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【沢田康文の欧州リポート】ドゥラ倒した怪物ポストポンド

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【沢田康文の欧州リポート】ドゥラ倒した怪物ポストポンド

 8戦全勝のフランスの2冠牝馬ラクレソニエールの回避は惜しまれるが、それでも日本での海外馬券発売第1弾となる凱旋門賞の見どころはたっぷりある。

 スタンド改修中のロンシャン競馬場に替わって開催されるシャンティイ競馬場では、夏の間から設置されてきた内から10メートルの仮柵が10月1日の最終レース後に撤去される。そのため、翌2日の凱旋門賞は絶好の馬場状態が見込まれる。良馬場での開催なら、1986年の仏ダービーでベーリングがマークしたコースレコード2分24秒1が更新される可能性が十分だ。

 マカヒキは競馬場に近いシャンティイ調教場で順調に調整中。これまでの全94回を欧州調教馬が優勝している伝統のレースを勝てば、世界の競馬史に功績を残す快挙となる。

 最大のライバルとみられているのが、英国のポストポンド。3月のドバイシーマクラシックドゥラメンテを撃破したのは記憶に新しい。もっかGI4レースを含む重賞6連勝中という怪物で、歴史的な名馬の仲間入りを目指す。

 先週、ロンドン北100キロにあるニューマーケット調教場の厩舎で取材したところ、状態は非常に良さそうで、今回はこれまでと違い、陣営は流れが遅くはならないと判断してペースメーカーを出さずに臨むという。

 史上18頭目の英愛ダービー両制覇を果たしたアイルランドのハーザンドは父シーザスターズ、その母アーバンシーも凱旋門賞馬で、3代制覇という大記録がかかる。凱旋門賞ではこれまで母子制覇が2例、父子制覇が7例あるが、3世代での記録はまだない。

 同じくアイルランド調教馬で、GI2着が9度という珍しい戦歴を持つのがファウンド。ここ5戦はいずれもGIで2着で、これもすごい記録だ。

 近年は波乱も目立つ凱旋門賞。JRAのオッズにも注目しながらレースを見たい。 (在仏競馬記者)

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