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岡村信将プロの競馬予想｜ＣＢＣ賞 G3 - 2019年6月30日中京11R｜競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ |
性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | 9 | レッドアンシェル | 3.4 | 牡5 | 56.0 | 福永祐一 | ||
| 2 | 4 | 4 | アレスバローズ | 11.6 | 牡7 | 57.5 | 川田将雅 | ||
| 3 | 3 | 3 | セイウンコウセイ | 5.6 | 牡6 | 58.0 | 幸英明 | ||
| 4 | 6 | 8 | キョウワゼノビア | 22.6 | 牝6 | 52.0 | 中井裕二 | ||
| 5 | 5 | 7 | ビップライブリー | 8.5 | 牡6 | 56.0 | 和田竜二 | ||
| 6 | 1 | 1 | グランドボヌール | 10.9 | 牡5 | 54.0 | 城戸義政 | ||
| 7 | 5 | 6 | コパノディール | 47.8 | 牝6 | 49.0 | 松若風馬 | ||
| 8 | 8 | 13 | ◎ | アウィルアウェイ | 5.7 | 牝3 | 51.0 | 浜中俊 | |
| 9 | 4 | 5 | ラインスピリット | 59.4 | 牡8 | 56.0 | 森一馬 | ||
| 10 | 7 | 10 | ラベンダーヴァレイ | 27.7 | 牝6 | 51.0 | 岩田望来 | ||
| 11 | 7 | 11 | メイショウケイメイ | 32.1 | 牝3 | 50.0 | 秋山真一 | ||
| 12 | 2 | 2 | ショウナンアンセム | 6.5 | 牡6 | 56.0 | 藤岡康太 | ||
| 13 | 8 | 12 | タマモブリリアン | 87.7 | 牝6 | 53.0 | 西村淳也 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 通常 | 13 | 10,000円 |
| 合計 | 1通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
岡村信将のコメント
ラップギアコース適性値【瞬２平５消３】に近い比率の馬が有利
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01グランドボ【瞬２平２消２】 ８９
02ショウナン【瞬８平６消１】 ９２
03セイウンコ【瞬２平７消５】１０６
04アレスバロ【瞬４平５消２】１０３
05ラインスピ【瞬４平７消３】 ９３
06コパノディ【瞬１平１消１】 ９１
07ビップライ【瞬３平７消３】 ９６
08キョウワゼ【瞬３平３消１】 ９４
09レッドアン【瞬３平１消２】１０４
10ラベンダー【瞬４平２消２】 ９６
11メイショウ【瞬０平３消０】 ９９
12タマモブリ【瞬０平５消５】 ８８
13アウィルア【瞬２平１消０】１０４
夏競馬の醍醐味といえば、馬券的には3歳馬と古馬との対決。とくに3歳馬の古馬重賞成績は、そのまま世代のレベルに直結するので(詳しくは年末の有馬記念予想に記します)、早くから注目しておきたい情報です。今回はCBC賞を絡め、3歳馬に関するデータを2つほど提示してみましょう。
(1) まず夏季重賞における3歳馬、これがかなり面白いデータとなっておりまして、
3歳牡馬 144戦【5-11-11-117】 勝率4% 単勝回収率34%
3歳牝馬 117戦【15-8-10-84】 勝率13% 単勝回収率152%
※2001年以降、6月～8月末の平地古馬重賞
2018年にブラストワンピースが新潟記念(G3)を快勝しているのですが、それは9月になってからの話。夏季重賞の勝ち馬は2011年リアルインパクト、さらには2006年アドマイヤムーンまで遡らなければならず、ハッキリ言ってしまうと3歳牡馬は“買ってはいけない”存在となっています。それに対して3歳牝馬は“目をつぶって全部買い”で済ませられるほどの好成績。1000mから2000mまで全方位に隙なし、夏季重賞で3歳牝馬を嫌う要素は何もないのです。
