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【アルゼンチン共和国杯2024】直撃取材!プロ予想家最速予想 「シムーン」「暴君アッキー」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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暴君アッキーー「DNR指数」×「DNRローテーション」で好走馬を炙り出す!


2018年に完成させた、オリジナルのスピード指数「DNR指数」に、「DNRローテーション」理論を掛け合わせ、中央・地方競馬を無双する暴君アッキープロに、アルゼンチン共和国杯についてお聞きしました。

―予想のポイントからお願いします。

東京芝2500mというコース形態的にも、スローペースからの上がり勝負になる見立てです。なので、前半をゆったり走りつつ、後半は長く良い脚を使えるタイプが勝ちやすいですね。


―距離適性も重要になりますかね。

そうですね。2000m前後がベストみたいなタイプには厳しいコースだと思います。

―有力馬の一角、セレシオンは2000m前後を中心に使われ、今回は新潟記念2着からの臨戦ですが、延長ローテはどうでしょうか。

ハーツクライ×クルソラ牝系なので距離延長は大幅プラスです。スタートに難のあるタイプですが、東京2500mは先行力が必要ないため、本命候補になります。

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―本命候補ですか。想定指数的にもトップになりますか。

いえ、セレシオンの想定指数は高くないですが、過去最高のコース条件で、ベスト指数を更新する確率が高いという判断です。

―なるほど。同列に評価できる馬がいればお願いします。

クロミナンスですね。


―直近2戦は、競馬場は違えど2500mの日経賞を2着。そして、前走目黒記念は3着でした。

目黒記念は超スローペースで指数は高く出ていませんが、日経賞は基準指数ぐらいで走っています。

日経賞の指数くらい走ればという感じでしょうか。

まず、東京の2500mでも日経賞ぐらい走れると思っています。日経賞ベースだと、抜けているとまで言えませんが、それでも馬券になる確率は高いと思います。

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―前走の目黒記念は後ろの馬にやられましたが、距離は問題ないでしょうか。

勝ち馬に差し切られる形でも、東京コースの上がり勝負は良いと思いますし、距離も問題ありません。ロードカナロア×マンハッタンカフェ×トニービンと、コース条件は合っているので、東京2500mだと指数評価はトップになります。

―ありがとうございます。マイネルウィルトスは、このコースの常連で、G2・2着3回でしたが、前走の目黒記念は5着に終わりました。凡走の要因はどのあたりでしょう。

2021年の福島民報杯や2022年の函館記念のように、馬力のいる重たい馬場がベスト条件ですよね。前走の目黒記念は、勝ち馬の上がりが32秒9という競馬ですから、展開が向いてもキレ負けしてしまいます。


―去年のアルゼンチン共和国杯2着も、それほど評価できませんか。

2着でしたが、基準指数以下なんですよ。なので、雨量が多く重い馬場にならないと厳しいと思います。中山とか内回りコースのほうが良いので、軽い馬場なら消しになります。

―上位サイドから1頭消せるだけでも大きいですね。ほかに危険な感じの人気馬はいますか。

ショウナンバシットも厳しいと思います。シルバーステート×Medaglia d'Oro×デピュティミニスター系で、今回のコースで好走する血統イメージと異なります。母系がアメリカ血統なら、東京2500mで長く脚を使えるとは思えないですし、上がり勝負も向いていませんね。

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―最後に穴っぽいところで、期待できる馬がいればお願いします。

まず、アドマイヤハレーを挙げます。母系がドイツ血統ですが、ディープインパクト×アカテナンゴなので、タフな馬場に向くというより、長く良い脚を使うタイプです。スタートを出ないタイプですが、そこがネックにならない東京2500mの上がり勝負は良いでしょう。あと、マイネルメモリーゴールドシップ×スターオブコジーン×タマモクロスなので距離延長は大幅プラスです。この馬もスタートは良くありませんが、このコースの上がり勝負なら問題ないですね。雨量が多く重い馬場なら特に良いと思います。


取材後記:上位に危険な馬、下位に期待できそうな馬がいて、馬券的な楽しみが広がりますね。


シムーンー元馬乗りの感性が創る芸術予想



育成牧場業務に3年ほど身を投じた異色の経験を活かし、馬の性格や適性、騎手の騎乗技術を的確に分析。鋭い感性とレース映像の徹底検証により、劇的な変わり身が見込める馬を狙い当てるシムーンプロに、アルゼンチン共和国杯についてお聞きしました。

―予想のポイントをお願いします。

レース実施が少ないコースですが、坂を何回も上るため、実施が多い東京2400mと比べると、よりタフな舞台というイメージです。スタミナ豊富な馬を狙いたいですね。

―登録馬を見てセレシオンがいいなと思ったのですが、今のお話を聞いて、新潟記念2着から500mの距離延長はどうでしょうか。

2年前に3000mの菊花賞を使った時は、フルゲートの大外枠という厳しい条件でしたから度外視も可能です。近走の中距離戦では出脚が芳しくなく、おっつけて出鞭を打っても後方からになり、それでも直線は目の覚めるような末脚で上位に来ていますからね。レースぶりからすると、距離延長で走りやすくなりそうですので、プラスと判断します。

