《本紙の狙い》
ナムラクレセントが◎。重賞勝ちこそないが、戦歴は高く評価でき、能力はGIIでも何ら見劣らない。
菊花賞、
阪神大賞典(ともに3着)のレースぶりから、長距離も守備範囲。4カ月ぶりの実戦になるが、ひと追いごとに良化し、臨戦態勢は整っている。絶好調の
トリビュートソングが相手の筆頭。前走と同じ舞台なら、重賞でも互角に戦える。ダービー馬
ロジユニヴァースが▲。
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ダービーV以来、約10カ月ぶりの実戦になる(15)
ロジユニヴァースは、前日は角馬場調整のみ。それでも、横山典騎手が跨って最終チェックをして、態勢は整った。「休み明けとしてはまずまずの状態に仕上がりました。楽しみにしているファンも多いので、競馬場に送り出せてホッとしています。当然、結果が求められる馬。休養明けで古馬と初対戦と不利な面もあるので、期待と不安が入り混じった心境です」と萩原調教師は語った。
2頭出しの伊藤正厩舎は、まず午前8時40分に(8)
エアシェイディが北Cコースを1周。9時20分に(4)
ネヴァブションが同じく北Cコース1周。「どちらも状態はいいですよ」と伊藤正調教師。能力的にそん色ないと前置きした上で、シェイディは「久々でも力は出せるデキ」と評価。一方、ネヴァについては「前走より明らかにいい。今までで一番と言っていいデキ。本当にいい。とにかく心配な部分が全くない」と自信に満ちた表情だった。
不良馬場の
中山記念を圧勝した(13)
トーセンクラウンは、南Aコースを軽くキャンターで流した。「いつも通りの調整方法で、いい雰囲気だね」と菅原調教師は笑み。週中の雨の影響で再び道悪となりそうな状況に、「もっと雨が降ってくれてもよかったのにね。デキはいいし、勝って勢いもある。相手は強いが楽しみはあるし、これで馬場が渋ればなおいいね」と前走の再現を願っている。
(6)
マイネルキッツは角馬場で入念に体をほぐしてから、南Wを普通キャンターで1周半。落ち着いた走りで、「これといった懸念材料もないし、納得のデキだよ」と国枝調教師も状態には自信があるようだ。気がかりなのは斤量。「やはり59キロは気になるな。馬場も悪くなりそうだし、そうなると余計に響く。どこまで回復するかだろうけど、いずれにしろタフな競馬になりそうだね」と勝算については慎重だった。