中央競馬ニュース

【朝日杯FS】王道一直線パテック

 0   0   1,448
シェアする  x facebook LINEで送る
【朝日杯FS】王道一直線パテック

 今週は中山競馬場で2歳牡馬チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティSが行われる。昨年の覇者ローズキングダムが今年のクラシックで2歳王者として久しぶりに活躍し、注目度が高くなっている今回、主役はGIII東スポ杯2歳Sを楽勝したサダムパテックだ。

出走予定馬へ

 はっきり見えた頂点は絶対に逃さない。大物感たっぷりの走りで東京スポーツ杯2歳Sを圧勝したサダムパテックが、一気に2歳王者の座を奪いにいく。

 「ウチの厩舎のGIでは珍しく(笑)、今回は人気になると思うけど、それに応えられるだけの潜在能力を持っている。ホント、とてつもない馬に巡り会えた感じだね」

 主役として立つ大一番にも西園調教師は自信を隠さない。厩舎開業13年目の今年はエーシンフォワードマイルCSを制覇し、タムロチェリーでの’01阪神JFに次ぐGI2勝目をマーク。充実期に入った調教師生活を振り返っても、パテックは1、2を争う“大物”との評価を与えている。

 新馬戦こそ出遅れが影響して2着に敗れたが、2戦目で初勝利を飾り、次は自己条件(500万下)で手堅く2勝目を狙う予定だった。だが、初勝利をアシストしたC・スミヨン騎手が「この馬は凄い。次も乗らせてほしい」と大絶賛。急きょ、スミヨンの騎乗予定に合わせて東スポ杯2歳Sへ矛先を変えると、2着のリフトザウイングスに3馬身半差をつける衝撃Vを飾ってみせた。

 「抜け出してからのスピードがケタ違い。あれでもゴール前は抑えていたほどだったし、見ているこっちが身震いするほどの末脚だったね」。この時点で西園調教師は2歳王者を、そして、その先にある将来を確信した。さらにスミヨンがジャパンCブエナビスタ)での騎乗停止が解けて今週から復帰。パテックの能力を真っ先に見抜き、信頼を寄せる名手の存在も頼もしい限りだ。

 「スミヨンは長い距離でも大丈夫と言ってくれているので、(芝2000メートルの)ラジオNIKKEI杯2歳Sの選択肢もあった。だからといってマイル戦がダメというわけではないし、乗りやすい馬だから中山も問題ない。それに一生に1度だからJRA賞(最優秀2歳牡馬)にも選ばれたいからね」

 西園調教師の目にはVしか映っていない。昨年、東スポ杯に続いて朝日杯を勝ったローズキングダムが今年、皐月賞4着、ダービー2着、菊花賞2着と活躍し、繰り上がりながらジャパンCを制覇。その後の不振が目立っていた2歳王者が、久しぶりに輝きを見せた。

 サダムパテックも東京芝1800メートルのGIIIを圧勝しただけに、将来性は十分。まずは世代のトップに立ち、来春のクラシック制覇へ。輝ける未来のためにも、ここは通過点にしてみせる。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

5月5日()
NHKマイル G1
新潟大賞典 G3
5月4日()
京都新聞杯 G2

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
73,123万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 テーオーロイヤル 牡6
51,827万円
9 セリフォス 牡5
49,313万円
10 ジャックドール 牡6
49,004万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る