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【山崎エリカのダートグレード攻略】〜兵庫ジュニアグランプリ2016〜

2016年11月22日(火) 16:09

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 浦和記念が終わったばかりですが、今度は全日本2歳優駿の前哨戦、2歳最初のG3・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が5勝2着10回と優勢、次のG3・北海道2歳優駿は、過去10年で地方馬が5勝2着4回と中央馬とほぼ五分五分。(2007〜2016年終了現在) しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が3勝2着3回と中央馬との大勢逆転が起こります。

 なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、中央では10月よりダートの500万下が本格的にスタートし、キャリアを積んで大きな上積みが見込めない地方馬vs中央の2勝馬という対戦図式が作られるからです。この時期の中央の2勝馬というのは、キャリアの浅い時点で交流重賞か500万下を勝ち上がっている素質馬が多いですから、それらがさらなる上積みを見せる形で、地方馬を撃破するという形です。

 過去10年の中央の勝ち馬を見ても、2011年こそ初ダートのゴーイングパワーが勝利していますが、それ以外は全て2勝馬です。また、地方勢で勝利した2009年ラブミーチャンも、デビュー3戦目で中央に遠征しての500万下勝ちの実績がありました。2着馬もほぼ2勝馬で、1勝馬で連対した唯一の馬は新馬戦で9馬身(1.5秒差)の圧勝を決めて、兵庫ジュニアグランプリがデビュー2戦目のアースリヴィングでした。

 つまり、過去10年でこれまでに2勝を上げているか、今回が初ダートの馬か、前走の新馬戦で圧勝した馬のみしか連対していないのです。「前走の500万下で2着とちょっとだけ負けちゃった…」という馬はそれなりに人気になりますが、これまでは3着までが精一杯。そういったタイプはなんとなく押さえておきたい衝動に駆られますが、点数を絞りたければいっそ消してしまうのもアリかもしれません。

 また、今回が初ダートとなる馬は走らせてみなければわからないとこともある上に、過剰人気になることもしばしば。また、新馬戦で圧勝した馬も滅多に出走してくることがありませんから、本命馬は中央のダート500万下か交流重賞勝ちの実績がある馬から選ぶのが基本でしょう。ただし、2014年に断然の1番人気に支持されたキャプテンシップのように、無敗馬でも平気で馬群に沈んでいるケースがあるので、それまでのレース内容や過程をしっかりと吟味する必要はありそうです。

 さて、今度はどのような地方馬が活躍しているかというと、前記したラブミーチャンの他に2006年の2着馬トップサバトンや2010年の2着馬カネマサコンコルドともに北海道2歳優駿の連対馬でした。北海道2歳優駿の勝ち馬は、全日本2歳優駿に優先出走できるし、2着でも普通に出走できることが多いので、滅多に出走してくることはありませんが、このタイプも人気にはなりますが過去10年で【0・2・0・0】と軸馬としては信頼できます。

 一番の問題は穴馬の引っ掛け方ですが…大きな傾向としてはありません。まず、兵庫ジュニアカップでは過去10年で馬複配当100円台が7回と堅いレースであること。そのうち500円以下で4回も決着していることから、堅いを通りこして硬直し過ぎているレースと言えるかもしれません。しかし、過去に1度だけ馬連配当3万2290円の大波乱がおきました。地方馬のジャジャウマナラシ(7番人気)とオヤコダカ(6番人気)で決着したのです。

 しかし、この2頭が強かったというよりは、前走ヤマボウシ賞を勝って2戦2賞のキャプテンシップが6着に敗れたことの波乱。キャプテンシップは前走のヤマボウシ賞を勝ったあと、体調面に不安が生じて、当初予定していた北海道2歳優駿をスキップした後の、体調面が不安視された一戦でした。断然の1番人気でしたが明らかに調整不足で、負けるべくして負けたと見ています。

 このように中央のダート2勝馬に破たんが生じた場合には、いくらでも荒れようがあるので、強いと目されている馬や、中央勢の出走レベルが低いと感じたときは、思い切って地方馬のトップクラスの馬を狙ってみるのもひとつの手段です。


 ●まとめ

 ・本命候補
 中央の500万下の勝ち馬か交流重賞の勝ち馬。
 北海道2歳優駿の連対馬

 ・穴馬候補
 本命候補の破たんやレベルが低い年のみ波乱の傾向。
 その場合に活躍するのは、地方のトップクラスの馬が多い。

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