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日本との競走馬や騎手の交流も多く、最も身近な海外競馬である香港競馬は、判りやすく体系立てられており、また主催者から提供される情報・データも多いことから、海外競馬ビギナーにとっても、もっともとっつきやすい海外の競馬といえます。
そのためにはまず、香港競馬の仕組みを理解することが必要。日本と似た部分、異なる部分を把握してみましょう。
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香港競馬の開催は現在、毎年9月前半頃から翌年の7月頭頃までを1シーズンとします。表記としては2015年9月からスタートするシーズンを15/16シーズンとします。香港では英国統治の名残で動物愛護の観点から、蒸し暑い夏場に馬に負担をかけさせたくない、ということで7~8月に開催をお休みしています。
シーズン中は、毎週水曜日と土曜または日曜の週2開催が基本となっています。主に水曜日がハッピーバレー、週末がシャティンでの開催となっていますが、稀に水曜日でもシャティン、週末でもハッピーバレーでの開催となることもあります。ハッピーバレー開催では主にナイター、シャティン開催では昼開催であることが多いです。
15/16シーズン
2015年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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2016年 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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香港競馬では、外国のレースを独自オッズで発売するサイマルキャスト発売があります。これまでは英国ダービーや凱旋門賞などの主要レースの他、香港馬が出走するレースが対象でしたが、最近では日本ダービーや天皇賞なども対象になっています。サイマルキャスト発売は開催日以外にも行われますが、競馬開催地域との時差により、前日発売の場合もあります。また、サイマルキャスト発売は香港で開催されるレースとは別にOverseas Raceとして組まれ、香港独自のレース番号が振り当てられ、2カ国以上のレースを同日に発売することもあります。
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香港競馬はレーティングによる6つの班と新馬の7クラスで編成されます。
新馬(香港生え抜きの北半球3歳馬、南半球2歳馬)
クラス5(レーティング0~40)
クラス4(同40~60)
クラス3(同60~85)
クラス2(同70~105)
クラス1(同90~)
分級賽(重賞)
レーティングは好走(主に連対)すれば加算され、負けが続くと減少します。つまり、近況の成績がレーティングの参考となります。そのため、重賞を勝った馬でも、下級に落ちている、ということも珍しくありません。
新馬戦は例年シーズン後半の3月ごろから始まるもので、香港生え抜きの北半球産の3歳馬と南半球産の2歳馬が対象となります。日本の新馬戦のように1回しか走れないのではなく、これらの年齢の馬が「新馬」というカテゴリになります。他国で出走歴のある馬が移籍してきた場合は、年齢を満たしても新馬にはならず、レーティングに基づいたクラスで出走します。
レーティングTOP5(2016年4月16日現在)
順位 | 馬名 | レーティング |
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1位 | エイブルフレンド | 138 |
2位 | ゴールドフィン | 128 |
3位 | エアロヴェロシティ | 126 |
4位 | ブレイジングスピード | 125 |
5位 | ジャイアントトレジャー | 125 |
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香港ではG2以上の重賞競走や一部の条件戦を除いて、ほとんどがハンデキャップ戦で行われます。ハンデキャップは出走馬のうち、最もレーティングが高い馬が自動的に133ポンド(≒60.3kg)となり、レーティングが1下がるごとに、ハンデも1ポンド(≒0.45kg)ずつ軽くなります。つまり、レーティング80の馬と、レーティング60の馬が同じレースに出走した場合、20ポンド(≒9kg)のハンデ差が生じることになります。
さらに、地元騎手や見習い騎手には斤量の恩恵があり、この差がさらに広がることもあります。
通常、レースを勝つと、5~7ポイントのレーティングが加算されます。レーティング54の馬が勝って5ポイント加算の場合は59で次走もクラス4にハンデ増で出走することになりますが、7ポイント加算の場合は61となり、軽ハンデでクラス3に出走することができます。これを覚えておくと、馬券作戦にかなり有効になります。逆にレーティングが下がる場合は、1ないし2ずつで、入着した場合は、その数値がキープされることが多いです。