―不安が払拭されました。能力的な部分はいかがでしょうか。
 
先週のドウデュースなんかもそうですが、5歳秋に充実期を迎えた上級のハーツクライ産駒という感じがします。今の勢いなら、ここでも勝ち負けになる存在だと思いますよ。

―非常に楽しみですね。馬券的にはどう扱う予定でしょうか。

軸の予定ですね。3勝クラス時に不良馬場を追い込んでハナ差2着の実績もあるので、馬場悪化しても問題なさそうなのもいいですね。


―馬場不問となれば、さらに期待が高まります。ほか人気サイドの馬をお聞きすると、ショウナンバシットは長い不調から、近2走は札幌芝2600mのオープンを連勝と一変しました。東京替わりとG2でも期待できるでしょうか。

前走のタイランドCは好位のインに収まり、4角は間をスムーズに割り、ロスなくすんなりとした運びでの勝利でしたね。先行力と器用さは武器ですが、4走前は東京2400mのリステッドで8頭立て4着です。直線こそちょっとチグハグでしたが、G2でどこまでやれるかなという気はします。ハンデも見込まれた感があり、個人的な評価は高くないです。

―「58キロか」という感じはしました。

前走は洋芝で最終日の稍重馬場と、タフなコンディションではあったので、道悪なら台頭の余地はあるのかもしれません。

―馬場は要チェックですね。サヴォーナもどう扱うべきかという……着外続きですが、毎回それなりにまとめるので、大きく人気落ちすることもないかと思いますが。

仰るとおりそこそこ上位人気でしょうし、私は池添騎手を評価していないので……馬は強いので無視はできませんが、馬券的には「抑えてもいいかな」程度の扱いです。

―池添騎手はどのあたりで、評価できませんか。

池添騎手を評価していない理由は、馬を御せていないレースも多く、見ていて「追えないなぁ~」と感じることも多いからです。騎乗だけではなく人間的にも褒められたものではないと、あの事件のことからも思ってしまうのですが、私も人間的には褒められたものではないので、あまり人のことは言えないかも(笑)。


―私も同様かもしれません(笑)。サヴォーナに話を戻しますと、昨年はレコードの神戸新聞杯2着、今年はタフな馬場の日経新春杯2着ですが、どのような印象をお持ちですか。

前走のオールカマーは、スローの決め手勝負で差を詰め切れず、2走前の函館記念は大外ぶん回しでロスが大きいながらも4着ですし、どちらかというと、キレと言うより長く脚を使うタイプで、上がりがかかったほうが良い印象です。

―ありがとうございます。ショウナンバシットサヴォーナは、もうひとつといった感じですね。ほかに人気を問わず、低評価な馬はいるでしょうか。

何回か本命にしたことの馬ですが、ラーグルフの距離延長はあまり良いほうに出る気はしないですね。道中行きたがる時があり、その点が不安です。2500mで本来の末脚を使えるかの疑問もあります。

―距離延長がマイナスですね。穴っぽいところで、期待できる馬がいればお願いします。

ハヤヤッコを挙げます。前走のタイランドCは、全般として外々を回っていてロスがありましたし、前半は好位後ろにいたものの、2周目3角では後方に下がって、4角ではまた盛り返してくるという、全体的にチグハグなレース振りでした。しぶとい末脚があるので、この舞台は合うと思いますし、トップハンデ、8歳秋と高齢であることに実力以上に嫌われる要素があるので、妙味は感じます。ただ、重馬場で重賞を勝っているので、道悪になると売れてきてしまうかもしれませんよね。そのあたりはオッズの動きを見ながら最終結論を決める予定です。

―良馬場で妙味をとるのが理想ですかね。最後に挙がった馬以外に、注目馬がいましたらお願いします。

ミクソロジーの前走オールカマーは1年7か月ぶりで、内前有利馬場の中で大外枠でした。厳しい条件でしたが、後方から直線は狭い所から差を詰め、1秒も負けていないわけですから、力落ちはまったく感じません。叩いて距離が延びれば一変は十分ありそうでしたよ。狙い目ありです。



取材後記:セレシオンがいいなあ、と思っていたので高評価がうれしいです。人気薄で挙がった馬にも注目ですね。


以上、プロ予想家2名のアルゼンチン共和国杯の見解と注目馬を紹介しました。お二方とも上位候補で挙がったのはセレシオン。人気サイドでは、揃ってショウナンバシットがやや危険という感じですかね。それでは、また来週お会いしましょう。


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