1月22日の中山9R・若竹賞(3歳1勝クラス、芝1800メートル)は、4番人気で
横山武史騎手とコンビを組んだ
パクスオトマニカ(牡、美浦・
久保田貴士厩舎)が好スタートからハナを切ってそのまま押し切り、オープン入りを決めた。タイムは1分48秒1(良)。
1馬身1/2差の2着は好位から伸びた
ショウナンアレクサ(5番人気)。さらに2馬身1/2差の3着には外から末脚を伸ばした
ネイビースター(3番人気)が入った。
内からパクスオトマニカがすんなりとハナを切り、
マイネルカーライルは控えて2番手。
レッドロスタムがやや離れた3番手に続き、内から
ショウナンアレクサもこれに並びかけた。人気の
スズハロームは6番手からの競馬。淡々とリズムを刻んだパクスオトマニカは勝負どころを迎えても手応えに余裕があり、直線に向いても脚いろは鈍らない。
ショウナンアレクサの追撃を楽々と振り切り、会心の逃げ切りを決めた。
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横山武史騎手(1着 パクスオトマニカ)「うれしいです。前走で乗せてもらっていい馬だと思いましたが、距離が長い印象でした。厩舎には『距離を短くした方がいい』と言って、それを受け入れていただき、また騎乗を依頼してくれたので勝ててよかったです。背中はいいのですが、中身はまだまだこれから。今後の成長に期待したいです」
パクスオトマニカは、父
ヴィクトワールピサ、母ディープラヴ、母の父
ディープインパクトという血統。通算成績は4戦2勝となった。