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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 10 | 牡5 | 58.0 | C.ルメー | 美 手塚貴久 | 490(-14) | 1.31.5 | 2.5 | 1 | 32.9 | ⑫⑪ | |||
2 | 4 | 7 | 牡4 | 58.0 | 西村淳也 | 栗 杉山晴紀 | 486(-10) | 1.31.5 | クビ | 8.2 | 4 | 33.2 | ⑧⑨ | ||
3 | 8 | 15 | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 栗 池江泰寿 | 512(+8) | B | 1.31.6 | クビ | 4.5 | 3 | 33.5 | ⑦⑤ | |
4 | 7 | 13 | 牡7 | 57.0 | 酒井学 | 栗 佐々木晶 | 516(+6) | 1.31.6 | アタマ | 115.0 | 11 | 34.2 | ①① | ||
5 | 5 | 8 | 牡4 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 昆貢 | 492(+2) | 1.31.7 | クビ | 24.8 | 7 | 33.7 | ⑤⑤ | ||
6 | 6 | 11 | 牡4 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 飯田雄三 | 480(+2) | 1.31.8 | 1 | 53.5 | 10 | 34.1 | ②② | ||
7 | 7 | 12 | 牡4 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 494(-4) | 1.31.9 | クビ | 23.5 | 6 | 34.0 | ④③ | ||
8 | 8 | 14 | 牡6 | 57.0 | 武豊 | 栗 笹田和秀 | 498(+2) | 1.32.0 | 3/4 | 13.7 | 5 | 33.7 | ⑧⑦ | ||
9 | 2 | 3 | 牡4 | 57.0 | 川田将雅 | 栗 友道康夫 | 532(+2) | 1.32.0 | アタマ | 3.7 | 2 | 33.4 | ⑪⑪ | ||
10 | 3 | 4 | 牡5 | 57.0 | 松若風馬 | 栗 上村洋行 | 530(-4) | 1.32.1 | クビ | 51.1 | 9 | 34.0 | ⑤⑦ | ||
11 | 5 | 9 | 牡7 | 57.0 | 北村友一 | 栗 牧田和弥 | 436(+4) | 1.32.1 | クビ | 294.7 | 15 | 33.3 | ⑫⑬ | ||
12 | 1 | 1 | 牡5 | 57.0 | M.デムー | 美 宮田敬介 | 494(-2) | 1.32.1 | クビ | 34.8 | 8 | 33.2 | ⑭⑬ | ||
13 | 2 | 2 | 牡6 | 57.0 | 団野大成 | 栗 斉藤崇史 | 492(-10) | 1.32.2 | クビ | 274.6 | 14 | 33.2 | ⑭⑮ | ||
14 | 3 | 5 | 牡5 | 57.0 | 藤岡佑介 | 美 木村哲也 | 532(+4) | 1.32.3 | 1/2 | 166.1 | 13 | 34.0 | ⑧⑨ | ||
15 | 4 | 6 | 牡9 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 森田直行 | 528(+2) | 1.33.1 | 5 | 159.3 | 12 | 35.3 | ②③ |
ラップタイム | 12.3 - 10.7 - 11.4 - 11.7 - 11.3 - 11.1 - 11.5 - 11.5 |
---|---|
前半 | 12.3 - 23.0 - 34.4 - 46.1 - 57.4 |
後半 | 57.1 - 45.4 - 34.1 - 23.0 - 11.5 |
■払戻金
単勝 | 10 | 250円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 10 | 130円 | 1番人気 |
7 | 230円 | 4番人気 | |
15 | 150円 | 3番人気 | |
