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競走馬に携わる“ヒト”に焦点を当てる「トレセンHuman」。第3回は今週末のクイーンCにクロノジェネシス(牝3)を送り込む斉藤崇史調教師(36)=栗東=を取り上げる。調教助手時代に担当した2009年の秋華賞馬・レッドディザイアから学んだことを生かし、再び牝馬の3冠路線に挑む。
今年の競馬界に嵐を巻き起こすであろう注目のトレーナーだ。開業4年目の斉藤崇調教師は、クイーンCで始動するクロノジェネシスでJRA・GI初勝利を狙っている。
「いい馬主さんに巡り合え、いい馬を預けていただいて、いろいろといい経験をさせていただいています。まずはひとつひとつですが、大きいところを獲らないといけない馬だと思っています」
運命の出合いは“帰宅部”だった中学時代。競馬ファンだった友人の影響で興味をもった。「幼いときは生き物が苦手だったんですけどね」。高校時代の夏休みは北海道の牧場へ。大学時代にはアイルランド・カラ競馬場の厩舎で研修を敢行し、この道で生きていくと腹を決めた。卒業後はノーザンファーム早来を経てJRA競馬学校に入学。08年に松永幹厩舎のスタッフに加わると、1年目からレッドディザイアの担当を任された。
09年1月のデビューから2連勝を飾り、3戦目の桜花賞は2歳女王ブエナビスタの2着。初勝利時は喜びでいっぱいだったが、ステップアップする度に重圧とふがいなさが大きくなった。そんなとき、あるセミナーで聞いた言葉に救われた。
「『できる、できないじゃなく、やるか、やらないか』というのを聞いて、その通りだなと。まずはやってみる。最初からできなくても、次はどうやったらできるかを考えられる。最初からやろうとしないと、何もできないですからね」
すぐに実践し、日々の接し方から考えたことを試した。そうするうちにディザイアの“声”が聞こえた。「『焦らなくても大丈夫だよ』と教えてくれました。いい馬は自分で作り上げていく。僕はその足を引っ張らないように必死に食らいつきました」。そうしてがむしゃらに取り組んだ成果は、宿敵ブエナビスタとの直接対決を3度目で初めて制しての秋華賞優勝という形で表れた。
あれから10年。今度は調教師として、再び3歳女王を狙えるクロノジェネシスに出合った。「賢くて何でも自分でできてしまう」新たなパートナーは、デビュー戦から2連勝を飾り、3戦目の阪神JFで2着。レースは違えど、戦績はディザイアと重なる。だが、今は重圧より充実感の方が大きい。
「今回は前哨戦ですからね。春に向けていいスタートを切れれば」
ディザイアで果たせなかった“桜冠”奪取に照準を合わせ、ジェネシスと今やるべきことを積み上げていく。 (川端亮平)
斉藤 崇史(さいとう・たかし) 1982(昭和57)年8月29日、神奈川県出身の36歳。日本獣医畜産大(現日本獣医生命科学大)で馬術部に入り、卒業後はノーザンファーム早来で勤務。競馬学校を経て08年2月に栗東・松永幹夫厩舎で厩務員となり、同7月から調教助手。14年に調教師試験に合格し、16年3月に開業。開業後は7、17、25勝と右肩上がりの成績を収め、18年に全日本2歳優駿をノーヴァレンダを制して交流GI初勝利。今年は2勝でJRA通算51勝。
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