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【高松宮記念2024】逃げ馬の作る展開から勝ち馬を見極める 香港の快速馬ビクターザウィナー参戦! 春のスプリント王はどの馬に?
提供元:ウマニティ 3月23日() 17:00
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高松宮記念は中京芝1200mで施行されるG1。

春秋スプリントG1のひとつだが、過去10年をみると7度も道悪での開催となっており、予報では今年も土日の天候が崩れそうだ。秋の野芝で開催され、高速決着の多いスプリンターズSとは趣が異なる点に注意したい。

海外から2018年以来6年ぶりの参戦となる、外国馬ビクターザウィナーは、前走香港のスプリントG1で逃げ切りを決めており、当記事の趣旨的にはテイエムスパーダモズメイメイなど、日本の逃げ馬との兼ね合いにも注目したい。過去10年のデータをみながら勝ち馬を見極めていく。

逃げた馬の成績は[1-0-0-9]。2020年9番人気1着モズスーパーフレア以外は、馬券外に沈んでいる。モズスーパーフレアは16番枠を物ともせず、抜けたテンの走力で早々とハナに立ち、道中をマイペースで運んだ。ゴール前は4頭が並ぶ大接戦のなか、入線順は2位だったが、クリノガウディーが斜行のため降着となり、繰り上がりでの1着。

各年の前半3ハロンを見ると、32秒7~35秒6と幅があり、決着時計も1分6秒7~1分12秒2と、馬場状態によってまったく別物のレースになってしまう。また、スプリント戦にもかかわらず、明確に前有利の傾向を見てとれない点にも注意が必要だ。

▼脚質別成績
逃げ 10.0% 10.0% 10.0%
先行 11.1% 19.4% 27.8%
中団  4.7%  11.8% 20.0%
後方  2.0%  4.1%  4.1%
※数字は左から勝率・連対率・複勝率

初めのコーナーを2桁位置で通過した馬も、計10頭馬券内に好走している。一方、上がり3ハロン最速馬は複勝率25.0%と低調な数字。これといった傾向を掴みづらい。

中京芝1200mのスタートは、向こう正面の半ば。100mほど緩やかな坂を上ると、直線まで続く長い下りに入るため、息を入れづらい。その間には角度のきつい3、4コーナーが含まれ、馬群の外々を回ると大きな負荷がかかる。最後の直線は412mと長く、下りきったあと、坂を駆け上がるレイアウト。

逃げ馬に注目すると、冒頭で触れたビクターザウィナーモズメイメイテイエムスパーダに、マイルから短縮するウインカーネリアンがいる。日本馬3頭の中で最も行きたいのはテイエムスパーダだろう。

ただ、テイエムスパーダは特段テンが速いタイプではなく、特に近走はスタート後に押して押して、という感じ。昨年のスプリンターズSでは、1枠2番の絶好枠を引いたが、7枠13番のジャスパークローネに簡単にハナを切られている。結果的にスプリントG1としては流れが落ち着き、前々での決着となった。

そのジャスパークローネビクターザウィナーは、昨年の香港スプリントを走っており、前者ハナ、後者番手の関係。とはいえ、スタート直後はビクターザウィナーが完全に抜け出し、ジャスパークローネが押しながら強引にハナを奪っている。そう考えると、ビクターザウィナーテイエムスパーダなら前者のほうが速いはずだ。となれば、昨年のスプリンターズSのように隊列が早めに決まり、前に楽な流れになりそうだ。

ビクターザウィナー。ハナを切られると、日本馬は苦戦を強いられるかもしれない。前走はレベルの高い香港のスプリントG1を逃げ切っており、昨年の香港スプリントでは日本馬に先着している。逆に、日本馬による香港スプリント好走は、2021年2着のレシステンシア以降出ていない。パンパンの良馬場よりも、時計がかかったほうがいいだろうし、天候も味方しそう。馬券は◎の単複。ルガルとの馬連・ワイド。

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