枠連 | 4-6 | 1,050円 | 4番人気 |
馬連 | 7-10 | 1,170円 | 4番人気 |
ワイド | 7-10 | 440円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
10-15 | 250円 | 1番人気 | |
7-15 | 630円 | 7番人気 | |
馬単 | 10-7 | 1,940円 | 6番人気 |
3連複 | 7-10-15 | 1,420円 | 2番人気 |
3連単 | 10-7-15 | 7,370円 | 16番人気 |
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土曜日の京都芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
京都競馬場は今週が開幕週。昨年7月までに馬場全面の芝の張り替えを完了し、昨年10月下旬には洋芝によるオーバーシードを実施。養生・生育期間がたっぷり確保されたこともあり、芝部分は根付きが良いうえに、密度も高くフカフカの状態となっている。
その一方、土台となる路盤は使用前のため、軟らかくソフトな状態(レースや諸作業を重ねて上部からの圧力がかかることにより、山砂や砕石がさらに砕けて隙間が埋まり路盤が締まる)。加えて、火~水曜日に6ミリの降水を記録、金曜日には散水をしっかり行っており、見た目以上に負荷のかかるコンディションだったようだ。
土曜日施行の外回り芝競走4鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は3、1、6、8番手。前半の平場では前残りのケースが目についたが、脚力上位の馬が多くなる特別以降のレースでは差し馬の好走頻度がアップ。4角のカーブを緩やかに改修した効果もあってか、単純に下り坂から直線、ゴールにかけての脚力に勝る馬が幅を利かせていた。
枠順については、外回りコースに限れば中~外優勢。勝ち馬4頭はみな4枠より外、3着以内馬12頭中9頭を5枠より外の馬が占めている。芝部分の状態が良く見えるぶん、内めは混雑しやすい。そのため、内寄りで我慢して脚をためる馬よりも、馬混みを避けて運ぶ馬のほうが有利となっていたようだ。
日曜日開催中の予報は晴時々曇(23日7時の時点)。雨が降らないのであれば、傾向の急変までは考えづらい。となれば、マイラーズCでの狙いは、包まれない位置からスムーズに運べそうな馬となろう。枠順ベースで選ぶなら、やはり真ん中より外(5~8枠あたり)に軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
また、路盤が軟らかめにもかかわらず、外回りの芝1600mで行われた最終レース(4歳以上2勝クラス)の勝ち時計は1分32秒4。従来のレコードが1分31秒3であることを踏まえれば、なかなかのレベルである。ゆえに、持ち時計も大事な要素となりそう。芝マイルにおいて1分32秒5未満のタイム、かつ1着となった経験または重賞での好走(3着以内)歴がある馬には、警戒の目を光らせたい。
今回の出走メンバーで要点(5~8枠+芝マイル実績)をクリアしているのは、⑧マテンロウオリオン、⑩シュネルマイスター、⑭エアロロノア、⑮ソウルラッシュ。従って当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第12回はマイラーズCについて暴君アッキープロ・霧プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【暴君アッキー】ー「DNR指数」×「DNRローテーション」で好走馬を炙り出す!
2018年に完成させた、オリジナルのスピード指数「DNR指数」に、「DNRローテーション」理論を掛け合わせ、中央・地方競馬を無双する暴君アッキープロに、マイラーズCについてお聞きしました。
―ご自身が扱っているオリジナル指数の説明をお願いします。
DNR指数は、縦軸にあたる能力指数と、横軸にあたり、3系統に分かれるコース適性を合わせた変則指数です。横軸の3系統の内訳は、D系N系R系であり、Dはドライブ、Nはニュートラル、Rはリアと、車のギアを模しています。順番に、前半脚を使うタイプ、どちらにも特化しない中盤型、後半脚を使うタイプとなります。DNR指数に、いくつもの補正をかけ、DNRリアル指数を算出します。
―DNRリアル指数とはなんでしょうか。
