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ストロングリターンが美浦南Wコースで追われ、5ハロン66秒7、3ハロン38秒7-12秒8を余力十分にマーク。併せた古馬に半馬身先着した。前走からやや間隔は開いたが、手綱を取った内田博幸騎手は「反応もいいね。十分仕上がってるよ」と好感触だ。2日現在JRA69勝で全国リーディング首位のウチパクが、昨年のレオマイスターに続く連覇に挑む。
小雨が降り続く美浦トレセンで、ストロングリターンが豪快なデモンストレーションで存在をアピールした。
コンビを組む内田博騎手を背に、角馬場で脚を慣らしてから南Wコースへ入ると、外プロセッション(牡6、1000万下)を2馬身追いかける形でスタート。3コーナー過ぎにリターンが早くも並びかける。ムチがビシビシ入る僚馬とは対照的に、馬なりで手応えの差は歴然。直線半ばで仕掛けると、スッと半馬身前に出て5ハロン66秒7、3ハロン38秒7-12秒8(G前追う)でゴールした。
“見せ場”はその後だ。ゴール板を過ぎてさらに鞍上の手が激しく動く。グイッ、グイッと脚を伸ばし、1コーナーに入るまで熱心に追われてフィニッシュ。気合の込もった最終追い切りの内容に「予定より早く追いついたが、終いまでしっかりしていた。反応もいいね。十分仕上がってるよ」と会心の笑みを浮かべた。
リターンは、以前はカーッとなりやすく併せ馬ができなかったが、「精神的に成長してますね」と内田博も認めるように落ち着きが出て、併せ馬の調教もこなせるようになった。追い込み一辺倒だった脚質も、2走前には好位から差して結果を残して幅を広げた。「福島は直線が短いから、スタートをうまく決めて、同じような競馬をしたい」とイメージを膨らませる。
週末の福島は雨予報で、馬場の悪化は避けられない。「パワーがあるから道悪もこなすだろうが、やってみないとわからない」と内田博は慎重だが、昨年は8番人気のレオマイスターをVに導いているだけに心強い。(松永昌也)
後日「偲ぶ会」予定
保田隆芳氏の葬儀等は親族による密葬となる。後日、遺族による『偲ぶ会』が行われる予定だが、詳細は未定。
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