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ラジオＮＩＫＫＥＩ賞の関連ニュース
【七夕賞】シャドウ、道悪の力勝負に勝機！
©サンケイスポーツ
7月7日(火) 05:05
夏の福島ラストを飾り、サマー２０００シリーズのスタートとなる七夕賞。過去３年は関西馬に屈している関東勢だが、ラジオＮＩＫＫＥＩ賞は１～３着を関東馬が独占し、風は東に吹いてきた。今週は梅雨の荒れ馬場を狙って参戦するシャドウゲイトが、流れを一気に関東に引き寄せる。
梅雨空をうれしそうに見上げ、シャドウゲイトの加藤征調教師は「この季節と馬場を想定して、レースを選択しました」と七夕賞参戦の経緯を説明した。当初は宝塚記念のプランもあったが、一線級とのスピード勝負より、荒れ馬場の力勝負に勝機があると、あえてビッグタイトルを見送った。
重賞初制覇を遂げた０７年の中山金杯が重馬場で７馬身差の圧勝。同年のシンガポール航空国際Ｃは日本よりタフな芝コースが舞台で、しかも稍重での勝利だった。国際ＧＩを勝っているので、ハンデが重くなるのは承知の上。それでも馬場適性にこだわった。
そのシンガポール以降はスランプ気味だった。一時は３着になった０８年川崎記念など、ダート路線に活路を見出そうとしたが、再び芝に方向転換。前走の金鯱賞で後の宝塚記念２着サクラメガワンダーと０秒２差の２着に健闘して復活の兆しを見せた。
「ここにきて走る気が出てきました。気力の充実が成績に表れてきましたね。中間は短期放牧に出していましたが、状態は前走と変わらないぐらいで出られそうです」
７歳になっても、調教師は衰えない馬の充実ぶりに手応えを感じている。そして復調気配に笑顔を見せるのは田中勝騎手も同様だ。
「最近は落ち着きが出てきたよね。道悪は得意だし、福島は合っていると思う。年齢のわりに若いから、今回もいいレースになるんじゃないかな」
以前はマイペースの逃げでしぶとさを発揮したが、最近は好位で我慢することを覚え、レースの幅が広がっているのも充実の証だろう。
「ハンデはまた５７．５キロでしょうね」という調教師の予想はピッタリの斤量。これなら今のシャドウゲイトには苦にならない。
今年は天皇賞をマイネルキッツが、ダービーをロジユニヴァースが勝ち、先週のラジオＮＩＫＫＥＩ賞では関東馬が１～３着を独占。西高東低の勢力図にもやや変化が見られ始めた。過去３年、関東馬が関西馬の前に屈している七夕賞。シャドウゲイトが短冊に祈るのは「雨が降りますように」だ。（柴田章利）
【ラジＮＩＫ賞】ガルーダ重賞初Ｖ
©サンケイスポーツ
7月6日(月) 05:12
第５８回ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（５日、福島１１Ｒ、ＧＩＩＩ、３歳オープン国際、ハンデ、芝１８００メートル、１着本賞金４０００万円＝出走１６頭）蛯名正義騎乗の５番人気ストロングガルーダが大外から力強く伸びて重賞初制覇。管理する美浦・久保田貴士調教師はＪＲＡ重賞はダートで４勝しているが、芝は初めて。１分４８秒３（良）。クビ差２着に１３番人気のサニーサンデーで、３連単は３４万超馬券。イネオレオは６着で、ハンデ戦になった０６年以降、１番人気は４連敗となった。
初めて経験する短い直線も“カンケーネー！！” 蛯名正義騎手の豪快なアクションに応えたストロングガルーダが、小回りの福島をグイグイと伸びる。蒸し暑さの中で声援を送るファンの歓声に押され、粘る相手をクビ差とらえて重賞初Ｖを飾った。
「思ったより行きっぷりが悪くてヒヤッとしましたが、直線を向いたら火が点いた感じ。あれで間に合うと思いました」
昨年、ノットアローンに騎乗してクビ差２着に敗れた鞍上は、同じクビ差のＶに表情を緩める。新馬戦Ｖなど６戦中５戦でコンビを組み４勝。能力を高く評価してきた愛馬との勝利は格別の味だ。
レースは大外枠からのスタートで、中団の外めを追走。行きっぷりは良くなかったが、勝負どころからムチを連打してガルーダの闘志に火をつけた。初の右＆小回りに戸惑う相棒をしっかりとＶに導いた手腕が光る。
開業７年目で躍進著しい久保田貴士調教師にとっては初の芝重賞勝ち。この日は、モルトグランデが函館スプリントＳに出走していたため、札幌競馬場で勝利を見届けた。「体が弱くて苦労しましたが、休養から戻ってきた時にずいぶんたくましくなっていました。厳しいレースでよく頑張ってくれましたね」と愛馬の走りを称えた。