簡潔にいうと、DNR指数が過去の指数で、DNRリアル指数が今回の指数になります。
―今回の指数というのは、今回のレースで想定される指数という認識で問題ないですか。
問題ありません。独自の計算式で出した想定指数になります。一例として、桜花賞に出走する、チューリップ賞で50を出したアッキー号を例に挙げると、指数を利用する一般的な予想家の方は、桜花賞におけるアッキー号の指数を50として予想されるかと思います。私は出走前に補正を加え、アッキー号が、桜花賞でどのくらいの指数を出せるのか、リアルに算出するわけです。
―言われてみると、過去は過去で、大事なのは今回指数が上がるのか、下がるのか。また、想定指数が、レースレベルに対して高いのか、低いのかですよね。
そうですね。最終的には、指数補正できないDNRローテーション、つまり、距離延長・短縮・同距離、コースのラップ特性、血統配合にみる適性などによるパフォーマンスの変動にも着目し、最終予想に落とし込んでいきます。
―なかなか複雑ですね。では、新しい京都競馬場で能力を発揮しやすいのはどのような馬とお考えでしょう。
京都競馬場は、昨年の7月までに芝の張り替えが終了し、今年初開催となるので芝の状態は良好です。中京が新コースになった時は、時計の出せない重い馬場で内不利外有利馬場でしたが、今回の京都は時計の出る軽い馬場で、内有利外不利を想定しています。力を発揮しやすいのは、内枠に入ったマイルからマイル以下がベストの馬で、反対に外枠に入ったマイルからマイル以上がベストの馬は厳しくなるでしょう。
―ありがとうございます。お話にあった枠順の出ていない状況ですが、現状どの馬を中心視しているでしょうか。
シュネルマイスターです。DNRリアル指数が上位ですし、軽い馬場なら3歳時に東京での実績があります。
―昨年は成績がふるいませんでしたが、能力に衰えはないでしょうか。
3歳のNHKマイルC、安田記念、毎日王冠と、近走の指数を単純比較すれば下がっていますけど、ベストの条件ではなかったのも事実です。内枠が前提ですが、マイラーズCが軽い馬場ならベスト近い指数を出せると思っていますし、馬場が重くてもドイツ牝系なので大丈夫かなと。
―巻き返しに期待ですね。「人気サイドで嫌い」と思う馬がいればお願いします。
軽い馬場の外枠ならガイアフォースです。来たらビックリレベルですね。競走成績、血統、ローテが過去のマイラーズC好走馬と異なります。
―下級条件では高速決着にも対応していますが、マイルは厳しいでしょうか。
キタサンブラック×クロフネ×ダンスインザダークなので、マイル以下かマイル以上かならマイル以上の方が良いです。高速馬場に対応したといっても小回り平坦の2000m1勝クラスなので適性があるとは思わないです。
―かなり危険な感じですね。穴っぽいところで、面白いと考えている馬はいますか。
全頭チェックが終わってないので、この馬が良いと現状は言えないんですよね。ただ、軽い馬場になるなら、内枠に入ったマイル以下がベストの馬は穴候補になります。
―枠はかなり重要だと。前走、阪神マイルの洛陽Sを勝った上がり馬ジャスティンスカイの評価をお願いします。
洛陽SのDNR指数は低く、3連勝で過剰人気になりそうです。ただ、2走前3走前に高速馬場の東京マイルを水準指数で連勝しているので、軽い馬場になるといいですね。内枠を引けば上位に繰り上げですが、指数的には上位ではありません。
―条件つきの高評価ということで。最後にこれまで挙がった馬以外で、注目している馬がいればお願いします。軽い馬場ならエアロロノアです。キンカメ×ダンチヒ×サンデー。エアスピネルみたいなタイプで、京都マイルはドンピシャかもしれません。あと、これまでほとんど軽い馬場を想定して話しているので、過去のマイラーズCより明らかに重い馬場になると、正反対もありえますのでご注意を。
取材後記:ひとつ先の指数を使用するというのは、あるようでないなと。どの馬が内に入るかに注目です!
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
戦歴やレース内容、指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握。そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドし、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年のマイラーズCはどう映っているのでしょう?
