〔本紙の狙い〕
フローテーションを本命に推す。
有馬記念は9着に敗れたが、強豪相手に正攻法で挑んだ結果だから、仕方のないところだ。
菊花賞、
ステイヤーズSとも2着。実績が示す通り、3000メートル級での強さはこのメンバーでは一枚上だろう。前走の疲れもとれ、この中間も順調そのもの。最終追い切りの動きも上々で、仕上がりは万全といっていい。成長の見込める明け4歳馬であり、56キロのハンデも苦にならないはずだ。名手ルメールを背に待望の重賞制覇を成し遂げる。
ウォーゲームが相手の筆頭。1600万下を飛び越えての重賞挑戦だが、秘めた能力は高い。芝の中長距離では安定したレース運びを見せており、ハンデ差を生かせれば、互角以上に戦える。昨年の4着馬の
エーシンダードマンが▲。距離は長ければ長いほどいいタイプで、消耗戦は望むところだ。
★最新ナマ情報
芝重賞勝ち馬が不在のメンバー構成なら
菊花賞、
ステイヤーズともに2着(6)
フローテーションの実績が一枚上だ。先行した前走の
有馬記念(9着)では厳しい展開を強いられたが、じっくり構えて行けば最後に必ずいい脚を使えるタイプ。「前走後はここを目標にきた。長距離適性もあるからチャンスだね」と橋口調教師は
きさらぎ賞の
リーチザクラウンと併せてダブル重賞Vを狙う。
芝2400メートル以上では3着を外していない(5)
ウォーゲーム。「攻め馬は折り合いがついていい動きだったし、力もつけている。切れる脚はないが、この距離なら格上挑戦でも」と大當調教助手。
(4)
エーシンダードマンは昨年4着と実績を残している。「内へモタれた昨年とはデキが違う。条件もピッタリ」と大久保龍調教師。(9)
モンテクリスエスは昨秋から徐々に力をつけてきた。「脚質的に東京の長丁場は合う。馬も昨春とは違います」と松田国調教師。重賞経験豊富な(10)
トウカイエリートはスタミナの生きる展開で浮上してきそう。「前走のような決め手勝負では厳しいね。この馬のしぶとさが生きる流れになってほしい」と野中調教師。
関東馬の前日調整で意欲的だったのが(8)
ベンチャーナイン。坂路1本からWコースに出て、2周目の直線で右ムチ一発。気合を入れられると真っ直ぐに伸びて3ハロン42秒4-12秒3。「モタれることなく走れましたね。状態はいい意味で変わりないです」と芝崎調教助手。(13)
ブラックアルタイルは南の角馬場から坂路1本。「距離は問題ない。疲れがあった昨年(10着)より、デキは上ですよ」と三浦調教助手。
(7)
ドラゴンファイヤーは坂路1本。「この馬自身の状態が戻ってきたのが大きい。ここ目標に順調にきたし楽しみ」と尾形調教助手。条件戦連勝の(16)
ビービーファルコンは坂路4ハロン66秒0。「充実している。ハンデ54キロは見込まれたが別定よりいい」と古賀慎調教師。穴で面白いのが(11)
スノークラッシャー。「坂路で終いを少し伸ばしたけど、いい反応だった。掛かることはないと思うし、東京はベスト。ハンデ頭と4キロ差あれば付け入る隙はある」と中調教助手。