香港の騎手は概ねローカル騎手12名、外国人騎手12名がレギュラー(短期免許を含む)で騎乗しています。大レースの際や、騎乗停止やケガなどで騎手が足りない際には、スポットで海外から1日のみ騎乗する場合もあります。
年間契約など長期騎乗ライセンスの騎手は、その期間内に規定の勝利数を挙げられなかったり、制裁が多かったりしますと、ライセンスの延長が認められません。これは地元ローカル騎手でも例外ではなく、13/14シーズンの見習いチャンピオンのディッキー・ロイも、15/16シーズンのライセンスが許可されませんでした。
香港の見習い騎手は全て、アカデミーを修了後に主にオセアニアへと渡り、厩舎に所属しながら自力で現地の見習いライセンスを取得し、一定の成績を残すことでようやっと香港での騎乗許可が与えられます。つまり、アカデミーを修了できても、騎手になれる保障はありません。
厳しいのは調教師も同様で、1シーズン内に13勝以上できない場合はライセンス返上勧告が出され、続くシーズンでもこれをクリアできなかった場合は厩舎が強制解散となります。
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その前に、香港の馬の年齢について整理します。日本の場合は、毎年1月1日に全ての馬の年齢が1つあがりますが、香港の場合は北半球産馬は1月1日、南半球産馬は8月1日に年齢が増えます。つまり産まれた地域に準じるというものです。
そのため、香港ではいわゆるクラシックは3歳ではなく、南北両半球産の4歳馬だけを対象にした香港クラシックマイル(芝1600m)、香港クラシックカップ(芝1800m)、香港ダービー(芝2000m)の3つのGIが、毎年1月から3月の間に催され、これが4歳三冠路線となっています。
15/16シーズンのクラッシックに出走できる馬は
北半球生まれ・・・2012年1月1日から2012年12月31日の間に生まれた馬(主に2012年1月~5月)
南半球生まれ・・・2011年8月1日から2012年7月31日の間に生まれた馬(主に2011年8月~12月)
香港では現在競走馬の馬産を行っておりません。主に2つの方法で競走馬は導入されます。
まず、新馬の購買です。香港で3月に行われるセリ市の他、他国で購入されてきた新馬が香港でデビューします。もうひとつは既に現役で競走生活を送っている馬を香港に移籍させるというものです。UAEダービー馬のラインズオブバトル(移籍後にヘレンスーパースターに改名)をはじめ、大きな実績を残している馬の移籍も少なくありません。特に4歳のクラシックに向けては、欧米やオセアニアで重賞実績のある馬が多く移籍してきます。
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トリプルクラウンシリーズと香港スピードシリーズという2大三冠シリーズが全世代向けにあります。ともにG1を3レースを戦い抜く3歳以上の古馬によるシリーズで、トリプルクラウンはスチュワーズカップ(1600m)→香港ゴールドカップ(2000m)→チャンピオンズ&チャターカップ(2400m)と距離が変わっていくのに対し、香港スピードシリーズは文字通りスプリントに特化したもので距離もセンテナリースプリントカップ(1200m)→クイーンズシルバージュビリーカップ(1400m)→チェアマンズスプリントプライズ(1200m)となっています。また、一部のレースを除いて、古馬のG1レースは全て国際競走となりました。
シーズン中はまず前半は香港国際競走を、年が明けた後半はそれぞれの適正に合わせて各シリーズや、クイーンエリザベス2世カップ、チャンピオンズマイルを目標に、各陣営は闘っていきます。
更に、近年は海外での活躍が多いのも特徴で、一昨年のドバイでは香港調教馬がG1を2勝、アメリカでもG1を1勝しました。日本でもエアロヴェロシティやウルトラファンタジーなどは記憶に新しいところです。
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毎年12月第2週に開催される香港国際競走には過去に数多くの日本馬が出走しています。香港国際競走は、1日に4つのG1レースが施行される香港競馬最大のイベントで、2015年のモーリス(香港マイル)とエイシンヒカリ(香港カップ)のダブル優勝など多くの日本馬が活躍しています。
<香港国際競走と優勝した日本馬>
競走名 | クラス | コース | 総賞金額 | 優勝した主な日本馬 |
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香港ヴァーズ | G1 | 芝2400m | 1500万香港ドル | ステイゴールド(2001) |
香港スプリント | G1 | 芝1200m | 1500万香港ドル | ロードカナロア(2012、2013) |
香港マイル | G1 | 芝1600m | 2200万香港ドル | モーリス(2015)、ハットトリック(2005) |
香港カップ | G1 | 芝2000m | 2200万香港ドル | エイシンヒカリ(2015)、アグネスデジタル(2001) |