―新京都競馬場でのレースになります。新しい競馬場について、何か思うところがあればお願いします。
前の京都競馬場は、物凄く時計が速いイメージですよね。試走会に騎乗した和田ジョッキーは、そんなに時計は速くならないかも、とコメントしているんですよね。それと、何年か前に中京がリニューアルしたときも、わりと時計がかかっていたんです。最初の頃って、芝が落ち着くまで、ふかふかの状態というか。なので、意外と時計がかかるかもしれないですよね。
―なるほど、このあたりはマイラーズCまでの決着時計にも注目ですね。登録馬をみると、力のある馬と、ない馬で分かれているような気もしますが、どうでしょうか。
おっしゃるとおりだと思います。きれいに、上と下が二分化されているというか。ヘンな大穴を狙えるようなメンバー構成ではない気がしますね。
―その上にあたる馬たちをどう序列づけるかが難しいです。
う~ん、オッズがどれくらいつくのかもあるんですけど…実績的にはシュネルマイスター、ソウルラッシュが一枚出ていて、あとわけわかんないのが、ガイアフォースですよね(笑)。
―ここにきて初マイル(笑)。キタサンブラック産駒ですが、どうみますか。
キタサンブラックはよくわからないところがあって、母父のクロフネも色んな子どもを出すんですよね。ただ、クロフネが母系に入っていると、わりとマイルっぽい感じになる気はします。
―母父クロフネでマイラーですか、なるほど。
プラスで、速い時計に強くなる感じもありますよね。今回は重めの芝が得意な馬が多い気もするんで、時計の出る芝状態であれば、この馬が浮上するかもしれません。
―もし、霧さんがガイアフォースの馬主だとしたら、マイルか、天皇賞春か、どちらを使いますか?
その2択ならマイルですね。菊花賞の走りがあまりよく見えなかったので。あと、血統と離れたこの馬の個性でいうと、緩急や出入りのないレースで、自分のペースで淡々と走ると強いと思います。なので、逃げちゃったりすると、強い気がするんですよね。キレ勝負だと分が悪いですし。
―西村淳騎手ならあるかもしれませんね。実績は上と言われたシュネルマイスターですが、昨年は着内が安田記念の1回のみでした。大きく負けているわけではありませんが、能力に衰えを感じるでしょうか。
3歳のときに比べるとだいぶ落ちていると思います。3歳時って、超S級の馬になる可能性を秘めていたので。グランアレグリアと接戦を演じたりとか。ただ、翌年のドバイ遠征で、歯車が狂ったような気がしますね。そこから、ガクンとパフォーマンスが下がっているんですよね。
―血統的には早熟傾向ですかね。
キングマンの産駒が日本にあまりいないので、難しいですけど、どちらかといえばやや早熟のイメージをもっていますね。あと、輸送のある関西圏の競馬だと、入れ込んでいる印象があるので、それも踏まえての栗東滞在なのかなと。まあ、ふつうに走れば、このメンバーなら勝つ力のある馬だと思います。
―新しい試みが上手くいくといいですね。昨年G1でも健闘したソウルラッシュとシュネルマイスターの力関係についてお聞きしたいです。
安田記念は直線で大渋滞を食らうかわいそうな競馬でしたが、手応えだけみると、ソウルラッシュの方がよかったですからね。2頭とも不利がないという前提なら、今ならソウルラッシュが上かもしれません。
―安定して力を出していますしね。人気サイドで危険だと感じる馬がいればお願いします。
これまでの相手関係的に、ジャスティンスカイはもうちょっと修行が必要な気もします。それなら、キングエルメスの方が残り目はあるのかなと。アーリントンCくらい走れば、馬券圏内はあるんじゃないかと思います。ただ、レースぶりをみると、首をふったり、物見をしたり、まだ子どもなんですよね。真面目に走ってくれるといいですけど…。
―人気、人気薄含め色々お聞きしましたが、現状、軸はどの馬で考えていますか。
ソウルラッシュ、シュネルマイスター、エアロロノア、ガイアフォース、色気を出すならキングエルメス、この5頭ですかねえ。オッズとも相談します。
―最後にマイラーズCと関係ない話になりますが、桜花賞のリバティアイランド、皐月賞のソールオリエンス、どちらの走りに衝撃を受けましたか。
う~ん、リバティアイランドですかねえ。駅とかに、動く歩道ってありますよね。動く歩道に乗っている人たちを、乗っていない人が追い抜いたみたいなイメージです。
取材後記:最後の例えは秀逸でしたね、内の伸びる馬場だったので。マイラーズCはキングエルメス号に注目します!
