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【沢田康文の欧州リポート】稀代の天才ジョッキー51歳ファロンうつ病で引退

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【沢田康文の欧州リポート】稀代の天才ジョッキー51歳ファロンうつ病で引退

 ヨーロッパを代表する名手キーレン・ファロン騎手(51)がうつ病のため、シーズン半ばにして現役を引退。衝撃的なニュースを欧州のメディアが一斉に報じた。今シーズンはアイルランドのマイケル・オキャラハン厩舎の主戦として騎乗していたファロンだが、悪化したうつ病の治療中のため、引退発表はアイリッシュ・ターフクラブの担当医師が代弁する形によって行われた。

 「指先だけで馬を操る」と称された稀代の天才ジョッキーで、英国の首位騎手を6度獲得。英ダービー3勝をはじめ、英愛のクラシックを22度も制した。凱旋門賞2勝など欧米の大レースでも活躍した。一方で暴力事件や不倫、アルコール依存、八百長疑惑、コカイン使用での騎乗停止処分などトラブルも数知れず、そのキャリアは栄光とスキャンダルに満ちていた。

 今年の英ダービーはアクロスザスターズで10着。6月26日のGIIIグランジコンスタッドS(カラ競馬場)でマジカルファイアに騎乗し5着に終わったのがラストレースとなり、GI制覇は2014年の英2000ギニー(ナイトオブサンダー)が最後だった。

 長年にわたり大レースで戦ってきたランフランコ・デットーリ騎手は「キーレンはずっと私にとってライバルの筆頭で、互いに尊敬しあっていた。悲しい」と引退を惜しんだ。

 ファロンは短期免許やワールドスーパージョッキーズシリーズなどで来日。ジャパンCではゴーランやウィジャボードに騎乗したがJRAのGIは未勝利で、アローキャリーに騎乗した01年阪神ジュベナイルフィリーズの2着が最高だった。 (在仏競馬記者)

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