第16回
NHKマイルC(8日、東京11R、GI、3歳オープン、せん馬不可、定量、芝1600メートル、1着賞金9200万円=出走18頭)1番人気
グランプリボスが好位キープから直線で力強く伸びて、1馬身1/2差で完勝。昨年の
朝日杯FSに次ぐGI2勝目は、4月30日に急死した父
サクラバクシンオーに捧げる勝利ともなった。
「4コーナーを回った時に勝利を確信できた。脚色の勢いが(他馬と)違っていましたから」。北側司オーナー(33)=映像コンテンツ会社(株)
グランプリ代表=は、胸を張って見せ、海外遠征をぶち上げて相好を崩した。
生産者の吉田勝己ノーザンファーム代表(62)は「馬体が抜けていい。これだけいい筋肉をしている馬は、めったにいるものじゃない。バクシンオーの後継種牡馬はこれです」と話し、4月30日に急死したバクシンオーの後継を早くも期待していた。ボスの2歳になる妹
アドマイヤキュート(父
キングカメハメハ)は、現在、ノーザンファーム空港で馴致、育成されている。栗東の友道厩舎に所属予定で、デビューが待たれる逸材だ。