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3歳クラシック3冠の最終戦、菊花賞(20日、京都、GI、芝3000メートル)の最有力候補エピファネイア(栗東・角居勝彦厩舎、牡3歳)の追い切りが17日、滋賀県栗東トレセンで行われた。芝コースで福永祐一騎手(36)を背に抜群の動きを披露。サンケイスポーツ調教評価でただ1頭の「S」を獲得した。〔2〕枠(3)番に決まった枠順もエピファにとっては絶好だ。菊花賞の馬券は18日14時から19時までウインズ後楽園、新橋で金曜発売が実施される。
エピファネイアの末脚が、栗東のひんやりとした空気を切り裂く。ラスト1冠へ、ムードは最高潮だ。
「前半からリラックスして折り合いもスムーズだった。先週より扱いやすかったし、完璧といえる内容だと思います」
手綱を取った福永騎手が、相棒を絶賛した。
16日の雨による馬場悪化を考慮して、初めて芝コースで単走追い。序盤から引っ掛からずに、リズムよく進む。直線でも鞍上が手綱をほとんど動かすことなく、ラスト1ハロン11秒6とシャープに伸びた(5ハロン62秒6)。馬なりでも跳びの大きいフットワークで、時計以上のスピード感があった。
前走の神戸新聞杯は課題の折り合いに進境を見せて、2着馬に2馬身半差をつけて快勝。精神面の成長は普段の坂路でのキャンターにも表れている。「春はガムシャラに走ってラスト1ハロン13秒台を計時していましたが、今は折り合いがついています。ストライドが大きいので今でも同じような時計が出ますが、春とは意味合いが違います」。角居調教師は折り合い面に自信をのぞかせる。
枠順も〔2〕枠(3)番と好枠をゲット。菊花賞は3コーナーの手前からスタートし、すぐに下り坂が待っている。外枠だと前に壁を作れず、坂で勢いもつき、さらにスタンド前の大声援で引っ掛かるリスクが高い。内めのこの枠なら前に馬を置いて折り合いをつけやすい。
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福永祐一騎手は、牡馬クラシック→【0・5・3・33】と未勝利。
しかも菊花賞→【0・0・1・14】です。
1番人気で牡馬クラシックに騎乗したのは、12年ダービーのワールドエースだけですが、騎乗馬の半数は5番人気以内。
福永祐一。相当不安です!!