以上、プロ予想家2名のマイラーズCへの見解と注目馬を紹介しました。お二方の話を合わせると、内枠に入ったキングエルメスを狙え、ですかね。
(文・垣本大樹)
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日曜日に行われるマイラーズCの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①グラティアス【B】
美浦南W併走。軸のブレが少なく、左→右への手前替えも上手。集中力も高い。状態は良さそうだが、1週前の右回りの稽古(今週は左回り)がそうだったように、右→左の手前変換に課題を残す馬。右回りの京都がフィットするかどうか。その点を踏まえて、今回はB判定にとどめておきたい。
②トリプルエース【C】
栗東坂路併走。頭の位置こそ高めだが、抜け出す際のフォームは悪くなかった。反面、行きたがる素振りを出していたのは気になるところ。そのせいか、いい頃と比べて反応が鈍く映る。この1本でどこまで上向いてくるか。当日の気配を注視したい1頭ではある。
③ジャスティンスカイ【A】
栗東坂路単走。1週前にガッツリと攻めているので、今週はサラリと流す程度の調整。折り合い良く、鞍上の合図にも従順。集中力が高く、体の使い方もいい。脚どりもしっかりしている。ここでの力関係はさておき、目下の充実ぶりを十分に窺わせる好内容だった。
④サヴァ【B】
栗東坂路単走。活気良くキビキビと登坂。手前1本で突っ走るケースも少なくない馬が、強引な扶助とはいえ、手前変換をこなしていたことも評価できる。厳しく見れば、もう少しラストの鋭さが欲しいところだが、デキ落ちという印象はない。この馬なりに順調だろう。
⑤ゴールデンシロップ【C】
美浦南W併走。この馬らしい安定したフットワークで走れてはいる。反面、いい頃に比べると躍動感を欠き、追われてからの反応も若干鈍い。もともと調教では良く見せるタイプ。そのあたりを考慮すると、どうしても物足りなさは残る。
⑥ダイメイフジ【C】
栗東坂路併走。脚さばきは悪くないのだが、首の振り幅が小さく頭の位置も高め。促しに対する反応も薄い。先着こそ果たしたものの、これは相手の動きが悪かったこともある。現状の走りで、外回りのマイルに対応できるかどうかは微妙なところ。過度の期待はかけにくい。
⑦ガイアフォース【B】
栗東坂路単走。後肢よりも前肢が強く、重心も気持ち右寄りだが、それでも1週前より体の使い方は良くなっているし、トビに高さも出てきた。反応の鈍さが薄れつつあるのも好感。万全には至らないまでも、それなりに態勢を整えてきた印象を持つ。
⑧マテンロウオリオン【B】
栗東CW併走。リズム良く走れているし、手前替えもスムーズ。軽い促しに対する反応も悪くなかった。本来はもっとラストで弾ける馬だけに、その点は感心できないが、テンション面を考慮しながらの調整ゆえに仕方ない部分はある。現状の力を出せる態勢とみたい。
⑨ザイツィンガー【C】
栗東坂路単走。四肢の可動域が狭く、肩の出が窮屈に映るのはいつものこと。それはいいとしても、鞍上の仕掛けに対する反応が薄く、活気も物足りない。良い時はもっと前向きな走りで、ラストにかけて脚いろを強めてくる馬。その気配には及ばないように思える。
⑩シュネルマイスター【A】
栗東CW単走。前回の中間あたりから、いい時の好フォームを取り戻しつつあったが、今回も直線を向くと首を使って段階的に伸びやかな走りに。ムキになる感じはなく、最後までスムーズな追い切り。集中力も高い。上々の仕上がりだろう。
⑪ビーアストニッシド【B】
栗東坂路単走。表記は単走だが、併せ馬に近い形の内容。気難しい面を見せるのは相変わらず。とはいえ、首を前に突き出して走る気持ちを存分に示し、力強くチップを蹴り上げていた点は好感が持てる。体調は悪くなさそうなので、あとはレース当日のテンション次第。それが焦点となる。
⑫キングエルメス【C】
栗東坂路併走。脚どり自体は悪くないのだが、鞍上の仕掛けに対する反応が薄く、僚馬にアオられ気味。最後は体勢有利の形に持ち込んだものの、まだ良化の余地を残しているように思える。このひと追いでどこまで変わってくるか、という塩梅ではないか。
