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中央競馬ニュース
第７３回皐月賞（１４日、中山１１Ｒ、ＧＩ、３歳オープン国際（指）、せん馬不可、定量、芝・内２０００メートル、１着本賞金９７００万円、１～４着馬にダービーの優先出走権＝出走１８頭）唇をかみしめながら引き揚げてきた。２番人気エピファネイアは半馬身及ばず２着。検量室で何度もパトロールビデオを見直す福永祐一騎手の表情には、悔しさがにじんでいた。
「（スタート直後の）ゴール板までは良かったけど、他馬がそばに寄ってきたら、ハミをかんで２コーナーすぎまで力んでしまった。その分、勝ち馬との差になってしまった」
テンションを上げないように最後に馬場入りするなど工夫したが、序盤は手綱を引っ張り気味。４コーナーでは先頭に立つ勢いだったものの、直線でロゴタイプとの追い比べに敗れた。福永騎手にとっては９８年のキングヘイロー、昨年のワールドエースと同じ２着だ。
「勝てる力はあるけど、気難しい面を出してしまった。残念です」
調教でも可能な限り騎乗して“スキンシップ”を図ってきたが、勝利に結びつけることはできなかった。
「やはり折り合いですね。次は距離も延びますから」と角居勝彦調教師。日米オークスを制したシーザリオを母に持つ良血馬は、折り合いを克服して日本ダービーで雪辱する。 （鈴木康之）
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