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【高松宮記念】吉田豊、師匠に贈るGI10勝目

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【高松宮記念】吉田豊、師匠に贈るGI10勝目

 デビュー19年目を迎えた吉田豊騎手(36)=美・大久保洋=に、久々のGI制覇のチャンスがやってきた。今週の高松宮記念で騎乗するサンカルロは3年連続の出走で過去2回は4着、2着。充実期を迎えたパートナーと2008年マイルCSブルーメンブラット)以来のJRA・GI10勝目を狙う。

 充実期を迎えたパートナーにベテランの期待が膨らむ。吉田豊騎手が久々のGI制覇に燃えている。

 サンカルロNHKマイルCを進路妨害で降着(8位→18着)になるなど精神面のもろさがあったが、6歳になってようやく完成された。

 「血統的に気難しい面のある馬で、若い頃は折り合いを重視しながら千八とか使っていたが、千二~千四の短距離を使うようになり、安定して走れるようになった。今回はチャンスだと思っている」

 近年はデビュー後数年で所属厩舎を離れる騎手が多い中で、吉田豊はデビューから19年間、大久保洋厩舎ひと筋。毎朝、休む暇もなく黙々と調教に跨り続けてきた。積み重ねた勝利数が947勝。順調に行けば今年中にも大台に手が届く。

 「デビューした頃は長く乗り続けたいと思ったが、これだけ勝てるなんてね。900勝を達成したときに“次は1000勝なんだ”って思った。これも大久保厩舎にいて築けた成績だし、やっぱり(大久保洋)先生にバックアップしてもらったのが大きいですね」

 デビュー年は6勝だったが、3年目にメジロドーベルと巡り合い、世界が変わった。阪神3歳牝馬Sで重賞初VをGIで達成。GI5勝をあげたドーベルとのコンビが騎手・吉田豊の地位を押し上げた。

 「先生の定年(2015年2月)まで3年を切っているし、自厩舎の馬でGIを使うチャンスがたくさんある訳じゃないが、今回のサンカルロはGIを勝てる力はあるのでモノにしたい」

 師弟コンビのGI制覇は、JRAでは04年阪神JFショウナンパントル)以来8年ぶりとなる。桜のつぼみが膨らむ桶狭間の6ハロン決戦で吉田豊サンカルロを巧みに操り久々の師弟GIVを決める。 (片岡良典)

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