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中央競馬ニュース
第１４回京都ハイジャンプ（１２日、京都８Ｒ、Ｊ・ＧＩＩ、障害４歳上オープン、芝３９３０メートル、１着賞金４０００万円＝出走１２頭）横山義行騎手騎乗の４番人気エムエスワールド（牡９歳、栗東・湯窪幸雄厩舎）が、直線で逃げるテイエムハリアーを捕らえてゴール。重賞初制覇を飾った。タイム４分２１秒６（良）は、１０年（エーシンディーエス）のＶタイムを１秒５更新するコースレコード。
２着は２番人気テイエムハリアー、３着には３番人気マーベラスカイザーが入り、断然の１番人気に推されたバアゼルリバーは見せ場なく７着に敗れた。
スタートが切られると、最初の障害でテイエムハリアーがハナを奪う。エムエスワールドはそこから５馬身ほど離された集団でジッと待機。テイエムハリアーの果敢な逃げでレースが展開された。
そのまま隊列変わらず最後の直線に入ると、逃げるテイエムハリアー、追うエムエスワールドの一騎打ち。エムエスワールドが先頭との差を一完歩ずつ詰めると、半馬身差かわしたところがゴール。３歳春にオープン（白百合Ｓ）勝ちの実績を持つ古豪が“念願の初重賞”をジャンプ競走でつかみ取った。
勝ったエムエスワールドは通算成績４２戦６勝（うち障害８戦３勝）。重賞は初勝利。横山義行騎手、湯窪幸雄調教師ともに同レース初制覇。
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