーでは唯一のディープインパクト直仔で、同産駒としても2年ぶりの出走となる。なお、同産駒は初出走となった2012年以降で3着以内に好走しなかったのは2017年のみ。一方、母の父も種牡馬として11年マイルチャンピオンシップの勝ち馬エイシンアポロンを出すなど、京都芝1600mは所縁あるコース。血統背景からは侮れない。
エアロロノアは、父キングカメハメハ×母エアワンピース(母の父ロックオブジブラルタル)。同産駒からは16年1着クルーガーなどが出ており、本馬自身も21年5着、22年5着、23年8着という成績を残している。今年は又従弟のベラジオオペラが大阪杯を制した勢いのある血筋で、もとよりエアシャカールやエアメサイアといった京都巧者の多い一族。本馬も秘めたる資質は重賞級のものがあるだけに、去勢効果に期待したいところだろう。
関西圏における安田記念の前哨戦で、現在は京都芝1600mの外回りで施行されている一戦。第1~2回(1970~1971年)を名牝トウメイが連覇するなど、古くから一流馬の参戦が多いレースとして親しまれている。第16回(1985年)は当時の最強マイラーであるニホンピロウイナーが制覇。第22~23回(1991~1992年)は個性派のダイタクヘリオスが2年連続してトップでゴール板を駆け抜けた。ほか、第24回(1993年)のニシノフラワー、第31回(2000年)のマイネルマックス、第44回(2013年)のグランプリボス、第50回(2019年)のダノンプレミアム、第51回(2020年)のインディチャンプ、第54回(2023年)のシュネルマイスターなど、多くのマイルG1馬が勝ち馬欄に名を刻んでいる。