ジャンヌ
勝利の女神
4月20日の福島牝馬Sでの落馬負傷(右腕の尺骨骨折)により戦列を離れていた木幡初也騎手(29)=美・竹内=が6日、復帰戦となった福島9R・大郷特別のイサチルシーサイド(3番人気)でいきなり逃走Vを決めた。2着は弟の巧也騎手が手綱を取った1番人気クオレスで、兄弟ワンツーとなった。木幡初騎手は「復帰戦ということは特に意識していませんでした。こちらが気負っても仕方がないですし、この馬の力を出せれば勝てると思っていたので。でも(初戦から)勝てるに越したことはないですし、病み上がりでもありますから無事にレースを終えられたことも良かったです」と笑み。当初は復帰までに4カ月くらいかかる見立てだったが、「もともと食生活など健康面に気をつかっていて(けがをする前から)トレーニングもしていたので治りが早かったようです」と医師が驚くほどの回復力を見せた。日曜の福島では6Rユイットムーラン、8Rユイノマチブセに騎乗予定でさらなる活躍に期待だ。