(2) ところがところが、夏季重賞でもこのCBC賞に限ってはコースが改修された2012年以降、3歳馬が11戦【0-0-0-11】とサッパリ。牝馬に限っても2014年ベルカントの1番人気5着が最高で、5戦【0-0-0-5】。単に11戦【0-0-0-11】というだけではなく、着順が人気を上回った馬さえ1頭たりとも存在しないのです(8番人気7着など)。
■3歳馬のＣＢＣ賞成績
2012年６人気８着シゲルスダチ
2012年13人気13着ファインチョイス
2013年７人気７着ザラストロ
2014年１人気５着ベルカント
2014年５人気16着リアルヴィーナス
2015年８人気８着ジャストドゥイング
2015年11人気14着レオパルディナ
2017年10人気12着メイソンジュニア
2017年６人気14着タイムトリップ
2017年７人気17着アリンナ
2018年３人気４着アサクサゲンキ
今週のCBC賞、(1) と(2) のまったく相反するデータを踏まえて、最終的にどう判断するべきか。そこで問われるのが予想のセンスというモノでしょう。上位人気の3歳牝馬アウィルアウェイが買いか消しか、それこそ真逆の判定になってしまうのですから。
余談になりますが、2011年6月に54kgを背負って重賞どころか安田記念(G1)を勝ってしまった3歳リアルインパクト。新馬勝ち以降負け続けてからの人気薄勝利だっただけに、当時は｢どういうこと!?｣ぐらいの感想しかなかったのですが、こういった3歳牡馬のデータを踏まえて考えると、今さらながらとんでもない偉業だったのだと考えさせられますね。
-----
ということで、アウィルアウェイの取捨が最大の懸案事項となるＣＢＣ賞。取捨を問われるなら、断然「取」だと判断する。
理由1) ＣＢＣ賞3歳馬不調のデータ・サンプルが５では少なすぎること。
こんなのって、例えば今回アウィルアウェイかメイショウケイメイが勝てば（３歳牝馬は２頭出走）７戦１勝で勝率１４％、つまりは先に示したデータの「３歳牝馬勝率１３％」を超えてきちゃいますぜ。
理由2) 過去に出走した３歳牝馬はＣＢＣ賞向きの適性を持っていなかった。
元々能力的に勝負になる可能性があったのは２０１４年１番人気ベルカントと同年５番人気リアルヴィーナスの２頭ぐらいのもの。その２頭にしても、ラップギア的にはガチガチの消耗馬で「１２００メートルらしくない１２００メートル重賞」のＣＢＣ賞に向く適性の馬ではなかった。
つまりは今回初めて出走する「勝負になる可能性のある」、「ＣＢＣ賞向きの３歳牝馬」がアウィルアウェイだと考えられる。単勝派にとっての「取」は、すなわち本命だということ。
中京コースがリニューアルされてからは『通常の１２００ｍには似つかわしくない馬』を狙うレースになったと考えるＣＢＣ賞。通常の１２００ｍではスピード負けして中団追走なだれ込みで終わってしまうぐらいの馬がちょうど良い換算になる。
３ヵ月前のＧ１・高松宮記念と同コースなのだか、そこより格段にメンバーが落ちることもあって、より一層『スプリント色の薄い』スプリント重賞。通常、１２００ｍコースのラップギア・コース適性値は【瞬０平２消８】のような消耗方面に偏る傾向にある。しかしこの中京芝１２００ｍは（おそらく４１３ｍの直線が作用して）【瞬２平５消３】。ラップギア的からも、他の１２００ｍとはまったく違うコースなので。
-----
アウィルアウェイは圧巻の新馬戦映像から注目していた馬で、特に２戦目ダリア賞のレース後には「あー、これは来年のフィリーズレビュー（Ｇ２）はタダ貰いですな」と思ったほどの馬。結局年末年始に頓挫続きでフィリーズレビュー（Ｇ２）はぶっつけ本番、全然仕上がっていない状態での出走となってしまった（１番人気７着）。
