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阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬を探すGI連載で、東京サンスポの板津雄志記者(39)は栗東トレセンで密着取材中。2日目は1戦1勝のタニノミッションに注目した。現在7分の3の抽選対象だが、抽選を突破して勝った馬には、母のウオッカやブエナビスタなどビッグネームが並ぶ。デビュー戦で非凡な瞬発力を披露した逸材が、運を引き寄せて偉大な母に続けるか。
12月は汗をかく季節だっけ? 厩舎前での待ち時間、日焼けしそうなくらいに暑い。極暖素材に包まれた体が悲鳴をあげてきたところで、お目当ての担当者がそろりそろりと現れた。タニノミッションの山田助手だ。
1勝馬で抽選対象とはいえ、ダービー馬ウオッカの子が初めてGIに出走するかもしれない。しかも5番目の子でようやく“大物”と予感させる逸材が出てきた。注目しないわけにはいかない。
「種馬が替わって、今までとは違うタイプじゃないでしょうか。サイズも違うし、レースを見た感じでも瞬発力がすごい。芝でスパッと切れますね。大跳びですが、回転数が一気に上がる」
兄姉は大柄のゴツイ馬体で重苦しさがあったが、父が短距離馬インヴィンシブルスピリットに替わったタニノミッションはひと回りコンパクトな馬つき。素軽さが強調された。
それを裏付けるように、10月の東京新馬戦は鮮やかなV。ウオッカの子で初の新馬勝ちは、ゴーサインが出されると3ハロン33秒4の末脚で後続を一瞬で2馬身引き離した。抜け出して内にもたれたのは「さほど仕上げてなかったから初めて追われてビックリしたのだと思う」。ならば、実戦を経験し、1週前でもしっかり追われた今回はさらに楽しみが増す。
取材の中で驚いたのは、1メートルくらいの距離があっても「心臓の音が聞こえてくる。馬が落ち着いた状態でも聞こえてくる」という話。キャンターでも15-15が普通の馬だと言うし、相当なエンジンを搭載しているのか。山田助手が「不思議な馬。出会ったことがないタイプ」というのもうなずける。
取材の終盤には、そろりそろりと帰宅しようとする中田助手を山田助手が捕獲し、取材に参加させる一幕も。GI7勝のウオッカを担当した中田助手は「きょうだいで一番ウオッカと似ている。特に気の強さが」と明かす。ウオッカは人を蹴ることがあったが、ミッションは他馬を蹴ったりするのだとか。攻撃的で勝ち気なアスリート向きの気性なのだろう。
その母は2006年に9分の8の抽選を突破して2歳女王に輝いた。娘は現在7分の3と厳しい確率だが、くぐり抜けた先には母子制覇という快挙が待っているかも。 (板津雄志)
★母子同一GI制覇は6例
阪神JFが牝馬限定になった1991年以降、抽選を突破して滑り込みで勝った馬は2006年ウオッカ(9分の8)、07年トールポピー(12分の6)、08年ブエナビスタ(17分の6)、11年ジョワドヴィーヴル(15分の6)の4頭。ジョワド以外の3頭が翌年のクラシックを制している。また、1戦1勝のキャリアでJRA・GIを勝てば、前記ジョワドと15年朝日杯FSのリオンディーズに続く3頭目の快挙。母子による同一GI制覇は過去に6例ある。
★阪神JFの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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