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【沢田康文の欧州リポート】ドバイシーマCは大器ジャックホブス推奨

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 今年の海外馬券発売第1弾となるドバイ国際競走が、25日にUAEのメイダン競馬場で行われる。メインのワールドCはアメリカの現役最強馬アロゲートの1強ムードが漂うが、芝の2つの対象GIは欧州馬が強力で日本馬と激突する。

 馬券で推奨したいのは週刊ギャロップ誌上でも◎を打ったドバイシーマクラシックに出走予定のジャックホブス(英国産、英=J・ゴスデン厩舎、牡5、父ホーリング)。2年前の愛ダービーを5馬身差で圧勝、英国調教馬として21年ぶりに優勝した大器だ。

 パドック周回でも抜きんでるほど立派な馬格を誇る馬で、デビュー2、3戦目に手綱を取ったランフランコ・デットーリ騎手が付けた愛称は「大きな赤ん坊」。秘める素質は高く、愛ダービーの優勝時、管理するジョン・ゴスデン調教師がレース後に残した「まだ馬体のつくりが柔らかく、完成するのは古馬になってからだろう」というコメントが忘れられない。

 4歳となり飛躍が期待されていた昨シーズンだったが、4月30日の英GIIで競走中止。レース後に疲労骨折が判明し、完治に約5カ月の休養を要すなど順調さを欠いた。GIの出走はベストより2ハロン短い英チャンピオンSのみ。今年は仕切り直しの一年となる。

 「ジャックホブスはどんなレースでもいつも真面目に走ってくれる馬です」と語るノルウェー出身のウィリアム・ビュイック騎手と、英国で最高の評価を得ているゴスデン調教師は、10年にドバイでブエナビスタを破ったダーレミと同じコンビ。GI2勝目を狙ってのドバイ遠征で、すでにメイダン競馬場の国際厩舎に入厩してトラックワークをこなしている。

 ジャックホブスという馬名は、20世紀前半に活躍した伝説的なクリケット選手名に由来する。ポストポンドとハイランドリールの2強はともに4つのGIを制し名馬の域に足を踏み入れているが、この馬も王者の一頭で注目したい。 (在仏競馬記者)

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