その後の桜花賞（Ｇ１）は適性的にまったく向かないレースであり、ここは当然の大敗。前走の葵Ｓ（ＯＰ）こそはと大きく狙ってみたのだが、内から良い脚色で伸び始めたところで最内の逃げ馬ケイアイサクソニーが大きく外にヨレて（パトロール映像で見ると、騎手が振り返っているのでよく分かる）、進路を失くして大きく減速。そこから外に立て直して追うも、残り５０メートルほどではどうにもならずという競馬だった。このレースの３着という着順が理由で人気が上がり切らないのなら、これほどオイシイ話もないだろう。
----------
※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。
番馬名 【ラップギア】瞬発指数
01グランドボ【瞬２平２消２】 ８９
02ショウナン【瞬８平６消１】 ９２
03セイウンコ【瞬２平７消５】１０６
04アレスバロ【瞬４平５消２】１０３
05ラインスピ【瞬４平７消３】 ９３
06コパノディ【瞬１平１消１】 ９１
07ビップライ【瞬３平７消３】 ９６
08キョウワゼ【瞬３平３消１】 ９４
09レッドアン【瞬３平１消２】１０４
10ラベンダー【瞬４平２消２】 ９６
11メイショウ【瞬０平３消０】 ９９
12タマモブリ【瞬０平５消５】 ８８
13アウィルア【瞬２平１消０】１０４
夏競馬の醍醐味といえば、馬券的には3歳馬と古馬との対決。とくに3歳馬の古馬重賞成績は、そのまま世代のレベルに直結するので(詳しくは年末の有馬記念予想に記します)、早くから注目しておきたい情報です。今回はCBC賞を絡め、3歳馬に関するデータを2つほど提示してみましょう。
(1) まず夏季重賞における3歳馬、これがかなり面白いデータとなっておりまして、
3歳牡馬 144戦【5-11-11-117】 勝率4% 単勝回収率34%
3歳牝馬 117戦【15-8-10-84】 勝率13% 単勝回収率152%
※2001年以降、6月～8月末の平地古馬重賞
2018年にブラストワンピースが新潟記念(G3)を快勝しているのですが、それは9月になってからの話。夏季重賞の勝ち馬は2011年リアルインパクト、さらには2006年アドマイヤムーンまで遡らなければならず、ハッキリ言ってしまうと3歳牡馬は“買ってはいけない”存在となっています。それに対して3歳牝馬は“目をつぶって全部買い”で済ませられるほどの好成績。1000mから2000mまで全方位に隙なし、夏季重賞で3歳牝馬を嫌う要素は何もないのです。
(2) ところがところが、夏季重賞でもこのCBC賞に限ってはコースが改修された2012年以降、3歳馬が11戦【0-0-0-11】とサッパリ。牝馬に限っても2014年ベルカントの1番人気5着が最高で、5戦【0-0-0-5】。単に11戦【0-0-0-11】というだけではなく、着順が人気を上回った馬さえ1頭たりとも存在しないのです(8番人気7着など)。
■3歳馬のＣＢＣ賞成績
2012年６人気８着シゲルスダチ
2012年13人気13着ファインチョイス
2013年７人気７着ザラストロ
2014年１人気５着ベルカント
2014年５人気16着リアルヴィーナス
2015年８人気８着ジャストドゥイング
2015年11人気14着レオパルディナ
2017年10人気12着メイソンジュニア
2017年６人気14着タイムトリップ
2017年７人気17着アリンナ
2018年３人気４着アサクサゲンキ
今週のCBC賞、(1) と(2) のまったく相反するデータを踏まえて、最終的にどう判断するべきか。そこで問われるのが予想のセンスというモノでしょう。上位人気の3歳牝馬アウィルアウェイが買いか消しか、それこそ真逆の判定になってしまうのですから。
余談になりますが、2011年6月に54kgを背負って重賞どころか安田記念(G1)を勝ってしまった3歳リアルインパクト。新馬勝ち以降負け続けてからの人気薄勝利だっただけに、当時は｢どういうこと!?｣ぐらいの感想しかなかったのですが、こういった3歳牡馬のデータを踏まえて考えると、今さらながらとんでもない偉業だったのだと考えさせられますね。
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ということで、アウィルアウェイの取捨が最大の懸案事項となるＣＢＣ賞。取捨を問われるなら、断然「取」だと判断する。
