奥野憲一
マカロニスタンダーズ
勝利の女神
蒼馬久一郎
はるふみ
ゼット1号
ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は新潟2歳S・馬場の有利不利、教えます! をお届けします! 土曜日の新潟芝のレース結果、近年の新潟2歳Sの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。 この中間、新潟競馬場の雨量計で観測された降水はゼロ。まともな雨は5週間近く降っていない。土曜日も雷鳴が確認される時間帯こそあったが、開催中の降雨はなく、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。 開催終盤ということもあって、内柵沿いに少々傷みが出てきているものの、それを除けばおおむね良好。新潟2歳Sと同じ芝1600mで行われた10R・長岡S(3勝クラス)の決着タイムは1分32秒3、勝ち馬の上がり3Fタイムは33秒6と、この時期とすれば全体も上がりも速い水準の時計が出ている。 土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は3、1、8、13、5、2番手。逃げ・先行勢もそれなりに頑張ってはいるが、その勢いは徐々に衰えてきている。最後の直線で中~外に進路を取る馬の脚いろが良くなりつつあることを踏まえると、前の組に対して信頼を寄せるまでには至らない。 実際、上がり3F最速馬(タイを含む)の成績は【2.3.0.2】。複勝圏を逃した2頭にしても、ともに4着と手堅いパフォーマンスを見せている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが最大のポイント。少なくとも先行力だけで押し切るのは容易ではない。そのあたりは念頭に置くべきだ。 日曜日開催中の予報は晴れベース(27日7時の時点)。午後からの発雷確率が高めの点は気になるものの、まとまった降雨がないのであれば、大きな状況変化までは考えづらい。となれば重視すべきは、枠順の並びよりも末脚のしっかりした馬だろう。 なお、過去5年の新潟2歳Sの勝ち馬5頭は、前走が左回りのマイル戦、かつ前走の上がり3Fタイム順位が2位以内だった点で共通する。上がりの脚という要素は先述した傾向および想定にもマッチすることから、今年も該当する馬は評価してしかるべきだ。 そのなかでも、速い上がり時計が出やすいコンディションであることを考慮して、前走の上がり3Fタイムが34秒台以下、かつ前走で勝利を収めている馬に注目したい。 今回の出走メンバーで要点(前走内容)をクリアしているのは、③エンヤラヴフェイス、④ルージュスタニング、⑪クリーンエア。よって当欄では、この3頭を軸馬候補として推奨する。 【馬場予想からの注目馬】 ③エンヤラヴフェイス ④ルージュスタニング ⑪クリーンエア