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桜花賞で断然の注目を集めるのは、昨年のJRA賞最優秀2歳牝馬に輝いたメジャーエンブレム。今年初戦のクイーンCも鮮やかな勝利を飾り、桜のヒロインの最有力候補だ。デビュー戦から手綱を取るクリストフ・ルメール騎手(36)=栗・フリー=に、胸の内を聞いた。 (取材構成・渡部陽之助)
--今週は桜花賞。2歳女王メジャーエンブレムで挑む
「桜花賞が日本でポピュラーなGIだということは知っています。桜が咲くいい時季に行われますね。メジャーエンブレムはレベルの高い馬ですし、他の馬とは能力が違う。たぶん1番人気になるでしょうし、すごく勝ちたいです」
--前走のクイーンCは完勝
「強かったね。休み明けだったけど、楽に勝てた。阪神JFと同じで、スタートがすごく速かった。4コーナーでしっかり(後続馬を)引きつけて、直線も脚を使ってグングン伸びた。今までのレースの中で一番強い勝ち方だったね」
--繊細な3歳牝馬に騎乗する際に心掛けていることは
「テンションが高くなりやすいので、リラックスさせることが大切。追い切りではハードワークにならないように心掛けています。乗っているときは日本語で『ゆっくり』と声をかけたり、口笛を吹いてリラックスさせることもありますよ」
--メジャーエンブレムはどんな馬
「パドックではリラックスしていて、馬場入りするとレースモードに入る。頭がいいですね。スタート前は少しテンションが高くなるけど、彼女は余計なエネルギーを使わないですよ。気持ちが前向きで、レースを楽しみにしている感じですね。レースになるとリラックスして、自分でしっかり走ります」
--長所は
「競馬が上手だし、(レース中に)息を入れるタイミングも完璧。速いリズムをキープできて、そのまま行けるのが強み」
--桜花賞は、阪神JFと同じ阪神芝1600メートルが舞台
「前走のように、自分でペースを作ってレースをした方がいい。ゲートが速いので、一番前へ行けます。そのまま自分のペースで行けば、包まれることもないですからね。掛からないし、ペースが速くなって2、3番手からでも大丈夫です」
--意気込みを
「今年の3歳牝馬の中で一番強い馬だと思っています。ただ、GIを勝つのは難しいですからね。自信はありますが、相手が強くなるし、注意して乗りたい」
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