理由1) ＣＢＣ賞3歳馬不調のデータ・サンプルが５では少なすぎること。
こんなのって、例えば今回アウィルアウェイかメイショウケイメイが勝てば（３歳牝馬は２頭出走）７戦１勝で勝率１４％、つまりは先に示したデータの「３歳牝馬勝率１３％」を超えてきちゃいますぜ。
理由2) 過去に出走した３歳牝馬はＣＢＣ賞向きの適性を持っていなかった。
元々能力的に勝負になる可能性があったのは２０１４年１番人気ベルカントと同年５番人気リアルヴィーナスの２頭ぐらいのもの。その２頭にしても、ラップギア的にはガチガチの消耗馬で「１２００メートルらしくない１２００メートル重賞」のＣＢＣ賞に向く適性の馬ではなかった。
つまりは今回初めて出走する「勝負になる可能性のある」、「ＣＢＣ賞向きの３歳牝馬」がアウィルアウェイだと考えられる。単勝派にとっての「取」は、すなわち本命だということ。
中京コースがリニューアルされてからは『通常の１２００ｍには似つかわしくない馬』を狙うレースになったと考えるＣＢＣ賞。通常の１２００ｍではスピード負けして中団追走なだれ込みで終わってしまうぐらいの馬がちょうど良い換算になる。
３ヵ月前のＧ１・高松宮記念と同コースなのだか、そこより格段にメンバーが落ちることもあって、より一層『スプリント色の薄い』スプリント重賞。通常、１２００ｍコースのラップギア・コース適性値は【瞬０平２消８】のような消耗方面に偏る傾向にある。しかしこの中京芝１２００ｍは（おそらく４１３ｍの直線が作用して）【瞬２平５消３】。ラップギア的からも、他の１２００ｍとはまったく違うコースなので。
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アウィルアウェイは圧巻の新馬戦映像から注目していた馬で、特に２戦目ダリア賞のレース後には「あー、これは来年のフィリーズレビュー（Ｇ２）はタダ貰いですな」と思ったほどの馬。結局年末年始に頓挫続きでフィリーズレビュー（Ｇ２）はぶっつけ本番、全然仕上がっていない状態での出走となってしまった（１番人気７着）。
その後の桜花賞（Ｇ１）は適性的にまったく向かないレースであり、ここは当然の大敗。前走の葵Ｓ（ＯＰ）こそはと大きく狙ってみたのだが、内から良い脚色で伸び始めたところで最内の逃げ馬ケイアイサクソニーが大きく外にヨレて（パトロール映像で見ると、騎手が振り返っているのでよく分かる）、進路を失くして大きく減速。そこから外に立て直して追うも、残り５０メートルほどではどうにもならずという競馬だった。このレースの３着という着順が理由で人気が上がり切らないのなら、これほどオイシイ話もないだろう。
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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。
※ 瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。
払戻金
| 単勝 | 9 | 340円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 9 | 150円 | 1番人気 |
| 4 | 300円 | 6番人気 | |
| 3 | 200円 | 3番人気 | |
| 枠連 | 4 - 6 | 1,380円 | 5番人気 |
| 馬連 | 4 - 9 | 1,800円 | 6番人気 |
| ワイド | 4 - 9 | 680円 | 6番人気 |
|---|---|---|---|
| 3 - 9 | 490円 | 2番人気 | |
| 3 - 4 | 1,110円 | 13番人気 | |
| 馬単 | 9 - 4 | 2,960円 | 7番人気 |
| ３連複 | 3 - 4 - 9 | 3,350円 | 7番人気 |
| ３連単 | 9 - 4 - 3 | 16,300円 | 31番人気 |
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