週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、京王杯2歳S・ファンタジーS・みちのくS・アルゼンチン共和国杯・みやこSの5レースです。 ▼2024年11月02日(土) 東京11R 京王杯2歳ステークス 【JRAのレースにおいて“着順が1着、かつ2位入線馬とのタイム差が0.1秒以上、かつ4コーナー通過順が3番手以内”となった経験の有無別成績(2019年以降)】 ●あり [5-5-5-25](3着内率37.5%) ●なし [0-0-0-32](3着内率0.0%) →勝ち上がったレースにおけるパフォーマンスがポイント。先行策で完勝した実績のない馬は強調できません。 ▼2024年11月02日(土) 京都11R KBS京都賞 ファンタジーステークス 【血統別成績(2019年以降)】 ●父がサンデーサイレンス系種牡馬 [4-4-3-22](3着内率33.3%) ●父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬 [1-1-2-30](3着内率11.8%) →サンデーサイレンス系種牡馬の産駒が優勢。ちなみに、父がサンデーサイレンス系以外の種牡馬、かつ“JRAの、オープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬は2019年以降[1-0-1-26](3着内率7.1%)でした。 ▼2024年11月03日(日) 福島11R みちのくステークス 【枠番別成績(2023年)】 ●1~4枠 [0-0-0-8](3着内率0.0%) ●5~8枠 [1-1-1-5](3着内率37.5%) →オープン特別として施行された2023年のみちのくステークスは、外寄りの枠を引いた馬が上位を占める結果に。今年も同様の決着を警戒しておきたいところです。 ▼2024年11月03日(日) 東京11R アルゼンチン共和国杯 【前走の4コーナー通過順別成績(2019年以降)】 ●2番手以内 [0-0-0-8](3着内率0.0%) ●3~7番手 [3-4-6-25](3着内率34.2%) ●8番手以下 [2-1-0-32](3着内率8.6%) ●競走中止 [0-0-0-1](3着内率0.0%) →脚質が明暗を分けそう。極端な競馬をした直後の馬は過信禁物と見るべきでしょう。 ▼2024年11月03日(日) 京都11R みやこステークス 【前走との間隔別成績(2019年以降)】 ●中6週以内 [5-4-3-33](3着内率26.7%) ●中7週以上 [0-1-2-26](3着内率10.3%) →前走との間隔が中7週以上、かつ“JRAの、ダの、G1のレース”において2着以内となった経験がない馬は2019年以降[0-1-0-25](3着内率3.8%)。休養明けの馬は基本的に疑ってかかるべきだと思います。 次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は11/3公開予定です。