また、クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m)やチャンピオンズマイル(芝1600m)にも多くの日本馬が挑戦しています。クイーンエリザベス2世カップでは、ルーラーシップ(2012)とエイシンプレストン(2002、2003)の2頭が優勝を果たしていますが、チャンピオンズマイルでは日本馬の優勝はまだありません。今年のチャンピオンズマイルに挑戦するモーリスに日本馬初優勝を期待したいところです。
大レースを除いて、ゲート入り直前にファンファーレはありません。また、発売締め切り前の案内などもありません。ゲートが開くまで購入が可能。油断してると、もうスタートしちゃってる、なんてこともあるので気をつけましょう。
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馬券は大きく分けて10種類、細分化すると16種類が売られています。日本で言う所の単勝、複勝、馬連、ワイド、三連複、三連単、そしてこれらの中で複数のレースを対象にしたものがあります。よく耳にする一攫千金タイプはこの複数のレースを対象にしたものです。また枠連、馬単は香港にはありません。
日本よりも控除率が低いことと、英国文化の影響、さらに転がすという文化から、単勝・複勝が主流となっています。
1点最低賭け金10HK$。1券面の合計が100HK$(四重彩は24HK$)以上になる場合、1点1HK$(六環彩と三重彩は2HK$)から購入が可能。
色 | 馬券の種類 | 投票対象 | 単位 | |
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青 | 獨贏 | WIN | 単勝 | $10 |
位置 | PLACE | 複勝 | $10 | |
連贏 | QUINELLA | 馬番連勝複式 | $10 | |
位置Q | QUINELLA PLACE |
ワイド | $10 | |
赤 | 單T | TRIO | 三連複(上位3頭の組み合わせを着順に関係なく当てる) | $10 $1 |
T | DOUBLE TRIO |
指定された2つのレースの通し三連複 | $10 $1 |
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三T | TRIPLE TRIO |
指定された3つのレースの通し三連複 | $10 $2 |
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四連環 | FIRST FOUR |
四連複(上位4頭の組み合わせを着順に関係なく当てる) | $10 $1 |
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橙 | 三重彩 | TIERCE | 三連単(上位3頭を着順通りに当てる) | $10 $1 |
海老茶 | 四重彩 | QUARTET | 四連単(上位4頭を着順通りに当てる) | $10 $1 |
緑 | 寳 | DOUBLE | 連続する2レースを対象にした、通し単勝。次のレースの購入馬が2着になっても配当がつく | $10 |
三寳 | TREBLE | 後半3レースを対象にした、通し単勝 | $10 $1 |
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六環寳 | SIX UP | 後半6レースを対象にした、通し単勝。2着馬も対象になり、全レースの1着馬を的中させるとジャックポット | $10 $2 |
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青 | 過關 | ALL UP | 最初に選択したレースの配当金が自動的に、あらかじめ選択したレースの買い目にころがされる。購入できるのは獨贏、位置、連贏、位置Qの4種類で、全てのレースを異なる賭式での購入もできる | $10 $1 |
深緑 | 騎師王 | JOCKEY CHALLENGE |
1日を通して最もポイントを獲得する騎手を当てる | $10 |
水色 | 組合獨贏 Composit Win |
3揀1 (3 PICK 1) |
勝ち馬が、前日前売りオッズ順で3組に分けられたうち、どの組に属するかを当てる | $10 |
勝出練馬師 | 勝ち馬が、調教師別で3~4組に分けられたうち、どの組に属するかを当てる | |||
勝出地區 | 勝ち馬が、3~4組に分けられた所属国のうち、どの組に属するかを当てる |
新聞は場外発売所で前日発売があるため、レース開催の前々日から街中の新聞スタンドで売ってます。タブロイドタイプのもの、雑誌体裁のもの、様々な種類がありますが、値段は10$~30$です。 また、レーシングプログラムは場内などで1冊15$で販売されておりますが、数も少なくすぐに売切れてしまいます。
非常にありがたいこととしては、予想誌紙の多くやレープロは、勝負服がカラーで掲載されていることです。番号や名前だけでは判別がつきにくい場合に非常に助かります。