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第32回ジャパンC(25日、東京11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝2400メートル、1着本賞金2億5000万円=出走17頭)ノーザンファームの吉田勝己代表(64)は、長引いた審議の後の美酒に当然とばかりに口を開いた。
「オルフェとの3冠馬同士の対決は秋華賞が終わった時点で強く調教師に進言していた。そうじゃないと競馬は盛り上がらないってね」。その思いが強烈な叩き合いとなって実現するわけだが、代表のジェンティルドンナに対する評価はことのほか高かった。「今年の3歳牝馬のレベルは相当なものという思いはあったが、オークスの鮮やかな勝ちっぷりから秋はJCと心に決めていた」。
子息のサンデーレーシング代表の俊介さん(38)も満面に笑みで喜びを爆発させた。1~3着独占の上、クラブとして3年連続優勝なのだから無理もない。「最高のレース。こういう叩き合いを見たかった。胸を張って世界へ、って言わなければいけないのでしょうね。来年の凱旋門賞はオルフェとともに…となれば最高です」。夢が広がる勝利だった。 (水戸正晴)
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