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お盆に行われる交流重賞の第二弾は、佐賀のダ1400mのハンデ戦で行われるサマーチャンピオン。この時期はクラスターカップにサマーチャンピオン、さらに翌週には中央でNST賞(新潟ダ1200m)と、オープン馬が出走できるレースが多数。しかし、秋のJBCスプリントを目指す実績馬は、ハンデを背負わされることを嫌って、クラスターカップに出走することが大半。こちらはメンバーが手薄になりがちです。
重賞ウイナーが出走してくることが少ないこのレースでは、近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別かリステッド競走を勝利している馬が有力。中央のオープン特別、リステッド競走は、地方で行われるG3と同等か、もしくはそれ以上にレベルの高い場合もあり、能力面で見劣りません。実際にそれらの過去10年のこのレースでの成績は【3・1・1・0】と優秀。1着の該当馬は、2010年のセレスハント、2014年のエーシンビートロン、2016年のグレイスフルリープ。2着の該当馬は、2011年のトーホウドルチェ。3着の該当馬は、2015年のレーザーバレットです。
次いで信頼できるのは、近2走以内に1400mのダートグレードで連対している馬。それらの過去10年のこのレースでの成績は、【0・1・1・1】で、唯一の4着以下だったのは、2010年のスーニ(4着)です。しかし、同馬はハンデ59kgを背負っていました。2017年にハンデ55kgのタムロミラクルは2着と好走し、2015年にハンデ56.5kgのレーザーバレットが3着と好走していることから、ハンデ59kg以下なら信頼してもいいでしょう。
さらに前走プロキオンSを逃げ、先行した馬も有力。前走プロキオンSで3コーナー5番手以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・2・1・3】。1着の該当馬は、2012年のテイクアベット、2015年のタガノトネール。2着の該当馬は、2013年のガンジス、2016年のワンダーコロアール。3着の該当馬は、2016年のタガノトネールです。
プロキオンSが阪神で行われていた頃は、プロキオンSの連対馬が、ここでも活躍する図式でしたが、中京で行われるようになってからは、下位着順からの巻き返しが目立ちます。2016年のタガノトネールもプロキオンS11着大敗から、巻き返しての3着でした。これは中京ダ1400mは、芝スタートで直線が長く、超オーバーペースが発生しやすいからでしょう。
一方、前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内でレースを運びながらも4着以下に敗れた2012年のトシキャンディ、2014年のガンジス、2018年のエイシンヴァラーの3頭。しかし、この3頭にはプロキオンSが休養明けという共通項がありました。トシキャンディ、ガンジスは休養明けで1着、3着と好走後、エイシンヴァラーは12着大敗後でした。トシキャンディ、ガンジスはニ走ボケ、エイシンヴァラーは本調子になかったものですが、いずれにせよ、休養明け2戦目で過大評価するのは危険でしょう。
また、穴パターンは、やっぱり地方馬の一発。このレースの過去10年で5番人気で連対したのは、全て地方馬。また、連対した4頭中3頭は、過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績がありました。さらに3着の地方馬も4頭中3頭がそれに該当。唯一、該当しなかった連対馬は2018年のエイシンバランサーですが、同馬は兵庫へ移籍して2戦目の馬でした。
まとめるとこうなります!
●本命候補
・近2走以内に中央のダ1400mのオープン特別、もしくはリステッド競走を勝利している馬。
・近2走以内に1400mのダートグレードで連対実績のある馬。
・前走のプロキオンSで3コーナー5番手以内の馬。
(プロキオンSが休養明けだった馬を除く)
●穴馬候補
・過去1年以内のダートグレードで4着以内の実績がある地方馬。
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