今後は休養に入るが、「秋は菊花賞という感じではないので、古馬との対戦になると思います」と久保田師。蛯名も「１８００メートルくらいがギリギリ」と話すだけに、マイル路線に向かう公算が大きい。大目標はマイルチャンピオンシップ（１１月２２日、京都、ＧＩ、芝１６００メートル）となるはずだ。敗れた２戦は、不良馬場の新潟２歳Ｓと休み明けで距離が長かったプリンシパルＳだけ。まだ底を見せていないストロングガルーダが、マイラーとしての資質に磨きをかけて、飛躍の秋を迎える。（黒田栄一郎）
初めて経験する短い直線も“カンケーネー！！” 蛯名正義騎手の豪快なアクションに応えたストロングガルーダが、小回りの福島をグイグイと伸びる。蒸し暑さの中で声援を送るファンの歓声に押され、粘る相手をクビ差とらえて重賞初Ｖを飾った。
「思ったより行きっぷりが悪くてヒヤッとしましたが、直線を向いたら火が点いた感じ。あれで間に合うと思いました」
昨年、ノットアローンに騎乗してクビ差２着に敗れた鞍上は、同じクビ差のＶに表情を緩める。新馬戦Ｖなど６戦中５戦でコンビを組み４勝。能力を高く評価してきた愛馬との勝利は格別の味だ。
レースは大外枠からのスタートで、中団の外めを追走。行きっぷりは良くなかったが、勝負どころからムチを連打してガルーダの闘志に火をつけた。初の右＆小回りに戸惑う相棒をしっかりとＶに導いた手腕が光る。
開業７年目で躍進著しい久保田貴士調教師にとっては初の芝重賞勝ち。この日は、モルトグランデが函館スプリントＳに出走していたため、札幌競馬場で勝利を見届けた。「体が弱くて苦労しましたが、休養から戻ってきた時にずいぶんたくましくなっていました。厳しいレースでよく頑張ってくれましたね」と愛馬の走りを称えた。
今後は休養に入るが、「秋は菊花賞という感じではないので、古馬との対戦になると思います」と久保田師。蛯名も「１８００メートルくらいがギリギリ」と話すだけに、マイル路線に向かう公算が大きい。大目標はマイルチャンピオンシップ（１１月２２日、京都、ＧＩ、芝１６００メートル）となるはずだ。敗れた２戦は、不良馬場の新潟２歳Ｓと休み明けで距離が長かったプリンシパルＳだけ。まだ底を見せていないストロングガルーダが、マイラーとしての資質に磨きをかけて、飛躍の秋を迎える。（黒田栄一郎）
【ラジＮＩＫ賞】大健闘サンデー２着
©サンケイスポーツ
7月6日(月) 05:11
第５８回ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（５日、福島１１Ｒ、ＧＩＩＩ、３歳オープン国際、ハンデ、芝１８００メートル、１着本賞金４０００万円＝出走１６頭）１３番人気の伏兵サニーサンデーが好位追走から直線で抜け出して２着に健闘。「うまく折り合いがついて、“もう一度同じように乗れ”と言われてもできないくらい、完璧に乗れました。勝ったと思ったんですが…」と吉田隼人騎手はクビ差の惜敗に悔しそう。それだけ、勝ち馬の強さを実感したようで、「相手が一枚も二枚も上でした」と脱帽した。今後は夏休みの予定。９７年春の２冠馬サニーブライアンの甥が、大きな収穫を得て秋に備える。
【ラジＮＩＫ賞】リターン無念３着
©サンケイスポーツ
7月6日(月) 05:10
第５８回ラジオＮＩＫＫＥＩ賞（５日、福島１１Ｒ、ＧＩＩＩ、３歳オープン国際、ハンデ、芝１８００メートル、１着本賞金４０００万円＝出走１６頭）２番人気に推されたストロングリターンは内枠で序盤から厳しい展開。４コーナーでは不利を受け、３着まで追い上げるのが精いっぱいだった。昨年のレオマイスターに続く連覇に挑んだ内田博幸騎手は「内枠は難しいですね。半端に前に行ったらガチャガチャしただろうし、４コーナーも気持ち良く回って来れれば違ったと思いますが…」とガックリ。それでも「最後は伸びていたし、改めて力があることは分かりましたから」と愛馬を称えていた。
【ラジＮＩＫ賞】ストロングガルーダＶ
©サンケイスポーツ
7月5日(日) 16:00
レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者（JRA）発行のものと照合してください。
馬場：良
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