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ウオッカ輩出のカントリー牧場閉鎖へ

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ウオッカ輩出のカントリー牧場閉鎖へ

 ウオッカをはじめ4頭のダービー馬を輩出したカントリー牧場(北海道新ひだか町)を経営する谷水雄三代表(72)が9日、滋賀県の栗東トレセンで会見し、同牧場の閉鎖を発表した。所有する繁殖牝馬は岡田スタッド(新ひだか町)に売却するが、アイルランドで繁殖入りしたウオッカ(牝8)は、今後も所有すると明言した。

 GI級競走15勝をあげた名門・カントリー牧場の閉鎖を9日、谷水雄三氏が正式に発表した。

 「オーナーブリーダーとして10年先を見据えるには、私も年をとりすぎたかな、と…。ウオッカの引退も引き金となり、いいイメージのまま撤退したいと思うようになりました」

 谷水代表は、牧場を続ける意欲が弱くなってきたことを、閉場の理由にあげた。GI7勝の名牝ウオッカが10年3月に引退した直後から、牧場長と解散について話し合いを進めてきたという。繁殖牧場は岡田スタッド、育成牧場は千代田牧場(ともに新ひだか町)にそれぞれ売却。ウオッカの母タニノシスターを含む繁殖牝馬15頭と1歳馬は、岡田スタッドに譲渡する。

 生産からは撤退するものの、競走馬の所有は継続。また、「一番の思い出」と語ったウオッカは繁殖牝馬だが「売却するようなことがあれば、ファンに怒られます」と話し、引き続き所有する。

 ウオッカは現在、アイルランドのギルタウンスタッドで繁殖生活を送っている。今春も3年連続で09年凱旋門賞馬シーザスターズと交配する方針だ。「第1子(牡2)は秋にも角居厩舎に預けます。いずれの子供も日本で走らせます」と語った。一時代を築いた日高を代表する牧場は解散するが、名門の血は脈々と受け継がれていく。(土井高志)

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