⑬シャイニーロック【C】
栗東坂路単走。直線序盤の走りは悪くなかったのだが、徐々に体の軸がブレ始め、追い出されるとバランスを崩してラチ沿いへ。もともと稽古映えしない馬であることや、荒れ馬場を考慮しても、少し不安を覚える内容。評価は上げづらい。
⑭エアロロノア【B】
栗東坂路併走。併走馬が口を割って気難しい面を出し、接触しかける場面も。だが、その後は比較的スムーズに登坂。促しに対する反応や、ラストの伸びも悪くなかった。概ね自身のパフォーマンスは示している印象。及第点の仕上がりと判断したい。
⑮ソウルラッシュ【A】
栗東坂路単走。ラストの反応を確認する程度の内容。もともと調教は動くタイプだが、集中した様子で鋭さを十分に感じる走り。1週前に見られた前さばきの硬さが薄れ、促しに対する反応も良化している。この先の大舞台を見据えた、前哨戦に臨む仕上げとすれば、優に合格点だろう。
◆エアロロノア・笹田師「京都の下り坂は惰性がつくのでいい。速い持ち時計もある」
◆ガイアフォース・杉山晴師「京都のパンパンの馬場が合うと思う。軌道に乗せたい」
◆キングエルメス・矢作師「調子は上がってきている。積極的な競馬で、ひそかに期待」
◆グラティアス・宮田師「ワンパンチ補う意味でチークピーシズを着用。そつなく運べれば」
◆ゴールデンシロップ・太田助手「前走はおとなしかった。グンと上向いたし、ここでも」
◆ザイツィンガー・牧田師「前走は馬場も味方した。前につけて、どこまで頑張れるか」
◆サヴァ・上村師「力の要る馬場で勝っているので京都の開幕週がどうか。ひと雨あれば」
◆シャイニーロック・佐々木師「開幕週の馬場がどうか。スムーズに運べれば」
◆ジャスティンスカイ・友道師「1600メートルのペースにも慣れた。開幕週の馬場はいい」
◆シュネルマイスター・名畑助手「変わらずいい状態。メンバー的にも結果を出してほしい」
◆ソウルラッシュ・橋口助手「息遣いが良く、走れる状態。速い時計にも対応できると思う」
◆ダイメイフジ・森田師「マイルが久しぶりなので、そこがどうか」
◆トリプルエース・斉藤崇師「やめてしまっている競馬が続いている。集中してくれれば」
◆ビーアストニッシド・飯田雄師「1600メートルは成績がいい。距離が短くなるのは歓迎」
◆マテンロウオリオン・昆師「前残りの競馬になるとどうか。馬の力を信じる」
2013年以降(2021~2022年は阪神で施行)の所属別成績は、栗東【9.10.9.92】、美浦【1.0.1.19】。前者が優位の状況にある。しかも、後者の1勝はG1ウイナーによるもの。G1での勝利経験がない、関東馬は疑ってかかるべきだろう。
(減点対象馬)
①グラティアス ⑤ゴールデンシロップ
2013年以降(過去10年)の2着以内馬の前走クラス(レース格)を確認すると、海外G1、G2、G3、OP特別、条件クラスの5通り。国内G1組は【0.0.1.9】という、低調な結果に終わっている。
(減点対象馬)
⑮ソウルラッシュ
2013年以降の1~2着馬の前走使用距離をみると、芝1400m、芝1600m、芝1800m、芝2000mの4パターンに集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
⑥ダイメイフジ ⑦ガイアフォース
2013年以降の2着以内馬20頭中15頭が前走5着以内。前走6着以下から巻き返しての2着連対圏入りは、前走が関西圏(京都・阪神)以外のレースだった馬、もしくは前走から距離変更で臨んだ馬に限られる。押さえておきたい傾向のひとつだ。
(減点対象馬)
②トリプルエース ⑤ゴールデンシロップ
2013年以降の1~2着馬すべてが、前走で単勝7番人気以内の支持を集めていた。前走が8番人気以下の低評価だった馬は、推奨しにくい印象を持つ。
(減点対象馬)
②トリプルエース ⑥ダイメイフジ ⑨ザイツィンガー
2013年以降、近2走とも単勝6番人気以下だった馬が、当レースで2着連対圏に入ったケースはゼロ。安田記念の前哨戦に位置づけされるハイレベル戦だけに、低評価続きの馬は強調しづらい。
(減点対象馬)
