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フランスで暮らし始めた頃、翌日の開催の出馬表を見ていて不思議に思うことがあった。同じ頭文字で始まる馬が何頭も並んだ異様なレース、競馬専門紙パリチュルフ。その謎が解けたのは後日のことだった。
フランスの繋駕(けいが)競走=小型の2輪馬車を引く競走=のトロッター種には馬齢を分類するための独自のルールが存在し、今年は「A」、来年は「B」など、登録馬名の頭文字が世代ごとに定められ、A、B、C…と順に変化するという。
アルファベットはAからZまで全26文字だが、最後のW、X、Y、Zの4文字は使用されない規則があり、22年間をかけて一巡。日本では考えられない方法だが、フランスの熱心な競馬ファンは馬名を聞いただけで世代を一瞬で判別できるメリットを享受している。
平地競馬ではドイツで母名の頭文字を産駒の頭文字にする習わしがあり、ブエナビスタやマンハッタンカフェを輩出した「Sライン」などが知られる。
独自の牝系を育み活躍馬を送り続けるオーナーブリーダーのアガ・カーン殿下も馬名には強いこだわりを持ち、ザルカヴァ(Zarkava)、シャレータ(Shareta)、サラフィナ(Sarafina)、ドルニヤ(Dolniya)といったように、生産した牝馬には末尾が必ず「A」で終わるような命名を続けている。
一方でサクラやメジロに代表される冠号を用いての競走馬名登録は欧州ではあまり見られない。この日本に深く根付いた慣習は、フランス人の目には大変興味深いものとして映っているようだ。 (在仏競馬記者)
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