②トリプルエース ④サヴァ ⑤ゴールデンシロップ ⑥ダイメイフジ ⑧マテンロウオリオン ⑨ザイツィンガー ⑪ビーアストニッシド ⑬シャイニーロック
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U指数的には堅実なレースで、珍しく低指数馬が上位を占めた2021年のような例外(ただし、上位2頭は2、3番人気で人気的には順当)を除くと、直近5年で2位以内の馬が馬券圏内に入れなかった年はない。2019年、2020年はいずれも1位で単勝1倍台の抜けた存在(ダノンプレミアムとインディチャンプ)が1着で、基本的には指数上位勢を信頼できるレースとなっている。指数が伸びていない馬に関しては、上位人気を押さえておくというスタンスでOKだ。
なにより注目したいのは、3位と4位の間に生じている2.3の指数差。単独ではないので“淒馬”にはならないが、1~3位の3頭はいわば“淒馬グループ”なので、ワンランク上の評価を与えることができる。国内のマイル戦では断然の実績を誇る1位⑩シュネルマイスター(100.5)。昨年のこのレースの勝ち馬で、休み明けも苦にしない2位⑮ソウルラッシュ(99.9)。勝ちみには遅いものの、どんな相手でもつねに高いパフォーマンスを見せてくれる3位⑭エアロロノア(98.7)。この3頭が馬券の中心となる。
4位以下からは、人気の盲点になりそうな昨年のNHKマイルC2着馬の5位⑧マテンロウオリオン(96.2)を押さえておきたい。
2年半にわたる京都競馬場の大規模整備工事を経て、3年ぶりに京都芝1600mを舞台に行われるマイラーズカップ。なお、前回当該コースで行われた際はステイゴールド産駒の1番人気インディチャンプが勝ち、その前年に春秋マイルG1制覇を果たした貫禄を見せつける結果となっていた。
ほか、14年には1~3着を独占、14年ワールドエース&18年サングレレーザーと2度のレコード勝ちを果たすなど、ディープインパクト産駒が異彩を放つ傾向にあったが、今年は後継種牡馬を含めて同系統に属する馬が不在。一方、今回出走するメンバーに重きを置いた場合、下級条件も含めた勝利数ではキングカメハメハ、勝率ではロードカナロアが1位を記録している。前述したインディチャンプが母の父キングカメハメハであることを鑑みても、まずは同血脈を保持する馬の動向を注視してみたい。
エアロロノアは、父キングカメハメハ×母エアワンピース(母の父ロックオブジブラルタル)。同産駒からは16年1着クルーガーが出るほか、エアスピネルが17年2着&18年3着とリピート好走。なお、後者においては本馬の叔父にあたる続柄であることも特筆できるだろう。本馬も22年安田記念では上がり3F最速となる末脚を繰り出すなど非凡な才を感じさせるだけに、一族が得意とする京都競馬場であれば重賞タイトルにも手が届きそうだ。
キングエルメスは、父ロードカナロア×母ステラリード(母の父スペシャルウィーク)。同産駒は当該コースで「8-7-3-31」勝率16.3%と圧巻のパフォーマンスを示すが、18年マイルチャンピオンシップをステルヴィオが制するなど、下級条件にとどまらない活躍をみせている。一方、同じ母の父となる馬には好位2番手から粘り込んだ20年2着ベステンダンクがおり、似たような戦法を得意とする本馬も開幕週の利点を活かしたいところだろう。
マテンロウオリオンは、父ダイワメジャー×母パルテノン(母の父キングカメハメハ)。同産駒は15年2着サンライズメジャーが勝ち馬とタイム差なし、13年4着カレンブラックヒルが勝ち馬と0秒1差と上位を賑わす。なお、「サンデーサイレンス系×キングカメハメハ」となる配合は20年1着インディチャンプと共通。2代母レディパステルは秋華賞やエリザベス女王杯で好走実績を持つだけに、本馬も京都で新味を出す可能性はありそうだ。
編集部(以下、編) さぁ、待ちに待った新装京都で初めての重賞が行われます。
新良(以下、新) いよいよですね。いちファンとして、とても楽しみです。
編 ただ、馬場をはじめとする傾向がまだつかみきれない部分はあると思います。データ派としては、予想は難しいんじゃないですか?
新 血統予想は、ある程度レースをこなさないと傾向が見えてこないかもしれませんが、騎手予想なら問題なくいけると考えています。
編 そうなんですね! そう言いきれる理由は?
新 コース形態はほとんど変わっていないので、改修前の傾向は参考になると思いますし、上手な騎手ほどすぐにコツをつかんでくれるはずなので、ある程度パフォーマンスの予測はつくのではないかと。
編 となると、改修前の京都を得意にしていた現在のリーディング上位騎手が有力になるということですかね?
新 まさにその通りです。リーディング上位騎手は乗り鞍が多いですから、以前の京都を得意にしていたのなら、すぐに乗り方をアジャストしてくるのではないでしょうか。
編 わかりました。では、結論をお聞かせいただけますか?
新 福永祐一騎手から川田将雅騎手に乗り替わる③ジャスティンスカイに注目しています。
編 福永騎手は引退しましたので、この乗り替わりは既定路線。後任が川田騎手というのは、なんとも贅沢といいますか、最高の人選という気がします。
新 その認識で間違いないでしょう。なにせ現在のリーディングジョッキーですからね。京都の休止中は阪神のマイルで無双状態でした。京都でも、同じような光景が見られると確信しています。
編 休止前の京都芝1600mの成績も良かったわけですよね?
新 はい。勝率は40.0%ときわめて優秀。どの切り口で成績を分析しても、太刀打ちできる騎手がいない状況です。正直、死角は見当たりません。
編 そんな川田騎手に依頼をしたということは、陣営の期待も大きいということですよね。
新 ジャスティンスカイにはこれまで、ルメール騎手、横山武史騎手、レーン騎手らが跨ってきました。その事実だけに目を向けても、陣営がこの馬に情熱を傾けていることは明白。川田騎手を確保したということは、完全に勝ちにきているということでしょう。
編 馬のほうは現在3連勝中。重賞は3歳時の青葉賞に続き2度目の挑戦ですが、今度は期待に応えてくれそうでしょうか?
新 戦績を見れば一目瞭然、距離短縮をしてマイル路線に進んだのは大正解でした。昨年のソウルラッシュも同じような臨戦過程で勝利を収めましたよね。適距離を見つけたタイミングで馬が完成期に入ると、無類の強さを発揮します。重賞の壁はないはずです。
編 それにしても、キタサンブラック産駒の勢いがすごい。
新 キタサンブラック産駒はイクイノックスに続き、ソールオリエンスがG1を制覇しました。成長に時間がかかるタイプの産駒が多いですが、成長を終えたときにとんでもないパフォーマンスを見せる印象です。
編 ジャスティンスカイもその領域に入ってきたと……。
新 その可能性はありそうです。このまま最強マイラーの称号を得るくらいのレベルまで突き進むかもしれません。
編 相手は強化されますが、連勝中の勢いや鞍上が評価されて、人気を集めそうです。馬券的にはどのように扱いましょうか?
新 バラバラと買っても妙味はないので、アタマ固定でいきたいです。
編 陣営は、その先の安田記念を本気で見据えていそうですものね。
新 川田騎手も1着にこだわる競馬に徹してくれるはず。きっちり優先出走権を勝ち取ってもらいましょう。
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関西圏における安田記念の前哨戦で、現在は京都芝1600mの外回りで施行されている一戦。第1~2回(1970~1971年)を名牝トウメイが連覇するなど、古くから一流馬の参戦が多いレースとして親しまれている。第16回(1985年)は当時の最強マイラーであるニホンピロウイナーが制覇。第22~23回(1991~1992年)は個性派のダイタクヘリオスが2年連続してトップでゴール板を駆け抜けた。ほか、第24回(1993年)のニシノフラワー、第31回(2000年)のマイネルマックス、第44回(2013年)のグランプリボス、第50回(2019年)のダノンプレミアム、第51回(2020年)のインディチャンプ、第54回(2023年)のシュネルマイスターなど、多くのマイルG1馬が勝ち馬欄に名を刻んでいる。